香港人と飲酒事情
ワタクシの周りには酒豪と思しきお方が
男女ともに数多く存在する。
制限がなければ、永遠に飲み続けることと思われる。
最近、糖質やらグルテンやら色々気になる30代、
昔は、ビールを樽ごと飲む勢いだったワタクシも、
最近は、ワインを頂くようにしている。
香港人は食事中、あまりお酒を飲まない。
どうやら、食事と飲酒は分けるという考えの様子。
それでも、勢いづいた会社の同僚20代のメンズ達は、
「今日は酔いたい気分だ」だの「浴びるように飲みたい」
だの言っているので、どんだけ飲むのだろうと、
色々心の準備をしながら誘われハッピーアワーへと繰り出した。
ハッピーアワーも1時間半くらいで終わりなので、
とりあえず一杯目のビールはグイっと飲み干し2杯目、
ビールにしようかワインにしようか考えていると
「おぉ~」
と言われたのでなんのこっちゃかと思ったら、
そんな勢いで飲み干す人はいないようで、
驚かれた。
そして、みんなナッツやスナックなどを食べながら話しているのだが、
最初にオーダーしたビールがいつまで経っても終わらNe~!!
30分を過ぎても終わらないビールなど、
ぬるくなり、炭酸も抜けた、苦い汁である。
「あんまりビール好きじゃないの?」
と、聞いたところ、
「自分はウィスキーをロックで飲むのが好きだ」
と言い放ち、普段あまりウィスキーを飲まないワタクシ、
すごいなぁ~と思いつつ眺めていたら、
今度は、永遠に氷をカラカラ回し続け、眺めている。。。
結局そのあと、ウィスキー量が減ることはなかった…。
別の日、別の香港人に誘われ、ローカルの子たちが集まる
バーへ繰り出したところ、みんなウィスキーを囲み、
ソーダやコーラで割ってワイワイしていた。
そして、どうやらみんなサイコロを振ってかけている様子。
そんなことより、とりあえず一杯目が飲みたいワタクシ、
ルールを説明してもらったくせに、ほぼ理解していない状態で
ゲームを開始したところ、ビギナーズラックで勝ち、
「勝ったので飲ませていただきます」
と言って、グラスを手に持ち飲んだところ
「飲むのは負けた人だ」とのこと。
競って飲むほどの高いウィスキーでもなく、
こういう風に飲むのもなんだかなぁ…と思いつつ、
負けた人が飲んだ際、
「うわっ・・・こ、、、こい!!」
と言われたので、ルールを理解せずにゲームするにあたり、
色々覚悟をしたのだが、次のゲームに負け、
ウィスキーソーダを渡されたのだが、
ほのかに色のついたソーダ水…。
ウィスキーの味なんて微塵もしねぇ。
風味すら感じられな…。
・・・こんなんじゃ酔えません。
たぶん、香港人は人前で酔っぱらう行為を恥ずかしいこととして
とらえているのであろう・・・。
たまに、ノリ良く一緒に思いっきり飲みに付き合ってくれる人もいるのだが、
そういう人から見たら日本人の酔い方というのは、
危ない感じに見えるのかもしれないので、
あまり会社の集まりでは飲まないようにしよう…。
…と思うのであった。