Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港から出ていく友人…

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香港はいろんな場所から
移り住んできた人たちが
大勢住んでいる国際的な都市である。


それ故、長く住めば住むほど、
出会いもあれば別れもあるのであるが、
香港自体が狭いので、、、

 

国境を隔てるような別れがとても多くある。

 

 

今年も既に何人かの友人が香港を去って行ったのであるが、
ただでさえ香港に友人の少ないワタクシには、
片腕をもがれる思いなのである。

 

 

そんな最近、友人Sが中国へ引っ越すことになった。

 

 

…あぁ、、、また仲良くしてくれていた人が一人…
悲しいなぁ…と思って聞いており、
頬を濡らしそうになったのだが…

 

 

よくよく聞いてみると…

 

 

中国は中国だが、、、国境を挟むし、携帯の電波も
国際ローミングがかかってしまう地域ではあるのだが、
ワタクシが暮らす香港の部屋から
ものの35㎞くらいの場所に位置する中国の街…

 

 

東京から春日部よりちけーよ!

 

 

 

だ、もんで

 

 

「週末遊びに来たら~?」


などと、カジュアルに誘われたうえ、

 

 

「ま、2か月くらいしたら戻ってくる予定なんだけどね」


という友人S…。

 

 

ワタクシの涙腺から若干分泌された涙を返して頂きたい次第である。。。

 

 

とはいえ、日本やらオーストラリアやら、アメリカやら、、
世界中の色々な場所へ散らばっていく人が多く、、、
もっと、一緒に香港にいる時間を
大切にしなければいけないなと思う次第である。

 

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所得税の納税

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香港はそろそろ所得税の申請をする時期である。

 

 

今時、こんな紙でタラタラ申請なんぞせずとも、
今はeTaxという便利なものがあるため、
オンライン上で申告ができる…

 

 …はずなのであるが、

 

 どういうわけだか、ワタクシはいまだに紙で申請を行っている。

 

 

理由は毎年思い出すのであるが、、、
eTaxの申請をするたび・・・

 

 

「エラーが起こりました。こちらの書類を記入して送ってください」

 

 

などのメッセージが出て、そんなものを送って、
返事を待って、どーのこーのしている間に
用事が立て続けに入り、提出忘れを恐れ、
申告書を提出してしまうのである。

 

 

・・・結果、何年たってもオンラインで申告できず・・・。

 

 

同僚たちはオンラインで華麗に俊敏にとっとと申告している…

 

オンラインで申告する場合、
去年と変わった情報を入力するだけで済むので、
非常に楽なんだそうな…

 

 

…一方ワタクシは、誤字脱字を恐れながら一つ一つ手書きする…

 

あぁ、、、何て健気な。。。っていうか非効率である。

 

 

というわけで今年こそは…と、オンライン化を目指すべく、
まずはエラー画面で表示された書類をダウンロードし、
今時FAXで提出したのだが、、、

 

 

…待てど暮らせど連絡(手紙)がこねーーーー!!!

 

 

担当者、、、やる気あるんだろうか・・・。
きっとお役所仕事だからこんなもんなんだろうな…
などと思うが、、

 

運が良ければ…今年こそはオンライン化できるかも・・・カモ・・・しれない。

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一時帰国前にすること…

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海外在住者にとって、日本への一時帰国は
とても楽しみな一大イベントかと思われる。

 

ワタクシにとっても例外ではない。

昨今の円安の影響から、日本での買い物はお得感が強く、
ネットで下調べをしている段階から、逐一香港ドルに計算して
見ていると、どれもこれも安いので、胸が躍るのである・・・

 

・・・踊らせるのは別にいいのであるが…


「あ、、これいい」
「あれいい・・・」

と、

定期的にみていると、
一度決済しているごとに自分がいくら使っているか、
なんとなく忘れてしまい、


…このたび、まだ、日本に帰るのは2週間も先だというのに、
すでにオンラインショッピングだけで出費が10万円を超えたワタクシ…。


一昨年は特に円安で、しかも今よりも家賃が安いところに住んでいたので、
中国人のごとく、ワタクシも爆買を企てていたのだが、
日本に帰る1週間前には、すでに実家に大量の段ボールが納品され、
心配した親が


「なんかたくさん届いてるけど、コレ、全部持って帰れるの?」


と心配してきたほどである。。。


とはいえ、日本に滞在する間も散在したい気満々なので、
ここ数年、順調に日本の貯金をすり減らしてきたワタクシ…


…もっと、利用は計画的にしなければ…。

 

日本人に対して逆カルチャーショック

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常日頃香港人のことをとやかく言うワタクシであるが、
香港の暮らしに慣れすぎたのか、日本で暮らす日本人の言動にも
たまに驚くことがでてくるのである。

 

ある朝、会社に問い合わせの連絡が。

 

「さっき御社からこういうメールをもらったんですけど、
ここにはこう書いていていて、アー書いていて・・・
・・・なんでなんですか?


など、ツラツラ語りだす先方。

 

そんなこと言われてもそれを書いたのはワタクシではなく、
ケースバイケースによるため、手元に何の資料もなければ、
何の話かさっぱり分からず、なぜかと聞かれても
ワタクシは途方に暮れるのであるが…。

 

んで、そのメールが誰から送られたのか確認して、
折り返しさせようとしたところ

 

「あの、前にも別の人とお話しさせていただいて
その人はこういってて…」


ずーっと話し出すのである。
そして、口癖のように言う

 

「何で皆、言うこと違うんですか?」


…だから、しらねーよ。
ケースバイケースだっつーの。

 

っていうか、そもそもそうやって、本来最初に話してた人と
会話を詰めていけばよかったものを色々な人に聞くから
話しがぶれるんだろーが…と思ったが。

 

しまいには

 

「あなたじゃ話にならないから別の人出して」

 

と言いだす先方。

 

いや、だから、最初っから担当者から
折り返しさせるといってるのだが…。


よくよく確認してみると、担当したのは香港人で、
英語で対応になっているため、
日本語の対応が欲しかったのだろうなぁ…と思ったが、。

 

ひとしきり自分の言いたいことだけ一方的にいい、
最終的には、折り返しに合意したのだが、
こちらが名前と電話番号を訪ねると、

 

・・・答える前に切りやがった!!

 

 

まぁ、この手のタイプは日本でも少ないと思いたいのだが、、
目的が、問題を解決することじゃなくて
文句を言うことにシフトしているのが凄く分かったので、

…ハッキリ言ってこういう無駄なものに時間費やしたくないんだが…

 

と思ったワタクシ。

実際、日本人て、対応する側もすごいなぁとは思うけど、
それ以上にお客側が、必要以上のサービスを求めすぎだろと思う次第である。

…あるいは、ワタクシの感覚が日本の常識からずれているのかもしれない…

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アジアの英語

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仕事上アジア中の方とお話をさせて頂く機会が毎日あるのだが、
こんなアジア圏の中でも英語のアクセントはすさまじく異なる。

 

日本に住んでおり、ネーティブの教える英会話教室へ通う友人へ
それらのアクセントを含んだ英語を聞かせたところ、

 

…英語だと思っていなかったらしい…

 

それはそれでいいのだが
香港人を含む中華系の方々は
英語を話していても語尾に

 

~la
~ah
~ma

 

などつける人が多く存在する。

 

また、英語不慣れな方が、
ワタクシの接客をしてくれた際

 

「Thank you ニー」

と言われたことがある。

 

この「ニー」は恐らく「ニーハオ」の「ニー(あなた)」で
北京語の発音である。
広東語では「ネイ」と発音する単語である。

 

 …恐らく、外国語を話さないと!!


というプレッシャーから広東語が
北京語に切り替わったのだろう…

しかし、「You」も「ニー」も「あなた」である。

 

また、タイでは語尾に「Khap/Kha」をつける人たちがおり
「Thank you khap」や「Bye bye kha」などと言い、
ソフトに響くかわいいアクセントだなぁ・・・
などと思う次第である。

 

先日、ものすごくアクセントで何を言っているか
さっっっっっぱりわからないインド人から電話があった時、

「ここはカタカナで返してやろうか」と本気で思った次第である。
(しなかったけど。)

 

アイ ドント アンダー スタンド です。

など。

中華系がLaをつけ、タイでは「Khap/Kha」をつけるなら、
日本人のワタクシだって!と思ったのである…
(どんな対抗意識だ)

 

…が、


しかし、それをパートナーにいった際、

「です」が「Death(死)」に聞こえる
と突っ込まれた次第である。

そして、ワタクシの「Bye」の発音が「Die(死ね)」に聞こえるのだという…。


…ち、、、ちっとも柔らかく響いてねぇ…。


一体どうすれば 日本らしさを出しやわらかい英語に…


そんなくだらないことを考える前に
正しい英語を学ばなくては…。

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香港人の白人崇拝主義

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香港人の中年以上の人に多く見受けられる白人崇拝主義。

 

以前、イギリスの植民地だったから、
白人が上…という固定概念があるのかなんなのか知らないけど、
やたら白人に愛想振りまく中年以上の香港人が多い。

 

先日もパートナーと一緒に買い物をしていると、
白人客がおり、すごく不自然な慣れない笑顔でニコニコしながら
対応しているおっさんがいた。

その後、ワタクシのパートナー(広東語ネーティブ)が
広東語で話しかけた瞬間、凄いふてぶてしい顔つきになり、
接客態度もものすごくそっけなくなる。

 

その手のおっさんに、例えば、同じく外国人である
ワタクシが英語で話しかけようものなら

 

軽く舌打ちし、
「ここは香港なんだよ!英語で話しかけてくんじゃねーよボケ」

 

くらいの塩対応ならぬ、唐辛子対応をされる。

 

香港の中には、ABCよばれる人間が存在する。
America (あるいはAustralia)born-Chinese 。

アメリカ(オーストラリア)生まれの中国人だか
中国系アメリカ(オーストラリア)人を表す言葉である。

中国語も話し、英語もネーティブレベルで話し、
かつ、外見は自分たちと同じ人種なのに、
白人ナイズされている…

…という部分に妙な劣等感を感じるこの中年たちは、
ものすごい憧れ・嫉妬から

 

「なんで中国(香港)人のくせに英語で話しかけてくるんだボケ!」

 

くらいの反応をするのである。

 


また街中には、ABCのふりをしたい
エセABCかぶれ、もどきの人たちも
香港には存在する。

そういう方たち、ものすごい訛った香港英語
"Open the door for mommy la~"とか
子供に英語で話しかけているので、
色々不思議な気持ちになる次第である。


そういう人たちに対し
「お前は俺たちと変わらないローカルだろうが!インテリぶりやがって!」

な、反発があるのでしょうな。


なので、ワタクシが英語で話そうものなら、
恐らくワタクシは、ABCに憧れて、ABCぶってる
恥ずかしいエセABCくらいにしか見られないのであろう・・・

 

 

…つーか広東語流暢に話せるなら
そんな不便なことしねーよボケ!

 

 

と思う次第であるのだが、、、
そろそろ広東語、何とかしないとなぁ…と、
思う今日この頃でもあるのである。

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香港人に秘密にしてること

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ワタクシには、香港人の友人で
仲良くなっても秘密にしていることがある…

 

…それは、

 

「次、いつ日本に行くか」

 

である。

 

 

こんなことを言おうものなら運び屋を頼まれることになる。
しかも、スペースも重量も値段もお構いなしなので、

 

「○○のシャンプーとリンス、2セット」
…業務用で1ボトル1リットル×4ボトル=4kg

 

とか

 

「○○の雑誌」
⇒雑誌についてる付録が欲しいらしい
⇒香港で買える

 

そして、どんな高いものを頼んだところで、
価格ドットコムで最安値を調べ、
適当な日にネットで為替を調べ、
香港ドルを払ってくるのであるが、、、

 

…ネットに掲載されてる為替レートで
両替できる店なんてほぼなく、、、
しかも、両替に行く手間だってかかるわけである。

そして、価格ドットコムで表示されている値段なんて、
一般的な価格じゃなくて最安値である。

 

人によっては、既に日本に行ってから頼んでくる輩もおり、
そうなると、自分が使おうと思っていた予算を削り
立て替えなければならないのである…

 

 …などなど、よくも人の都合を考えず
身勝手な依頼をしてくるものだと思う次第なのであるが、

 

 上には上がいた。。。

 

友人Yは先日日本へ帰ったのだが、
予定よりも長く滞在していたので

 

「あれ?まだ帰ってないのか…おかしいなぁ~・・・」

 

 

などと思っていたのだが、
どうやら、親が脳梗塞で倒れ、緊急入院となり、
急遽滞在を伸ばしたのだという。

 

入院の手続きやら、入院後の家の受け入れ態勢から…
色々テンテコマイになっていたのだというのだが…、
同僚から日本にいるなら買ってきてほしいものがあるんだけど…
と連絡があり…

 

「今、親がこういう状況で入院してるのでチョット難しいです」
⇒要するに状況を察して下らないパシリを依頼するなという意味であるが、

 

退院日は未定だといっているのに、
それから毎日「退院しましたか?」「よくなりましたか?」という
メールが届いたのだという。


これは、別に相手の親の状況を慮っての見舞いメールではなく、
「用事は済んで、私のお使い行ってくれた?」の催促である。

 

 

…そんな香港人が依頼してきたもの…

 

 

…チョコラBB…

 

 

香港に売ってるだろーが!!!
しかも、日本で買った方が安いって…
ほんの数百円だろうが…

と思うのであるが、、、

 

その数百円の安さにすら、
相手をこき使ってでも安く入手することに
命を掛けるのが香港人である。

 

…そんなことを学んで以来、むやみやたら、楽しそうに
「日本に帰る」などと口に出来なくなるのであった。



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