Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港の衛生観念

香港で飲茶に行くと、食器や箸などが配られた後、
熱湯とその熱湯を捨てるためのボールが置かれる。

最初、それを見たときは全くなんなのか理解できなかったのだが、
テーブルに同席していた飲茶慣れしている友人たちは、

当たり前のように熱湯でジャブジャブ食器を洗い始めた。

 

今でこそ当たり前のように熱湯消毒をする
ワタクシではあるのだが、これは、

「店側は適当にしか洗ってないから仕上げは客でやって」

 

ということであることに他ならない気がしてならない。
つーか、汚い状態で出すって宣言するのはどうなんだ…


また、中環にある、結構な値段のするインド料理屋に行った
同僚のN子。彼女が休みに行く店なので、それなりの場所のはずで、
気を良くして食事をしていたそうなのだが、何かが動いているのが見え、
よく目を凝らして見ると、

 

…ネズミが厨房に駆け込んで行くのが見えたのだという。


明らかに店員も見ていたはずなのに、別に何てことない面持ちでそのネズミを見守っていたのだとか…。

確かに中環のLKFあたりは夜中、結構活発に活動しているネズミが多い。

 

 

それなりに色々な国に滞在をしたことがあるワタクシと同僚N子であるが、
そういえば香港に来てから胃腸炎を患うことが非常に多い。

先日、かかりつけの医者へ行ったときも
「あ〜またこの症状だね」と言われたので、
てっきり自分は免疫力が下がり、弱ってるところ、
胃腸にウイルスが入り、風邪をひいたものだと
思っていたのだが、医者が一言…

 

「…何か不潔な物食べた?」

その一言で全てが腑に落ちた。
ワタクシやN子が胃腸炎になるのは
決まって外食をした直後である。

…今でこそはないと信じたいが、
その昔よく見ていた香港映画は、
大体厨房のにーちゃんはタバコを吸いながら
調理をしていた…。

…あれは、映画だから笑えるようにしているのだろうと
疑いもしなかったが、それに近いくらいの「ま、いっか」は
日常茶飯に行われているのだろうなと悟った。

そんなワタクシ達の強い味方…

…それは、白ワインである。

白ワインには食中毒の原因になるウイルスを殺す働きがあるらしく、
食事中に飲むと、食中毒になる可能性を下げることができるんだそうだ。
(あくまで、薬ではなく酒なので、その辺は御了承を。)

…それ以来、、、心なし…まだ…良くなった…ような…?
気もするのだが、そもそも衛生管理の悪さが原因でSARSが
広まっているのだから、もう少し気をつけていただきたいものである…。

 

 

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