ガイドブックを買いに香港の日系本屋へ
学生時代、1人でアジア中を旅しまくってきたワタクシ。
現地に新しい友人を作り、色々な場所を案内してもらい、
新しいものを見たり、調べたりしながら、目的地にたどり着く事が
楽しいと思えた時代である。
大人になってからは、新しい場所へ行くより、
以前いったことのある場所へ戻る事の方が好ましくなり…
…結果、新しい場所へ全く旅立たなくなっていたワタクシ。
1人で出かける分にはプランがなくても楽しかったが、
行動の単位が2人となってから、目的なくしては、
お互いに疲れてしまうので、これはイカンと、
次の行き先はどこへしようか…と、
ひとしきり知恵とインスピレーションを絞って見るのだが、
・・・いつまで経っても全くプランが決まらないワタクシ達。
そんな中、香港⇔福岡の往復チケットが、1,045ドル(1万5千円くらい)で
販売しており、急遽、北九州への旅行を決意。
…というか、国内線より安い気が…。
九州は学生時代、修学旅行で訪れた場所である。
長らく国内旅行もしていなかったし、
一緒に行く相手は外国人であるので、
自分が案内をしなくては…と思いつつ、
どう行こうかと悩み始めた。
インターネットの良いところ、
…情報が豊富にある。
…悪いところ、量が多すぎて選べない。
そこでガイドブックを購入する事に。
日系の本屋がある、銅羅湾のSOGOへ出向き、
久しぶりに見る、あまりに多くの日本語の本に若干陶酔・・・するが、
…幾分高い、、いや、高すぎる…。
しかし、相当考えられており、
「香港在住の日本人が興味を持ちそうなタイトル」を
これでもか!というくらい取り揃えているのである。
例えば、広東語の本、香港に関する本、中国に関する本…などや、
海外に住んでいて欲しくなってしまう日本の本など、
その揃え方は、おそらく日本の本屋では見られない品揃え、
かつ、充実具合だと思われる。
場所が限られているので、客層をよく考え取り揃えられているのだなぁ…
と、感心しつつも、そのマーケティングにまんまと引っかかり
旅行そっちのけで読みたい本だらけのワタクシ。
九州に行ったら何冊か絶対に買ってやろうと目論むワタクシであったが、
我慢できず、旅行の本とは別に、絞りに絞って3冊購入。
…読みたい時が買うべき時なのである。
などと言い聞かせてみるワタクシ。
その後、帰宅し旅行本そっちのけで別の本を読みだしたが、
しぶしぶ中断し、ガイドブックを熟読し、日程表を作成し、ホテルを予約し、
旅に備えたのであった。
…その4日後に出発だったことは若干内緒である…。