Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

タクシーでスマホを紛失

先日、タクシーに乗った際、携帯を車内に落としてしまったワタクシ。

 

降りた瞬間気がつき、走り去ろうとするタクシーに向かって
自称ターミネーターのような勢いで走り、
オペラ歌手のような野太い声で呼び止めようと
試みたものの、凄まじい勢いで走り去ってしまったのだ。 

 

さてどうしよう…

 

とっさに誰かに相談しようと携帯を…

 

 

・・・いや、だから、その携帯を落としたのだが…

 

というアホらしいボケと突っ込みをやってみたところで状況は変わらない。

 

香港は携帯を転売できる街である。

 

その辺に携帯が転がっていようものなら、
速攻売られ、二度と携帯が戻ることはない…。

ワタクシが使うのはiPhone X。
まだまだ良い値段で売り飛ばせる代物である。

取り急ぎ、携帯がないならパソコンで連絡を取るしかないと、
パソコンを起動したワタクシ。

 

 …iPhoneを探す…

 

なるサービスがあったことに気がつく。

 

 

早速、紛失モードにし、GPSで場所を見るが、
凄まじい勢いで香港を縦横無尽に駆け回る。
どうやらまだタクシーにあるらしい。

 

いじっていたところ、ディスプレイにワタクシから、
最後のお願いメッセージを表示ができることに気がつき、

 

 

心優しい方へ。携帯を落とし、家族とも連絡が取れず困っています。
拾われましたらこちらのメールアドレスに御連絡ください。


*香港人は家族命の人が多いという理由から家族を絡めて見た浅ましいワタクシ…。

 

と、メッセージを表示させたところ、
しばらくしてメールが来たのである。

 

再びGPSで場所を追跡すると…

 

 

 

ゆ、、、ユンロン

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中心地から果てしなく遠くの村である。
5年前くらいに一度行ったきり、
一度も訪れていない…。

 

コンビニに駆け込みプリペイドのSIMカードを50ドル弱で購入し、
ネットも電話も使える状態にし、古いiPhoneに挿入し、アクティベート。

 

返事と共に電話番号を伝えたのだが…

 

 

そこから全く返事がない。

 

待てど暮らせど連絡はなく、そこから放置されること8時間・・・。

 

1時間に1度くらい連絡をしてみたもののスルー。

 

とはいえ、GPSで調べると移動した形跡はなく、
電源も切られていない。

 

と、

 

やっと返事が来たと思ったら

「ごめん。寝てた。」

「いつとりに来る?」

 

 

との事。

 

 

1時間半くらいかけてバス、電車、トラムを乗り継ぎ
ユンロンまで出向きましたとも。

 

「私に拾われて良かったね」

「次は気をつけて」

 

と、返してくれたのであった。

おずおずとワタクシの(香港の)地元で少しだけ有名なお菓子を差し出し
御礼をするワタクシ…。

 

約12時間ぶりくらいに我が携帯はとても愛おしく…

 

 

…相当携帯依存症になってしまっているのだなぁ…と感じた次第である。

 

香港で落とした携帯はカナリの高確率で絶対に戻らないけれど、、、
もし、落としてしまったら、最後の望みをかけて紛失モードでメッセージを
表示させるのは、、、アリかも知れない…。

 

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