香港人の中年以上の人に多く見受けられる白人崇拝主義。
以前、イギリスの植民地だったから、
白人が上…という固定概念があるのかなんなのか知らないけど、
やたら白人に愛想振りまく中年以上の香港人が多い。
先日もパートナーと一緒に買い物をしていると、
白人客がおり、すごく不自然な慣れない笑顔でニコニコしながら
対応しているおっさんがいた。
その後、ワタクシのパートナー(広東語ネーティブ)が
広東語で話しかけた瞬間、凄いふてぶてしい顔つきになり、
接客態度もものすごくそっけなくなる。
その手のおっさんに、例えば、同じく外国人である
ワタクシが英語で話しかけようものなら
軽く舌打ちし、
「ここは香港なんだよ!英語で話しかけてくんじゃねーよボケ」
くらいの塩対応ならぬ、唐辛子対応をされる。
香港の中には、ABCよばれる人間が存在する。
America (あるいはAustralia)born-Chinese 。
アメリカ(オーストラリア)生まれの中国人だか
中国系アメリカ(オーストラリア)人を表す言葉である。
中国語も話し、英語もネーティブレベルで話し、
かつ、外見は自分たちと同じ人種なのに、
白人ナイズされている…
…という部分に妙な劣等感を感じるこの中年たちは、
ものすごい憧れ・嫉妬から
「なんで中国(香港)人のくせに英語で話しかけてくるんだボケ!」
くらいの反応をするのである。
また街中には、ABCのふりをしたい
エセABCかぶれ、もどきの人たちも
香港には存在する。
そういう方たち、ものすごい訛った香港英語で
"Open the door for mommy la~"とか
子供に英語で話しかけているので、
色々不思議な気持ちになる次第である。
そういう人たちに対し
「お前は俺たちと変わらないローカルだろうが!インテリぶりやがって!」
な、反発があるのでしょうな。
なので、ワタクシが英語で話そうものなら、
恐らくワタクシは、ABCに憧れて、ABCぶってる
恥ずかしいエセABCくらいにしか見られないのであろう・・・
…つーか広東語流暢に話せるなら
そんな不便なことしねーよボケ!
と思う次第であるのだが、、、
そろそろ広東語、何とかしないとなぁ…と、
思う今日この頃でもあるのである。