Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港の住宅事情

もはや世界的にも有名になっているかと思われるが、
香港の不動産は異常に高い

 

また、住むことを目的としたというより、
投資目的に作られている部屋も多く、
とにかく狭い。

 

アメリカの新聞で「蚊の家」などと
揶揄されるくらい狭く、記事によると
駐車場のようなサイズの部屋が多いのだとか。


そんな「駐車場」サイズの部屋に5〜6人で
住んでいる人たちも珍しくはない。

香港の部屋というのは、日本に比べると
天井が少しばかり高い気がする。

その高い天井に向かい、高く、もはや芸術のようにものを積み上げる。
そして、3段ベッドや、4段ベッドなどが構えられ、
そのベッドが彼らにとっての部屋なのだとか。


そのためか、昼間になると、人々は、
より、広い空間を求め、外へと繰り出してくる。

香港人は、公共の場を私的な場に変える能力に長けている。

個人的なこと、私事を公共の場で行うことに対し、
なんの抵抗もないのだ。

家族が一緒にいる狭い空間で何かするより、
広い空間で赤の他人に見られることの方が
気にならないのだそうだ。

そのため、若者たち(だけじゃなく中年カップル達も)、
街中、いたる所で発情し、人目もはばからず、
あんなことやこんなことをし、
マクドナルドやKFCをはじめとするファーストフード店や、
フードコートなどでは、オーダーもせず、ズケズケと店内へ入って行き、
客ではない老人たちが、新聞を広げ、水筒や軽食を持ち込み、
我が物顔で居座っている。


もはや、老人ホームの憩いの場である。


スペースの少ない香港では相席なんかも当たり前だが、
そういう人に限り、「他の奴は入ってくるな!」
と言わんばかりに私物を広げ、縄張りを守る。


アルバイトで雇われている店員が、
ワザワザそういう人を注意することもなく、
本当に席を必要としているお客さんが、
テーブルを使えない何てことは多々有る。

 

しかし、どうやら本当のホームレスも多いらしく、
特に24時間営業の店ともなると、
泊まり込む人たちも多いのだそうだ。

それに対し、店側は港式お・も・て・な・しで、
深夜になると店の照明を薄暗くするのだとか。


知らずに訪れた日本人の友人、
「おぉ、なんか夜になると色っぽいムードになるな」

と思ったらしいのだが、間も無く
イビキだの寝息だのをそこら中から聞く羽目になり、
いたたまれなくなったのだとか。

…っていうか、店、おもてなしを勘違いしすぎである。

 

そんな中、ファーストフードの店内で死亡したのち、
3日間、気がつかれなかった老人もいたのだとか…。

 

妖艶に輝く100万ドルの夜景の光の影には、
こんな闇も伴っているのである。

 

この不動産バブルはいつ、終焉を迎えるのであろうかと
ネットでニュースを探していた所、

「あと2年で50%くらい価格が下がる」

という記事を見つけ、目を血眼にし
発行日を調べると…

 

…2011年…。

 

もうあれから4年が経つが価格は上がり続けた。
この4年間で「いや、もうさすがに来年か再来年には下落…」
という記事がいくつも出た様子だが、今の所下落には至っていない。

 

が、

 

…こ、今度の今度こそ、来年頃には10%くらいは
本当に落ちるだろう…と各業界のアナリストたちが
言っているそうなのだが、


50%下落の件はどこへ行った!!

 

こんな倒壊しそうなお化け屋敷の様な雑居ビルみたいな
牢獄の様なマンションが5,000万円オーバーなんて相場は
異常すぎる…。。。

とっとと適切な価格に
落ち着いてほしいものである。

 

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