ワタクシが新入社員の頃、日本で働いていたのであるが、定時は9時20分にもかかわらず、「8時ごろには出勤するように」という暗黙のルールがあった。
8時半頃…つまり定時の50分前…に出勤しようものなら
「遅い!」
と、怒られる会社であった。
その習慣は未だにあり、なんとなく朝は30分から1時間出社しているワタクシ@香港。
今現在働いている会社はインターナショナルな会社で、半分は香港人、もう半分は色んなところ出身となっている。朝の出社時間は本当に様々で、定時に出社してくる人もいれば、30分遅れ(これが一番一般的)であり、1時間遅れもチラホラいれば2時間遅れで現れるつわものもいる。しかし、決して役員などではない。
時にワタクシ、朝、しっかり起きられた際は、出社前にジムに行くのである。数日前からボスが休暇に入り、まぁ、1~2分遅れても気にならないから良いや…とジムに行ったのであるがら、冷や冷やしつつ、「やばい、遅くなってしまった」と、出社すると定時の2分前だった。
…若干遅れてしまった感を持ちながらドアを開けると…
…ものの見事に誰もおらず、呆然とするワタクシ。
大体皆1時間後くらいからダラダラ現れ朝食を自席で始める。
いつも2時間遅れてくるつわものは、
「今日はボスがいないから気楽に遅れられる」
と言い放つのであるが…普段は、ヤバイと思いながら2時間遅れてきてるのだろうか…
また、同じく朝ジムを行っている、まだ試用期間中のカナダ人も1時間くらい遅れてきて
「今朝ジム行った?」ときくと
「行ったから遅れてきたのさ」と言い放つ。。。
「9時(弊社の定時)以降になると、ジムはガラガラで完璧さ!」
などと、はなから定時までに来ようと言う気は皆無である発言をするので…どうしたものだろう…汗。
とはいえ、ボスがいようと、午後は昼休みとは別にアフタヌーンティーに出かけてみたり、クラブミュージックのような音楽をかけたり、たまにはワインをあけたりと、非常に自由な会社である。
が、
凄いなぁと思うのは、それでも彼らはガッツリ仕事に取り組み、業務をこなし、なるべく早く帰っていくのである。
日本にいた頃を思い返すと、確かに忙しくてバタバタもしていたけれど
「これって本当に今やらなきゃいけないの?今日中なの?」
って言う仕事を振られたり、「上司が帰らないからやることはそれほどないけど帰れない」とか…長く働くことがとにかく美徳という風潮が…少なくともワタクシが働いた会社にはあった。
今の会社で働くアイスランド人は
「一日の大半を過ごす場所なんだから、ハッピーに過ごせる工夫や努力をすべきなのよ」という。
今のワタクシを新入社員時代のワタクシが見ると、キット涙を流して悔しがるだろうと思われる。。。
こんな職場を守るためにも、仕事すべきところは一生懸命働き、怠けるところは思いっきりだらけようと思う次第である。