Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

お葬式では焼香を食べる?

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日本語の学習・教育に熱心な香港人の友人Y。

 

その日の授業で受けた質問、自分で感じた疑問を
このワタクシに詰問してくるのである。

その内容は毎回、ハードルが高く、
ワタクシには中々答えられないことが多いのであるが、
たまにとても笑える質問をされることもある。

 

例えば…

 

…日本のお葬式って、焼香を食べるの?

 

 

ヤブからスティック(*藪から棒に)に何を言うかと思えば、
教科書に、外国人が日本文化を分からず、お葬式で、
焼香を食べてしまったイラストが載っていたのである。

 

熱心にお焼香の作法を調べたY。
「焼香をつまみ…」と書かれている部分を見て、
つまむ」の意味を念のため日本語の辞書で調べたところ、



「指先などで取って食べる。また、手軽に食べる。」



と、定義されているものもあり、
考えて考えて考えすぎたところ、
迷宮入りしてしまった様子である。

 

つまむ・・・
つまみ食い…
…おつまみ…


「夕飯ができるまで、お菓子でもつまんでて~」


…そうか、、、確かに「つまむ」を「食べる」という意味でも使うな…


やはり辞書だけでは分からない言葉は沢山あるのだなぁと痛感。


そこでワタクシ
「(食べ物)を+つまむ=食べるの意味だけど、
お焼香は食べ物じゃないから、食べる意味にはならないよ」
と、アドバイス。

 

日本語が上手くて、かつ、プライドを持って
日本語を教えているYにとって、
上記質問は冗談でもなんでもなく、
真剣な質問…


・・・なので、笑ってはいけないのであるが、、、


悲しい雰囲気の中、鳴り響くお経…、
すすり泣く人達が、突然お焼香を食べ始めたら…と、
不意に笑ってしまったワタクシ…


・・・えぇ、怒られましたとも。

 

しかし、その様な質問を受けるたび、ワタクシも同じようなことを
外国語で多々やらかしているのだろうと思われるが、

・・・そこは御愛嬌といことで受け入れて頂きたいところである…。

 

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香港でミシン

今年こそはと新年の抱負として
自分が楽しいと思えるものを増やそうと、
ミシンの購入を決意したワタクシ。

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そもそもワタクシがミシンを買おうと思った理由は、
元々ファッション業界の人間で、
プライベートで服のリメイクを楽しんでいたからである。

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香港には「改衣」と呼ばれる、サイズ直しやリメイクなんかを
やってくれる店があるのだが、あまりにずさんな仕上がりを見たときに…
変わり果てたワタクシのお気に入りの服が
滅茶苦茶になっているのを見たとき、、、

自分でやった方が気分がいい…

と思ったからである。

 

そして、自慢ではあるが昨年、
20kgのダイエットに成功してからというもの、
奇跡的にまだリバウンドをしていないワタクシ。

サイズが大きくなりすぎて、もはや着られなくなった、
かつてのお気に入りの服を捨てることも出来ず、
また着る事もできず…

それなら捨てたと思って、
色々いじって見るかと思ったのが事の発端である。

 

が、しかし、ここは香港。

 

日本と違ってミシン1台買うのに、
とても大変だったのである。

 

まず、主要な電気屋にミシンなどと言うものは置かれていない。

 

…そういわれてみれば、そもそも手芸屋自体が物凄く少ないような…

 

 

そこで、問屋街、深水埗へ出向いたワタクシ。
素材と人こそ溢れかえっているが、
肝心のミシンは見つからず…。


こんなときは、情報の宝庫、元同僚N子に打診。
すると物の数分でリンクが送られてきたのである。


…が、


日本だったら1万円くらいで買えそうな凄くシンプルなミシンが、
なんと2.4万円くらい…

デザインも今一好きじゃないし、
パッとしないし、買って後悔しないか、
色々悩み、、

とはいえ、ワタクシが目をつけたミシンを選ぶと
軽く10万円は越しそうな勢いであり、、、
買ってもそこまで使わなかったら…
っていうか、使いこなせなかったら…

・・・と二の足を踏みつけていた次第である。


そんなことで悩んでいたら、
あれよあれよと言う間に時間は流れていき、
新年の抱負を掲げたにもかかわらず、
何も変わらない日常に、心で


「やらなかったら去年と同じ一年…」

と、囁きが。


もうこの際、何でも良いから買ってしまえ!
と、ネットで購入を決意した矢先、
通りかかったショッピングモールで、
たまたまキャンペーンのように小さなブースを設けて
Brotherのミシンが販売されていたのである。

意を決して、店員さんに話しかけると…


「在庫無いの。月曜日に来て」


・・・その日は金曜日、、
特設のブース設けて、土日在庫なしで、
この人たちは一体何をしてるのだろう…。


結局月曜日に買いに行ったら、
ギフトでつけてくれる裁縫セットのようなものが
大々的に飾られているのに、それをもらえず…

「これ、、くれないの??」

っと聞いたら、

「もう無いの…この展示がラスト1だけど」といわれる始末・・・


…おそらく香港で手芸をする人はあまりいないのであろうと思われる。。。

そもそも部屋も狭いし、ミシンなんて置くスペース、あまり無いのだろうなぁ…。

 

 画して、ワタクシのミシンの修行が始まるのであった…。

 

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苦手だと言ってるのに…

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*冗談ではなく、本当に出された日式すし屋のマンゴーロール。


ワタクシは珍しく魚介類が苦手である。

 

香港人にとって、寿司・刺身のイメージの強い日本。
そんなワタクシが「シーフード苦手」というと、
大体皆驚くのである。

 

「日本人なのにシーフード嫌いなの?!」


…と。


・・・そんな一括りにされても困る次第である。

新しく知り合う香港人と食事に出かけ困るのが、
このやり取りである。

 

大抵、皆ワタクシに思い思いの中華料理を振舞おうと、
お気に入りのレストランへ連れて行ってくれるのであるが、

あらかじめ
「シーフード嫌い」と宣言しておくのにもかかわらず、
大体魚介の有名な店に連れて行かれるなんて事はよくある話なのである。

 

 

最近知り合ったKは3歳のときに広州から引っ越してきた大陸系中国人。
が、育ちはほぼ香港、しかし、親戚、親、いとこは大陸人…という
どっちつかず、あるいはどっちもな中国・香港人である。


そんなKにもあらかじめ魚介類が駄目であることは伝えているのに、
案の定連れて行かれたのは、魚介類の店。

「ここのカキが美味しくて…カキもだめ?」
「○○もだめ??」
「じゃあxxは???」

 

などなどとことん試された挙句、

 

 

・・・結局魚から作った麺の料理を頼みやがった…

 

 

…だから、魚介類は苦手だといっておろーが!

 

 

ちなみに5品くらいオーダーされ、メニューには田鶏の文字が…
これは、、、田んぼの鶏、、、なぜか…カエルである。
コレだけは絶対に拒否をしなくては…と思い
「これか、コレならどっちがいい??」
と自分が食べられそうなものを2択で迫るワタクシ。

そこは死守したものの、結局3品魚介という有様に、
これはもう、ノドゴシ良く頂くしかないと思い

 

「飲み物は何にする?」とウェイターに聞かれた瞬間、
空気も顔色も見ずに

 

「ビール。大瓶のやつね。」とオーダー。


基本的に香港人、食事中にお酒を飲む人は少ないので、若干ビビられつつも

 

「ほら、日本人て、ビール好きだから」とつぶやくと、
「あぁそうだね…」と納得される日本人のイメージ像…汗。


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*冗談ではなく本当に出された洋式のミックスサラダ…こんなものは料理ではない。


他には豚の血から作った料理と
鳥の足が調理されたものと、、、
結構ハードルの高いディナーであったが、、
お酒の力をフル活用して楽しく頂いた次第である。。。

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バスの中で痴漢騒動

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*色気のある女性的な座り方とは程遠い、まるでオヤジのような座り方をする香港人女性

 

香港人の女性は自己主張が強い。
当然ながら気も強い。

 

だもんで、どこでもかしこでも吠える女性はどこにでも見当たる。

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月曜日の朝。
ただでさえ出勤の面倒くさい朝である。
普段は絶対に空席が確認できるまでバスには乗らないのであるが、
見誤り、空席の無いバスへ身を投じたワタクシ。

 

いつもは座って通勤しているのに、立たされ
それだけでウンザリしていると、
混んだ車内で突然口論が勃発。

よくよく耳を傾けてみると、制服を着て、
牛乳瓶のそこの様な眼鏡をして、
美女とは程遠いスッピンの色気皆無のガリ勉タイプの女学生が、
男性客に喰らい付いているのである。

 

運転手まで巻き込み「この人が私の身体に触ってきたの!!」
「だから、触ってないって言ってるだろ!!
人が立ってるところに詰め寄ってきたのはお前だ!!」
の言い合いが勃発し、さらに運転手は女性ドライバーで
良くわからないが一方的に女性を援護。

近くで見ていたけれど、アレは痴漢ではなく、言うとおり、女学生が
「譲りなさいよ!」バリに猛烈にグイグイ男性の場所へ
押し入ってきただけである。


結局、警察を呼ぶだのバスの会社に連絡を入れるだので、
バスを一時停止…しかもバス停で一時停止し、
後ろから来るバスも困惑、乗客も困惑、

 

…さっさと目的地へ運んで欲しいまま立たされたワタクシには迷惑…。

 

同じ番号のバスに次々と追い越され、30分前行動をしているワタクシ、
会社へたどり着いたのは3分前…

…下らない喧嘩に他の乗客を巻き込むのは良い加減にして頂きたい…


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面倒くさかったらサービス拒否

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香港のサービスは、全くもって期待してはイケナイ。
基本的に無愛想だし、やる気ないし、客は邪魔者であって、
店に利益をもたらしても、担当者個人に利益はもたらさない。

 

ワタクシが通うジムでもワタクシのパッケージには
タオルの貸し出しは付いているのだが、
毎日通っていようと「タオルください」って言わないと
タオルは出てこない。

 

ところが、最近、流石に顔を覚えられ、顔を見ただけで、
タオルが用意されるようになったので、その担当者のみについて
評価を勝手に上げたワタクシ。

 

…しかし、翌日事件は訪れる。

 

おそらく初めて見る顔のレセプション。
ワタクシがジムにチェックインするのは大体5時前。
ピークの時間よりずっと前である。

 

大体レセプションの人は、奇数の鍵(上の段のロッカーの鍵)を渡してくる。
ところがその日渡されたのは下の段。


…ワタクシ、ひざを痛めており、しゃがむのがきつかったので、

 

「上の段の下さい」と申し付けたところ

 

確認もせず

 

 

「もうないから」

と言われた。。。
こんな分かりきった嘘を言われて黙っているワタクシではない。


「あの、、、ロッカーいくつあるか知ってる?
もし全部上のロッカー使われてたら片方の性別の会員だけで
すでに150人チェックインしてることになるんだけど…。
3年ここに通ってて、そこの歩道橋から中見えて、
そんな混んでないし、まだ5時前なのに全部埋まるわけ無いけど」

と鍵を差し出すと、

 

舌打ちを食らい、物凄く面倒くさそうに
鍵を突き出され(Not渡され)、
さっさと消えろ位の扱いをされたワタクシ…


更衣室へ行くと、案の定、上の段のロッカー、がら空き…。

まぁ、上の段のロッカーが良いなんていうのは
ワタクシのわがままではあるが、
レストランやらなにやら、いろいろなところで
「苦情を申し立てて、初めて当然のサービスが、
嫌々ながら受けることができる」
なんて事は日常茶飯事である。

文句言ってぶつかって嫌な思いをしてまで当たり前のサービスが欲しいか、
面倒くさいからと受け流すか…コレは選択が迫られるところである。

 

 

先日、割と暗めのバーへ行き、ビールを頼んだ際、
遠目からでも分かるくらい、黒い物体が泡に浮かんでおり、
受け取ったワタクシ、その物体がGの小さいものであることを確認…

 

その場で速攻、「コレ嫌だ」と言ったが、
特に謝られることも無く

 

「あぁ、、」といい、グラスを持って返った。

 

店員は中身を捨て、同じグラスを洗うことなく、
そのまま新たにビールを注ぎ、何食わぬ顔をしてもってきたので、
本当に気分を害されたのであるが、
面倒くさかったので、何も言わず飲まずに帰ったワタクシ、、、。

香港のサービスが向上する日は来るのであろうか…。

 

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懐メロとワタクシ

ここ数年、ワタクシは、昔の歌を良く聞く。

 

ワタクシが子供の頃、親が運転する車で流れていた曲だったりするので、
ワタクシの幼少期くらいの曲から親達の青春時代まで様々である。

 

現在のリズム重視の耳障りの良い流れるような歌詞も好きなのであるが、
そういう曲が多すぎて、特に新鮮味もないというか…まぁ、普通なのであるが、
たまーに昔、車で聞いていた曲の1フレーズなどが浮かんでするとき、
凄く素敵な歌詞が多い上、「続きどんなだっけ??」などと
気になることが多いのである。

 

事の発端は、確か松田聖子の「Sweet Memories」
子供の頃は特に振り返る過去もそれ程無いので、
メロディーくらいしか聴いてなかったと思うが、
三十路過ぎると、それなりに振り返る過去もあり、
失った夢だけが美しく見えるのは何故かしら」とか心にしみたのが
きっかけだったと思われる。

 

次に刺さったのが竹内まりやの「駅」
昔好きだったあの人を偶然見かけて
懐かしさの一歩手前でこみ上げる苦い想い出に言葉がとても見つからないわ

杏里の「オリビアを聴きながら」

疲れ果てたあなた私の幻を愛したの

こんなにずっしり昔の恋愛を形容してくれる歌詞、
最近見かけていないワタクシには
結構(涙腺への)破壊力がハンパなかった。

夜更けの電話、あなたでしょ?話すことなど何もない」の部分も、
今じゃ携帯の着歴で分かってしまうし、
あの人からだよなって思う気持ち、思いたい気持ちも
話すことなんて無いっていう強がりも…本当のところは
色々分からない部分が情緒的な時代だったなと感じる。

 

 

 

そして、意外だったのが竹内まりやの「マンハッタン・キス」
子供の頃よく聞いていて、悲しそうなうただなぁ~と思っていて、
できるなら知り合う前の私に戻っておいてきた夢探したい」とか
いつの日か遠い思い出だと笑い会える そんな時がくるのかしら」とか
凄く耳に焼き付いていたのですが、
全体を読むと…不倫の歌だったんですね。汗。

私より本当はもっと孤独な誰かがあなたの帰り待ってるわ

…経験は無いけれど、こういう気持ちで去っていく相手を
見送るのは悲しいだろうなぁ…。

ハイ・ファイ・セットの「冷たい雨」も大人になって
歌詞を読み返してみると、泣けますね、、
幸せに暮らしてなどと 願えるはずも無い
彼女の名前 教えないでね 恨む相手はあなただけで良い
これを割りと明るいメロディーで切なく歌うから悲しくなります…。

その作詞作曲をしたユーミンもいい歌を沢山書いてますね。何度泣かされたことか。

「海を見ていた午後」もぼーっと海を見ながら聞いちゃいます。
あのとき目の前で思いっきり泣けたら今頃二人ここで海を見ていたはず
紙ナプキンにはインクが滲むから 忘れないでってやっと書いた遠いあの日


子供の頃聞いていて、なんとなーく脳裏に残ってて、
意味が理解できるわけも無く、大人になって振り返って聞いてみると、
凄く共感が出来たりして面白いなと思ったワタクシ。


もしかしたら、子供の頃に聞き流していた曲の中に、
まだまだ大きな感動が隠れているかもしれない。


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旧正月が明けました。

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旧正月が明けた。

 

香港人によっては西暦の1月1日より、毎年ランダムに変わる
この旧正月の方がよっぽど大切な様子である。

 

香港人は、旧正月前に新しい下着(赤)、
服、靴を購入し、旧正月当日は、それらを身につける…らしい。

早速ワタクシのパートナーも赤の下着を購入しにいったのだが、
「これどう」と見せられたのが、赤字にゴールドのプリントの入った物で、
モロ大陸中国人の「ザ・チャイニーズ」のようなものを持ってきたので
全力で購入を阻止。

 

馬鹿タレめ…

 

アレを見て本当に欲しがる人がいるほうが不思議である。

 

 

 

旧正月には大抵、皆家族で集まり、
食事したり麻雀をしてすごす人たちが多いので、
街は割りと空いている。

 

ワタクシは幼少の頃から、親に「賭け事になる遊びは教えない」と
トランプも神経衰弱かババ抜きくらいしか教えてもらえなかった口なので、
未だに麻雀はおろか、ドンジャラすら良くわかってない。

 

 

まぁ、その香港の人達が麻雀に興じている隙に
バイオハザードを見に行ったのであるが、
ものの見事に閑古鳥が鳴いていた。
おかげで見やすかったけれど。

 


そして、旧正月が明けると目立つのが、
やたら、新年の抱負に燃える瞬間方の人達…。

 

その影響でジムは一時的に混み合う。

 

やる気に燃えられるのは結構であるが、
ミーハーな感じでマシンを占拠されると…若干困るワタクシ。

 

日本人の皆様と異なり、待ってる人とか、周りの人に配慮する人は
ほぼいないので、マシンは永遠に使えず、狭い階段の通路で携帯を
いじりながらタラタラ歩くせいで渋滞が発生してもお構いなし何てことも頻発…

 

 

…ま、3週間位したら収まるのだが…。

 

 

とりあえずはワタクシも2017年の1月を振り返ってみたところ、

取り急ぎ準備体操は完了…といったところであるので、
残りの11ヶ月も精進していく所存である。

 

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