Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

近くて遠い深圳

香港と国境を隔てて隣接する深圳。

香港からは電車で行けるし、
ワタクシの家からもほぼ1時間くらいで行ける中国の都市である。
一応香港と深圳の間には国境があり、出入国の管理も行われている。

 
実は中国に対して苦手意識のあったワタクシ。
最後に行ったのは5年前で、それも、
仕事の関係で仕方なく出向いたのが最後だったと記憶している。

 

なぜ苦手だったかと言うと
・中国人のマナーの悪さ
・食の危険性
・交通事故の多さ

 

…何をとったって別にデメリットこそあれど、
魅力がないと思っていたからである。

 

このたび、香港人の友人Sに誘われ、
深圳に行く事になったのであるが、
実はこのSの誘いもこれまでに6回は断っている。

 

とはいえ、そもそもSも香港育ちではあるが生まれたのは中国、
親も中国大陸の人で、しかし、ワタクシには良くしてくれるので、
中国の全てに対して拒否反応があるかと言われるとそうでもないワタクシ…。

 

実際日本にいた頃の友達も実は大陸人の友人が多かったのである。

 

なので、今度と言う今度は意を決して、5年ぶりに深圳に突入したのである。

 

 

 

よく、国境を越えた瞬間に
「あぁ、ここは中国なんだ…」と違いを感じると言う人が多く、
ワタクシが5年前に出向いた際もそういう印象があったのである。

 

…が、


久しぶりに訪れた深圳は5年前の記憶とはだいぶ異なっていた。

 

 

まず、大声で叫び散らして会話をする人なんて殆どいなかったし、
土地が広いせいか、それ程人口密度も高くなく、それでいて、
香港人のように常に競争態勢、戦闘態勢になっている人も多くない気がした。

 

 

今回は、割と混んでいる電車にも乗ったが、
その印象は変わらず。むしろ、香港の電車の方が
ストレスを感じることが多いとすら感じてしまった次第である。

 

その上、レストランでも、店員さんは感じが良くて、
テーブルも広くて相席しなくていいし、量も多くて味も中々、
その上、やはり香港と比べて安いのである。

f:id:bloggenic:20170320155653p:image 電車に乗るにしても、手荷物検査があったり、
(もし、住んでしまえば煩わしく感じるのだろうが、
実際、香港でも社内で焼身自殺をしようとしたはた迷惑な
おかしな人は存在するので、こういうのがあったほうが
安全な気がする次第である。)

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何をとっても香港よりいいところしか目につかなかったのは、
おそらくワタクシが休暇で訪れたからで、
住んでしまえばどちらもイライラするのだろうが、
食事も買い物も…カナリ満足度の高い休暇となったのである。