今週のお題「わたしの部屋」
「蚊のマンション」と表現される香港の住宅事情。
特に昨今、大陸からの投資の目的として立てられたマンションが多く
明らかにそれらは、住む様に作られていないものが多く、
昨年、米国の駐車場よりやや大きいくらいのワンルームマンションが、
50万米ドル(約6200万円)で販売などとニュースになっていた。
貧富の差も激しい香港なので、
その駐車場サイズに家族四人で住むなんて世帯も存在する。
場所がないなら上に積み上げるしかない・・・。
そのため、香港では高層ビルが乱立するが、
その考えは、家庭内にも起こっている。
(画像:MSN中文理財チャンネル)
文字通り、場所がないから、上に積み上げ・・・高さギリギリまで
スペースを有効利用するのである。
数段ベッドのベッド内は、各自の部屋であり、
そこで勉強をしたり、昼寝をしたり、本を読んだりし、
また、服も日用品も食料品も天井高く積み上げられている。
・・・ある種、収納上手な人達なのかもしれない。
(画像:MSN中文理財チャンネル)
…これが収納になっているのかどうかは謎であるが・・・。
この様な部屋で家族で暮らしていれば、
それは、フードコートやファーストフードの座席を
自分の部屋代わりにする人が出てくるのも無理ないのかもしれない…。
中には、実際、マクドナルドで寝泊りをしている人がいるらしく、
深夜を過ぎると、照明を暗くするなんて店舗もあるらしい。
薄暗い照明の中、聞こえてくるのは、ロマンチックなBGM…ではなく、
寝息・イビキである…。
100万ドルの夜景と賞される香港をミクロに見てみると、
そこにはまだまだ影がある…。