Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港人の上から態度

f:id:bloggenic:20190118125704j:image*本日の記事とは一切関係のないレストラン。
*ただ、看板のインパクトが凄いなぁと…。

 

最近香港人の同僚とランチへ行った際、持ち帰りのオーダーをしたワタクシ達。

 

受け付ける従業員が二人いたので、別々にオーダーをしたのであるが、態度が物凄く悪かった。まぁ、別に広東語が分からないワタクシが悪いのだろうから仕方ないなぁとは思うのだが、

 

店員「辛さのレベルは?(広東語)
ワタクシ「何ですって?(英語)」

 

店員「だから、辛さはどうすんだってきいてんだよ!!(広東語)

ワタクシ「すみません、言っている事が分かりません(英語)」

 

店員「あ“あ”ぁ“~~!!!!怒」

 

 

と、ものすっごい露骨に嫌な声を出し、メニューの辛さの部分をベチベチ叩く。

 

 

・・・なんて酷い扱いをする店員なんだろう

 

と、思いつつ、まぁ、

「平常運転だよね」と受け流している自分がいたのであるが、

 

店を出て同僚と合流するやいなや

 

「すっごい失礼なんだけど!!」

 

と、全く同じフレーズを同時に言ってしまい思わず爆笑。

  

…そ、、そうか、ここで生まれ育った人間にとっても、アレは失礼だったのか。
にしても、同じ店の2名の店員がそろって失礼って…それで商売が成り立つんだから酷い街だよなぁ…などと思うワタクシ。因みにワタクシ達の料理が運ばれてきた時も「ほら、餌だ!もっていけ」位の感じ…。

…ちなみに、ワタクシ、ドリンク代も取られてるのにドリンクがついていなかった…。

同僚が話をつけてくれたが、露骨に面倒くさそうにした上にため息まで…。もちろん謝られるわけもなく「さっさと帰って」位の扱われ方をするのである。

…この街で、金を使うのは…罰金みたいなものだろうか…。

 

 

 

 

翌日、同じ同僚と別の店へ出向くと、そこの店員は北京語しか喋らない大陸人なのであった。しかし、幾分…えぇ、「幾分」接客態度が「マシ」だったのである。

 

ワタクシは、どっちにしても何を言ってるかさっぱり分からないので(まだ広東語の方が推測できる程度)、態度がマシな方が好ましいのであるが、香港人の同僚を見たら、北京語で話しかけられても…

 

 

…広東語で返事してた。

 

 

っていうか、それで会話なりたつんかい・・・

 

 

と、思ったのだが、。

 

 

「だって、何で自分は香港にいるのにワザワザ北京語はなさないといけないの?って思うから嫌だ。」とキッパリ。

 

と、同僚。

 

そんな同僚に

・物凄く態度の悪い失礼な広東語スピーカーの店員

・まあまあフレンドリーな北京語スピーカーの店員

 

と、

 

どちらが良いか聞いて見ると

 

 

「うーん、、、それならやっぱり広東語の人の方がマシかな」という。

 

 

面白い意見だなぁと思ったとき、急に角を曲がってきたタクシーが、ワタクシ達が横断しているところへ思いっきり突っ込んできた。

 

 

えぇ、わざとである。

ドライバーはしっかりワタクシ達を見えているし、脅かしてさっさとどかしてやろうとかそういうことを思っていたに違いない。

 

・・・教習所からやり直せボケ…

 

そうそう、ここは、無駄にこういう上から目線の勝気な人間が多い街。

 

ワタクシが育った国(日本)では、それほど態度の悪い店員なんて交通事故にあうくらいの確立でしかあった覚えがないのだが、もし、思いっきり態度の悪い(っていうか、ののしるレベルの接客)をする日本人と、フレンドリーに英語で話してくる店員…

選べるなら私はきっとフレンドリーな英語の店員を選ぶであろうなぁと思うのであった。。。

 

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香港・マカオを結ぶ港珠澳大橋


そういえばの話であるが、香港からマカオに港珠澳大橋という橋がかかり、バスでマカオへ行けるようになった。

 

ワタクシ、この手の新しいものは全く興味がなく、先日普通にフェリーでマカオへ行ったのであるが、帰りがけ、「絶対に橋の方が良い」と勧められ、バスでマカオから香港へ帰った次第である。

 

港珠澳大橋というこの橋は、全長55kmで、とはいえ、全部橋かというと、なぜか途中、海底にもぐるトンネルもある不思議な連絡道路である。

 

因みにその昔、バスで深センへ行った際は、香港市内からバスで出発し、イミグレで一度バスを降り、再びバスに乗り込むという形になるのだが、永住権を持っていなかった頃のワタクシはパスポートの列に並ばなくてはならず、そして、バスは待ってくれるはずもなく、置いていかれ途方にくれるという惨事に見舞われるのであった(次に来たバスに乗れるのだが、そういうのってなんだか心地が悪く。)

 

しかし、マカオ・香港間のバスは、先にイミグレを通った上でバスに乗り込むので非常にスムーズだった。

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*マカオ側のターミナル
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*ターミナル内奥:バスのチケット売り場 右:荷物検査⇒イミグレ


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*チケットを買わずにイミグレを通り抜けてしまってもチケット売り場がもう一箇所。

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*見渡す限り海。ここで橋が崩れたら結構大変だなぁなどと思ったワタクシ…。

橋の走行時間は大体30分程度で、香港サイドについたら、大抵空港に行く路線のバスが使えるようになっており、そこからバス一本で我が家まで帰れるので、非常に楽であった。

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*香港側のターミナル出入り口 バスの路線は結構多い

 

また、フェリーのチケットは通常200ドル前後するのであるが、橋を渡るバスは65ドル。香港側に着いたバスターミナルから自宅へも大体30ドルくらいなので、断然安かった。

バスもピーク時には5分後とに発車しているのであまり混み合うこともないし、何より、フェリーの場合、相当混み合う上、待ち時間も長いし、蹴られるし、押されるし、カートにひかれるし・・・などなど、色々災難があるのだが、バスに乗った時間が早かったせいか(朝の7時半)バスはガラガラ、橋もワタクシが乗ったバス以外に全く見当たらず・・・

 

・・・こんなんで採算合うんだろうか・・・。

 

 

何しろ相当長い橋であるが、潮風にさらされているので、相当なメンテナンス費用が発生すると思われるのだが、、、チャント維持できるのだろうか…。

 

 

…ある日突然走行中に橋が沈み・・なんてこと…その昔、中国のどこかで新幹線が事故になったとき、生き埋めにしようとしていた事件なんかもあったしなぁ…などと、不安になるのであったが、お、、、おそらく、今のところは大丈夫かと思われる。

 

行き先、目的地によってはバスでのマカオへの往来は安い上に心地も良い場合があるので、今後マカオへ行かれる予定のある方は試してもいいかと思われる。

 

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香港のパチものにご注意

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モバイルチャージャーを探していたワタクシ。

 

仕事中に会社の同僚とフラッと散歩に出かけ、フラリと立ち寄った電気屋さんで、調べていたら

 

「ほぉ、、、日本製が多いんだなぁ~。。。」ともっていたのだが、

 

よくよく見てみると変な日本語のものが多く

 

 箱を開けられる仕組みなっているものは

「開け」

と、命令が書かれていたり、一昔前に比べると、随分日本語が上手くなっているので、明らかではなくなり始めているのである。

 

そんな中、ワタクシが選んだのは、本日一枚目の写真。

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エレコムと箱に書いてあるのだが・・・

 

・・・よくよく見てみると、、、

 

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限界無限大のいかなるシステムない。

 

なんじゃこりゃーーーーーー!!!

。の位置もなんとなくへんだよぉぉぉぉおおおお!!!


・・・と、

軽く狐につままれた思いで、「エレコム Pro X13」と調べてみたところ、、、

出てくるはずもなく・・・

 

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おまけに本体に描かれたロゴに「無制限の…」と言う中途半端な日本語・・。

 

 

・・・こんなロゴ、、、日本人が考えるわけない。。。

 

そしてこの、あわてて裏面を見ると・・・

 

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中国で組み立て

 「デザイン JAPAN」って、なぜJAPANだけ英語?!

 

そして、、、保証書・・・

 

「無制限科技國際有限公司」

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 ・・・エレコムさんじゃねーのかよぉぉぉおおおおお!!!

  

って言うか、電話番号までかかれているんだけど、これって良いんだろうか。

 

考えてみれば香港人が「エレコム」ってカタカナで書かれていて読める人は少ないだろうし、そして、ワザワザ日本のカスタマーサービスへ電話をかけるとも考えにくい…。

コラボ商品なんだろうかとも思うんだけど、、、ネットでヒットしないし、この中途半端な日本語と、ロゴのデザイン…。

・・・21世紀になって、早18年。

まさか、いまだ香港でこんなパチに出くわすことになるとは…
そして、香港人ならいざ知らず、騙され買ってしまう日本人のワタクシって一体…。

 

 

 

どうでもいいのだが、書かれているスペックが本物であることを望む次第である…。

 

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子供時代の勉強

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その昔、

 

小学4年生になったワタクシは塾へ通い始めた。

 

中学受験を行った姉の影響で、それくらいの歳になれば塾に行くのが当たり前だと思っていたのだ。

 

 

ランドセルを置き、バッグをもって、腕時計をして、塾へ通うー

 

それだけで既に、同級生の子達より頭が良くなった錯覚に陥った。

 

 

ところが学校の勉強もろくに行わないワタクシが、塾に通っただけで頭が良くなる訳がない。

 

 

特に嫌いだったのが毎週火曜日の国語の授業で冒頭に行われる漢字テスト。

 

 

間違えた漢字はノートに10回だか20回だか書いて来週までに提出しなければならない。その上、結果は、全員に公表。

 

 

毎週、その瞬間が終わるたびに

 

「次回こそは…!!」

 

と、思いながら、無情にも時は過ぎ、気づけば何の準備もしないまま、火曜日はやってくるのである。

 

前回間違えた分の10回だか20回書く宿題も終わっていなければ、肝心の授業での宿題も手がついていない…

 

…当然、次回の漢字テストに備える時間なんてあるわけがない…

 

 という月曜日の夜、

 

必死に塾を休む言い訳を考えてみるダメな小学生。

 

 …だって、他にもピアノだ水泳だ、スポーツ教室だの何だの…色々習い事があるんだもん、そーだ、仕方ないじゃないか!!

 

などと、開き直ってみたりするのだが・・・

 

…翌日、決まって、塾の講師の方にこっ酷くしかられ恥をかく子供であった。

 

 先日、朝の通勤バスの中で隣り合わせた子供がノートをひざに乗せ、一生懸命勉強をしていたので、偉いなぁと思いチラ見すると、ノートに書かれた日付は数日前になっており、かつ、同じ漢字を何度も何度も書いており…

 

…あぁ、これは勉強じゃなくて宿題だなぁ~・・・

 

 と悟り、

 

世代も国も違うけど、同じような子供がいるんだなぁと、微笑ましく見てしまった次第である。

 

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ストロー廃止の流れ

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最近、レストランなどで、ストローをくれないことが増えた。

 

どうやら、ストローが環境問題になっているとの事で、なるべくストローを使わずに飲み物を飲もう、あるいは、紙ストローを使おうと言う試みらしい。

 

環境問題に関心を持ち、即刻行動に移すのは大変素晴らしいことだと思われる。

 

現に香港の海で取れた魚には、プラスチックの成分が含まれているなんてニュースも報道されていたくらいである。

 

が、

 

先日KFCへ訪れた際、ストローはもらえなかったのだが、あたりを見渡すと、店から支給されているビニールの手袋を使っている人、プラスチックのフォーク、スプーンを使っている人が普通にいて、ストローだけ禁止したところで全く意味がないのではないかと思ったワタクシ。

 

 

 

更に、先日訪れたバーではモヒートを頼んだ際に、やはりストローはついておらず、最初飲んだら、甘みも酒の味もしないただの液体で「もっと濃く作れ…」と思ったら、後半で突然酒の濃度と糖の濃度が増し、甘ったるいテキーラの味がするのであった。

 

普段その手のカクテルは飲まないのだが、ストローを供給しないのであれば、マドラーくらい供給して欲しい次第である。

 

今のところ、リクエストをすれば供給してくれる店がほとんどだと思われるのだが、紙ストローを使っているところも多い。環境には優しいのだろうけれども、紙ストローだと紙の臭いがとても気になるワタクシ…。何かうまい具合に新しい環境に優しいストローが生まれてくれることを願う次第である。

…っていうか、プラスチックの中で、ストローだけが悪者になるのが、良く分からないのだが、ペットボトルだの、使い捨てのフォークやスプーン、KFCで言えばビニールの手袋などはいいのだろうか…。

いまいち基準がよく分からない政策なのであるが、、、環境が改善すれば良いなぁと思うワタクシであった。

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中国に対しての香港人・マカオ人の感情

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ネット上で中国人と日本人が『香港人、マカオ人は中国に返還されて嬉しかったのか否か…』討論をしていた。

そこで発言していた日本人は「そんなわけない」

そこで発言した中国人は「住んだこともない、実際に彼らの声を聞いたことないくせに!実際に自分がそういう質問をしたら、皆凄く愛国心を持った人たちばかりだった!日本人に対してより同胞である中国人に対してのほうが素直に何でも話すに決まってる!!」

 

とのこと。

 

が、

 

…そもそも、自分の目の前に中国出身の個人がいて、その人が中国のことをどう思うかと聞いてきたら、素直に「嫌いです」なんて人いるんだろうか。

  

そこで、ワタクシ、香港に住んでるし、今回はワタクシの身の回りにいる香港人とマカオ人に、中国に対してどう思っているか、また、目の前に中国人がいて、その人に中国を好きかどうか聞かれたらなんと答えるか聞いてみた。

 

すると、口をそろえ、別にその人を友達として好きか嫌いかになるのに対して、出身地を考慮することはないとの事。だから中国出身でも好きな人もいるし、中国出身と言うだけで嫌いになることはないとの事。

 

・・・ただし、

 

自分達の街が中国に組み込まれるのは絶対に嫌とのこと。

 

とはいえ、それをワザワザ面と向かってそれらの事を他人の中国人はおろか、仲良くしている中国人に直接伝えることは絶対にないと言う。

 

「もし仮に中国を愛しているかと聞かれたら??まぁ棒読みで『うん中国を愛してる~』と言うことはあっても心の中で舌打ちしてるね」と友人S。

 

ワタクシもパーティーやイベントで中国から休日で遊びに来て参加したという人達を見てきたが、香港人もよくそれらの人たちを(その人たちがフレンドリーで、出来ればイケメン・ビジンで、マナーの悪いことをしなければ)もてなすので、多分そういう休日で遊びに来た中国人も「香港人の子達は優しく歓迎してくれた」という印象を持ち帰るのだろうと思う。

  

・・・が、

 

政治の話は全くの別物。

 

もしかすると、ネット上で見かけたその中国人の人も、個人的に歓迎されたことを理由に「同胞は中国を愛している」と感じたのかもしれない。

 

 

 

現在、香港では祖父母の世代に香港に移住してきた人、親の世代(自身が子供のとき)に香港に移住してきた人、もともと香港にいる人…などなど、いろんな種類の人がおり、それらでも大分考え方、捉え方は違う様子であるが、それらの人達を包括して香港人と呼ばれたりもしているので、一概にどのような感情を中国に抱いているのか…それを一概に言うのは難しそうな印象である。

 

マカオ人は「マカオの人が気にしているのは個人の暮らしがよくなるかどうか程度で、政治的なことに関して言えば『無関心』っていうのが大多数だと思う。」との事。

 

おまけで、大陸出身の中国人に軽く話を聞いてみたところ

 

「政治的な問題に熱心な人はやはり海外との摩擦について凄く敏感になって反応する人も要るけど、全く関心がなくて自分の暮らし、興味しかフォーカスしていない人が多いと思う」との事。

 

どんな問題が起こっているのか、ニュースの見出しに書かれていることを知っている程度で詳細は知らないと言う人が大半じゃないかと言う。

⇒基本的に自国が悪いことをしてるなんて思わないだろうし、報道の仕方だって徹底されているので、特に問題が有ると思っている人も少ないと思われる。

 

昨年の夏、ボート・パーティーで南京出身の中国人を紹介され、一瞬気まずい空気が(あるいはワタクシにだけ)流れたが、とてもフレンドリーな子で、楽しく時間を過ごさせて頂いたし、その人とは今も連絡を取っており、たまに飲む仲である。

政治的な問題、歴史認識問題を取り除けば問題なく仲良くできる機会を、そういったもののせいで失ってしまうのはもったいないなと思うワタクシ。

 

逆立ちしたところでワタクシには政治的な権限は何もないので、なるべく国際間の問題により、その国の人全員に対する嫌悪感を抱かず、個人的に仲良くしていきたいなぁ・・・などと思う元旦なのであった。

 

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親バカを発揮されても…。

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先日、香港人の友人Tに誘われ、ホームパーティーへ参加したワタクシ。

 

パーティーには老若男女、様々な年齢層の人が参加していたのだが、中年の女性がオズオズとやってきて

 

「あなたが日本人?!」と話しかけてきた。

 

「えぇ、そうですけど」と言うと、広東語でギャーギャー叫びながら、年のころ10歳の小僧を連れてきた。

  

「この子、日本語が話せるの!!」と紹介してきたその少年、照れているのか嫌々だったのか、そっぽ向いて「コンニチハ」と話しかけてきた、、

 

…いや、話しかけさせられていた。

 

母親と思われる中年女性は「ほら、これを聞いて見なさい!!アレを聞いて見なさい!!!」と少年に色々吹き込んでおり、それをワタクシが理解すると

 

「きゃー!!凄いわ!!この子は天才よ!!」

 

と、大人4~5人を巻き込み盛り上がった。

 

そんな一問一答をされても何の面白みもなく、無理やり引き合わされた二人、一体どうしたものかと思っていると

 

「あなたも何か質問してあげて!!」

 

 

…そんなこといわれても…

 

と思ったのだが、英語も堪能そうだったので

  

「日本語と英語はどちらが簡単ですか?」

 

と、聞くと、

 

「・・・カンタン」

 

とだけつぶやくのであったが、周りの大人たちは日本語を全く理解しないので、その全く意味を成さないやり取りにも

 

「おおおーーーー!!!!凄いわ~!!!」

 

と、大興奮。

 

ホトホト疲れ果て、ようやく会話(?)を切り上げられたと思ったら、先程の中年が近寄ってきて

 

「っで???彼の日本語レベルはどれくらいなの??」

 

と聞いてくるのである。

 

 

 

 

しらねーわ

 

 

 

正直、テキストに載ってる文章を言えるようになったレベル(それだって凄いことだけど)で、会話が出来るレベルではない。

 

困ってしまい…

 

「発音とか、チャント何を言っているか完璧に分かるし、凄かった!少なくともワタクシの広東語なんかより全然凄い!」

 

と言うと、大喜びして去っていった…。

 

 

…一体なんだったんだろう…。

 

 

しかし、ワタクシが10歳くらいの頃を思い返して、周りに英語を話せる人がいた記憶はないし、それ以外の言語を話せる人も見た事がない。

 

日本語は微妙と言えば微妙だったけど、英語はしっかり話せる子だったことを考えると、やっぱりこの街の子達は凄いなぁ・・・と思うのであった。

 

きっと見えていないだけで日本の教育にも素晴らしいところはある…と願いつつ(実際外国語が話せることだけが凄いことではないと思うので)、

同い年の日本にいる我が甥っ子が負けないように育ってくれることを祈るのであった。

 

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