苦手だと言ってるのに…
*冗談ではなく、本当に出された日式すし屋のマンゴーロール。
ワタクシは珍しく魚介類が苦手である。
香港人にとって、寿司・刺身のイメージの強い日本。
そんなワタクシが「シーフード苦手」というと、
大体皆驚くのである。
「日本人なのにシーフード嫌いなの?!」
…と。
・・・そんな一括りにされても困る次第である。
新しく知り合う香港人と食事に出かけ困るのが、
このやり取りである。
大抵、皆ワタクシに思い思いの中華料理を振舞おうと、
お気に入りのレストランへ連れて行ってくれるのであるが、
あらかじめ
「シーフード嫌い」と宣言しておくのにもかかわらず、
大体魚介の有名な店に連れて行かれるなんて事はよくある話なのである。
最近知り合ったKは3歳のときに広州から引っ越してきた大陸系中国人。
が、育ちはほぼ香港、しかし、親戚、親、いとこは大陸人…という
どっちつかず、あるいはどっちもな中国・香港人である。
そんなKにもあらかじめ魚介類が駄目であることは伝えているのに、
案の定連れて行かれたのは、魚介類の店。
「ここのカキが美味しくて…カキもだめ?」
「○○もだめ??」
「じゃあxxは???」
などなどとことん試された挙句、
・・・結局魚から作った麺の料理を頼みやがった…
…だから、魚介類は苦手だといっておろーが!
ちなみに5品くらいオーダーされ、メニューには田鶏の文字が…
これは、、、田んぼの鶏、、、なぜか…カエルである。
コレだけは絶対に拒否をしなくては…と思い
「これか、コレならどっちがいい??」
と自分が食べられそうなものを2択で迫るワタクシ。
そこは死守したものの、結局3品魚介という有様に、
これはもう、ノドゴシ良く頂くしかないと思い
「飲み物は何にする?」とウェイターに聞かれた瞬間、
空気も顔色も見ずに
「ビール。大瓶のやつね。」とオーダー。
基本的に香港人、食事中にお酒を飲む人は少ないので、若干ビビられつつも
「ほら、日本人て、ビール好きだから」とつぶやくと、
「あぁそうだね…」と納得される日本人のイメージ像…汗。
*冗談ではなく本当に出された洋式のミックスサラダ…こんなものは料理ではない。
他には豚の血から作った料理と
鳥の足が調理されたものと、、、
結構ハードルの高いディナーであったが、、
お酒の力をフル活用して楽しく頂いた次第である。。。