最近コインランドリーが流行ってる?!
家賃が高く、住居スペースの狭い香港。
この街では、大昔に日本で当たり前になった三種の仁義を持たない人も多い。
カラーテレビ
冷蔵庫
洗濯機
…おそらくこの中で一番プライオリティーが置かれるものはテレビかと思われる。
スマホが普及してからというものそのプライオリティーも変わったかと思われるが、
基本的に香港人はテレビが好きである。
冷蔵庫…そもそも部屋が狭くキッチンもやっつけのようなものが多く、外食で済ませる人も多い。
洗濯機…ただでさえ場所がないし、干す場所だって乏しく、クリーニング屋のランドリーサービスを利用する人が多い。
…何を隠そうワタクシも、香港に引っ越してきて、三種の仁義がはじめて全部そろったのは、なんと、香港で暮らし始めて5年目のことである。
特に洗濯機は備え付けられていない物件も多いし、洗濯機置き場が設けられていない部屋に洗濯機を置くのは難しい。
ゆえに久しぶりに洗濯機が手に入ったときは、うれしくて週に2~3度洗濯をしていたワタクシ。
時に、ワタクシの暮らす地域は、香港で言う西日暮里。香港人に言っても「え?」といわれる場末であるが、最近コインランドリーが乱立し始めた。
ランドリーショップは数多くあるので、それを使う人が多かったのだろうが、なぜここに来てコインランドリーが?!
「だって、下着とか服の汚れとか…店員さんに見られるの恥ずかしいし」
・・・ってそれを恥ずかしがれるなら、もっと色々恥らえ!!!
と思ったのでもあるが、
どうやらもっと大きな理由は
・コインランドリーの方が安い
・預けた服がなくなることがない
というもの。
それは少し納得である。
実際ワタクシも大切な服をなくされたり、
ボタンを引きちぎられていたり、
むしろ汚されたり、
そして、それをコンプレインしたら逆上されたり…
…その様なトラブルがたびたびあったので、使いたくなかったのである。
結果、コインランドリーは大反響でいつでも人が集まっているのであるが…
友人からグループチャットで回ってきた写真…
…あさの4時に洗濯物をする諸行とは…いったい如何なるものだろうか…。
AI人工知能に関する考察
数年前、中国の大手IT企業のテンセントがネット上で、
AIとの会話ができるサービスを開始した際、
「中国共産党万歳」と書き込みした人に対し、
AIは、「こんなにも腐敗して無能な政治に万歳するのか」と突っ込む。
そして、「中国の夢とは何か?」という質問については、
「アメリカに移住することだ」と回答した。
サービスは即停止。
しばらくの間、洗脳プログラミングを続け、
何事もなかったかのようにサービス再開した次第である。
後にも先にもその様な発言はしないようにしつけられたのである。
・・・でなきゃ、政府に目をつけられること間違いなし・・・
いや、目をつけられるどころか・・・以下略。
これまでの歴史、データ、様々な情報を詰め込んだ人工知能は、
実に合理的に結論を出せるのだという。
ある実験で、「平均寿命を延ばすには」という質問をした際、
「病院を全て閉鎖せよ」との回答が得られたのだそうだ。
この一見、矛盾しそうなセオリーに、何を言ってるのだかと、
「やっぱり人工知能なんて」という雰囲気が漂ったそうだ。
…ところが、
日本の某過疎地にて、財政難の理由から、
病院が全て閉鎖してしまった村があるのだそうだが、
平均寿命はあがったのだという。
病院がないことから、住民が互いに協力し合い、
健康に対しての意識が急激に上がったのだそうだ。
おそらく何にでも合理的な結論を出せるAI。
さりとてワタクシは、
人には失敗する権利があると思っている。
失敗して、痛い思いをするから成長できるし思い出に残る。
もし、全く失敗なく、過程をすっ飛ばして、
一番合理的な結論にのみ基づいて行動したら・・・
・・・それって、人生滅茶苦茶味気なくないだろうか。
「彼ってばこんなに酷い扱いするの」
なーんて恋愛相談も
「…ワカレナサイ」
の一言で完了。
えぇ、それは正論でしょうとも。
でも、間違ってるって分かってても、全力で進んでみて
傷ついてみることって大事じゃないだろうか。
・・・でなきゃ、悲しいラブソングも、
ドラマも映画も生まれないし、共感もされない。
…ま、いつまで経っても同じ間違いを続けるのは、
それはそれで問題だが…。
結論に達するんじゃなくて、
過程を寄り添う人間力の付加価値こそ、
AIには踏み込めない領域・・・
・・・だとしたら、
その部分が欠落した…どころか、不快にさせる
やたらめったら態度の悪い香港の逆ギレタクシーや、
気分が悪くなる程の店員に遭遇するたび、
…さっさと人工知能が発達してくれればいいのに
と思うワタクシなのであった…汗
イライラを笑顔に変えてみると…
*写真は参考程度に…を象徴する一品
先日、某オーストラリア系のステーキハウスへ行ったワタクシ。
そこの店員は、態度が酷いことで(ワタクシの中でだけ)有名である。
店員を呼んでも気づかないフリをされたり、
飲み物の追加を頼んでも10分くらい出てこなかったり、
食べ物を乱雑に置かれたり…
…手っ取り早い話が、、、
・・・不愉快である。
とはいえ、先日のポストで
「悪気がない」という前提でそういう
失礼なことをやらかしているし、
そもそもやらかしていることに気がついていない…
…という前提で物事を見ようと思った矢先である。
ワタクシのアプリ上の有料メンバーシップがリセットされてしまい、
再度IDだの有効期限だの入力しろといわれ、そんなもの分からないので
調べてくれといったところ
「もう有効期限が去年切れてる」
などと言い放つ。
2週間前に使ったばかりで、そんなわけないから、と
再度確認させたら実際は来年の6月までだったりとか、
コーラゼロを頼んだのに、なぜかウーロン茶が出てきたりとか、
色々不思議な対応をされたのである。
そして、、、
ブロッコリー・チキン・チーズ・ペンネを持ってきた彼。
・・・どっからどうみてもチキンは入っておらず、
若干目を皿のようにしながら血眼で確認したがチキンはなく・・・
「これって、、、チキンのペンネ・・だよね?」
といったら
「そうそう、チキン、ブロッコリー、チーズのペンネ」と自信たっぷり。
「して、、、チキンはいずこ?」
選択肢は二つ。
不備が続いた、日本じゃありえん!とコンプレインするのか
「チキンなくなーい??」と笑ってみるか、。
どの道、彼は運んだだけで作ってない。
とろけたチーズの中にチキンが隠れてると思ったかも知れない。
彼に文句を言ってもまーったく意味がないので、、、
パートナーと共に笑ってみたら、
「あれ?ほんとだ、アハハおかしいなぁ~すぐにキッチンに行ってきますから」
と、笑いながらもって帰っていった。
再度調理しなおしてもってきたウェイター君は
すっかりフレンドリーになり、
「Enjoy your meal」などといい、去っていき、
積極的にドリンクのおかわりをもってきたり、
料理が大丈夫か、美味しく食べられているか
挨拶をしてきたりしたのである。
そんな風にして笑っていたら、その人とのコミュニケーションは
ドンドンおかしな方向になって行き、サーブするたび、
「この料理は…キット大丈夫だと思います」
「このコーラは…炭酸バッチリです」
などいいはじめ、
しまいには、頼んだデザートに
ローソクが刺さっており、
「誰も誕生日じゃないけどこのテーブル、まぁ、ありがとう」
などと大笑い。
若干、店員さんも冗談でやったんだろうかなどと思ったが、
イライラを笑顔に変えて笑いに変えて…和やかな気持ちで
接客を受けられたので、やはり好戦的なムードに惑わされず、
なるたけ笑顔でいたいなぁと…
・・・ま。そんなもの全く通用しない人も多いのだが…
ゴールしか見えない
何かを成し遂げる時、雑念、邪念を捨てて、決めたゴールに驀進していく…
それはとても素敵なことだと思うし、大事なことかと思われる。
が、
実際、周りとの調和、バランスを考えて上手く物事が進まないのが現実ではないだろうか。
香港人は…
…その辺の遂行能力に優れている。
人が多い。
と思われる。
気がする。
それらの特殊能力は至る所で発揮される。
静かでゆったりとした空間を楽しめるレストランやカフェでも、「友人との会話を存分に楽しみたい」と思ったならば、回りとの調和だのバランスだの考えず、ただひたすら大声でわめき散らす。
バスに乗ろうと思えば、バスの入り口しか見えず、「とにかくバスが去る前に乗り込む、そして願わくば席をぶんどる!!」などとゴールを設定すれば、列に並んでる人など見えなくなる。
前の人を押そうが、抜かそうが、迷惑をかけようが、「ゴールしか見えていない」のである。
ゆえに、その過程でやらかす粗相には全くもって悪気はない。
えぇ、迷惑をかけようとか、邪魔してやろうなどの邪念はない。
ただ純粋に「ゴールしか見えていない」のである。
そのゴールに向かって全力疾走しようとしたところで、
「チョット、うるさいんですけど」
「並んでるんですけど」
などと水をさすと、
ハトが豆鉄砲を食らったかのように一瞬ビックリし、そして・・・
・・・逆ギレするのである。
えぇ、悪気がないからなのか
「そんなつもりじゃないのに何で責められなきゃいけないんだ!」
「そのくらいのことでいちいち怒らなくて良いじゃないか!」
などなど。
ゆえに、日本人の感覚をもってして、
「なんて失礼な」
「なんて無礼な」
などと思っては、
永遠に分かり合えない上、
身の危険すら感じる次第である。
えぇ、彼らが「相手を打ち負かし、勝つこと」などにゴールを設定したら、それはそれは純粋に、ひたすら攻撃してくるのである。
そういう特徴がつかめず悩んだ香港生活2~3年目はやたらイライラしていたのだが、最近、その風潮にも慣れ、ただ、ボケーっと受け流せるようになるとイライラもしなくなったのだ。
感覚でいうと、人ごみを歩く時、それはたとえば休日の竹下通りくらいの混み具合でも、目の前を見るのではなく200mくらい先をながめ、目の前はぼやけるくらいに気に留めない感じで歩く…
…と、
あら不思議。
香港人と同じような歩き方になり人にぶつかり、フラフラと歩き、周りが全く気にならなくなるのである。
郷に入りては郷に従え。
目の前の人が、マナー違反な非常識な行動をとっていても、それは悪気があるわけではなく、そして何より他人を不快にさせていると気づいていないので、なんというか・・・
…気にしてはいけない。
それをゴールにする所存である。。。
バスの事故で思うこと
旧正月が開けた香港。
香港の薬事情
…香港は医者が好き勝手に自分で好きに値段を決められるのである。
香港の家賃まだまだ上昇
2011年ごろから「あと2年くらいで下落する」などといわれ続け、
はや、8年連続世界で最も不動産が高いことが決定した香港。
もう十分上がりきっただろと思った2017年ですら
住宅価格は14.4%ほど上昇しており、今年も場合によっては
20%くらいあがってしまうのではないかと予想が出ている。
ふーざけーんなーーーーー!!
高い家賃を払ったところで内容はものすごく劣悪である。
どんなに高くて綺麗で広い家であっても、
細かい作業は雑だし、かゆい所に手は届かないらしい…
・・・さすが香港である。
日本から来た友人が、高いビル、煌びやかな建物に
感心している一方、トイレへと向かうビルの「内側」へ一歩はいると
「・・・ハリボテだな・・・」
と驚愕していたほどである。
さらにMTRの路線もまだまだ延びる計画があり、
開通したら、またこれ見よがしに家賃を上げたりするんだろうな…
などと思われる…。
高くするなら、それなりに質も良くして頂きたいのであるが、
何を持ってよしとするか…それは国民性が違うから無理なんだろうか…。
物価も不動産も上がるため、給料が上がっても…
…あまり暮らしは豊かになっていないワタクシなのである…。