香港の授業〜生徒編〜
(画像:The Telegraph)
縁があり、とある香港の大学の授業を見学させて頂いたワタクシ。
今時、黒板を使う先生は古いのか…
今回見学した講義は全てパワーポイント。
また、学生達、ノート取らずにスマホでスライドを撮影。
香港のスマホはデフォルトで、マナーモードにすれば
撮影音は消えるのであるが、
・・・サイレントモードは搭載されているが、
マナーモードなどという概念はない。
結果、シャッターの電子音があっちこっちで鳴り響く。煩。
明らかにスマホでゲームをしている学生も、
そのシャッター音が鳴ると、慌ててスライドを見て、
とりあえず撮影だけして、またゲームに戻る。
学生に話を聞くと
「だって、スライド変わるの速いんだもん」
だの
「ノートに書いても携帯に保存しても変わらないじゃん」
と言いながら、後で全て大学のプリンタで印刷する矛盾。
先生も先生で全く気にしていない様子、
どころか、プリントして配る手間も省けるし、
どうぞ印刷してくれと言う調子らしい。
ワタクシが学生時代もデジカメはあった。
日本語に自信のない某国の留学生は、
黒板を撮影していたが、教授に指摘され、
撮影は禁止されていた。
*フラッシュたくし(無意味)、シャッターオン響かせるし、問題もあった。
また、パワポを使って講義をし、凄い勢いですっ飛ばしていく
教授もいたが、「全部を書き取ろうとするな」
「ポイントだけを抑えていくように。その目的でスライドは速くしている」
などと言い放つ教授もいた。
⇒学期末のアンケートで非難が殺到し、後期から若干ゆっくりになったが。
良くも悪くも効率化が一番の香港人。
ためらいもなく動画で撮影しているツワモノも。
ワタクシが学生時代、電子辞書を使う事に対し、
「紙の辞書で時間をかけて調べるべきだ」という人と
「調べる時間を短縮して覚える時間を確保すべきだ」という人と
意見が分かれていたが、それの2016年バージョンなのだろうか。
手間を全て省くというのは、効率化しているようで、
やはり、何か見落としているものがある気がするワタクシは、
現代版アナログ人間なのかもしれない…。