Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

中共スパイ、亡命求め命がけの告白

先日、当ブログでも紹介した香港人権民主主義法案、とうとうトランプが署名し公式に可決した。

 

こちらのニュースは早速日本語にも翻訳され紹介されているが、ワタクシが目をつけたのはそちらではない。(というか、当法案については既にこのブログでかいたので完全燃焼・本日感想を付け加えるなら感無量…な程度である)

 

香港で安全に暮らすために情報を収集するには日本語に翻訳されるのを待っていると若干出遅れることが多い。そのため、どんな些細なニュースでも英語で情報収集をするようになったワタクシ。それまで英語のソースなんてあんまり読まなかったのでこの機会に感謝すべきかもしれないが、。

 

その中で元中共のスパイとして香港のデモ隊を煽る司令塔として働き、台湾の選挙活動をかく乱する工作を命じられていた、William Wang(王立強)のニュースが非常に騒がれていることを知るのであるが、、、このニュース、例えば、ヤフーニュースで調べようものなら…該当2件である。

 

この中国人、先日、自分が行ってきたスパイ活動をまとめあげ、自身のことだけではなく、周りの人間、上司、スパイ活動のフロント企業となっている会社の名前など、根こそぎ情報をまとめ、オーストラリアに渡り、亡命を求めたのである。そのWilliam氏がオーストラリアのメディア60 minutesという番組でインタビューに応じ、それがオーストラリア、アメリカ、台湾、そして中国で波紋を呼んでいる。

 

…のに日本語ではこの2件のみである。

 

 

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英語が分かる方はこちらから実際のインタビューをご覧いただくことをお勧めする次第である。


WORLD EXCLUSIVE: Chinese spy spills secrets to expose Communist espionage | 60 Minutes Australia

 

事の発端は、彼が香港の投資会社に就職したことから始まる。そこの上司(インタビュー内では実名公表)が中国の軍の幹部で、その彼にリクルートされたのである。もちろんスパイなどと言われず、国のため、祖国のための名誉ある活動として…である。

 

香港在住の方なら記憶に新しい銅鑼湾書店の店主の拉致。当書店では、中国共産党の悪事、賄賂情報などが事細かに記載されている中共にとって非常に恐ろしい情報がたくさんつまっている本を発売していたのである。


その店員がタイを旅行中に謎の失踪…気づけば中国に拉致られ、拷問をされ、自白のビデオを撮らされ、ようやく開放された事件なのであるが…

 

…彼はそれにも関与しているのである。

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これまで自白をした人間で解放された人間はトラウマ以上の拷問を受けており、もし、釈放後、へんなことを言ったら…どうなるかわかってるだろうな?という圧力を十分に受けているので、いくら世間が「これは中国に拉致されたんだな」と分かっていても、本人はかたくなに口を割らなかった。そして、何より、証拠がなかったのである。

 

が、

 

今回、William氏が、上司からの命令で、書店の店主を拉致する部隊に拉致の指示をしたと暴露。

 

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これをうけ、中国の公安当局は当然、彼は指名手配を受けている有名な詐欺師であると発表。

⇒しかし、彼は正規のルートを通り、香港へ入って工作活動をおこなったり、台湾へ渡ったりしており、今中国が物凄く力を入れているカメラによる顔認証の検問をクリアできるわけがないのである。

 

しかしである、今回亡命を企てるに置いて、カナリの情報を暴露した、William氏の情報は、ASIOと呼ばれるオーストラリアの情報機関が独自に所有している秘密情報とほぼ合致…。

 

また、現在香港で続いているデモでは、中国人の学生を大量にデモ隊の中に送り込み、民主派のデモ隊に扮し、デモ隊メンバーの主要メンバーの個人情報、家族情報を探らせ、ネット上で個人攻撃で行うという工作をしていたことも告白。

 

 

その彼が、オーストラリアに今回亡命を決めた理由は…来年の台湾の選挙に向けた工作活動にある。

 

彼は自分の名前とは全く違う、中国政府が国家ぐるみで発行している偽造のパスポートを所有し台湾へ潜入。彼には奥さんと幼い子供がおり、偽造の名前で活動をすることにより、もう本来の自分に戻れないのではないか、家族も巻き込んでしまうことになるのではないかということを激しく懸念したのである。

 

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彼の台湾でのミッションは、蔡英文総統の妨害である。

彼は台湾にある中国軍のフロント企業の名前も幹部のことも全て暴露。

*ちなみにこのインタビュー後、その幹部も台湾当局により身柄を拘束された。

 

それらの組織と協力し、様々な妨害活動をしたとのこと。

その中でも特に彼が行っていたのは、あまり政治に熱心ではない台湾の学生を大量に雇い、

妨害活動のためのネットのアカウントを20万個作ったとのこと。

 

これにより、蔡英文側の人間が何か発表を行おうとしたら、20万のアカウントがいっせいにアクセスをし、サーバーをダウンさせたり、風評被害に当たるようなSNS上の書き込みを頻繁に行ったりしていたのだという。

 

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他にも様々各国の政治に対し、似たような方法で多くの人間を送り込み、様々な妨害活動を行っていたとのこと。その手はオーストラリアにも及んでいたし(どおりで最近のオーストラリアの政治は中国に影響をモロに受けていたなぁと思うし、中国人の移民が非常に増えすぎて、VISAの取得が難しくなるほど移民を規制しているなぁと思った次第である…)。

 

恐らく日本でもこのようなことはたくさんおきているのだろうと思う。現在中国から大量の金を受け取っている日本の政治家も穏やかではなかろうと思われる。

 

 

前にも記載したが、いろいろな方向から様々なボロが次々に明るみになり始めている中国の悪事。

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これは・・・あるいはクーデターでも起こってしまうのではないかと…眺めている今日この頃なのであった。

 

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選挙結果に親中派大パニック

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親中派に選挙を妨害されるかもしれないという一抹の不安を抱えた香港人たちの選挙が終了。

結果は民主派が86%の席をとるという大圧勝を収めた。

 

それに対して親中派が大パニック。

 

なぜなら、こんな大惨敗を迎えるとは誰も思っていなかったからである。

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もちろん選挙当日、親中派はあらゆる不正を行った。

投票結果の改ざんやら、大陸からバスでバイトをつれてきて、架空の名前、住所で登録した投票用紙で投票(一部バレる)、また、何の知識もない老人達を買収したり、ミスリードするような「この民主派(本当は親中派)に登録してください」のフェイクの紙を渡し惑わせるなどなど…

 district council election coach tour bus red packet

ちなみに中国の国営メディアはもちろんプロパガンダが重要な仕事の一部。

そこに指令を政府側の人間ももちろんプロパガンダは超重要事項。

 

キャリーラムも逐一大陸側へは香港の情勢、プロパガンダの進捗状況を報告。

 

結果「民主派の暴徒に皆ウンザリしてる」「サイレンとマジョリティーは民主デモを支持していない」と…

なので、民主派によって引き起こされたこの混乱を大半が憎み、親中派による秩序を誰もが期待していると…そして、香港の人々はチョット前(親中派が大半を占めている時代)の平和な香港に戻って欲しいものだと信じていた様子である。

プロパガンダを広める側の人間が広めながら自分自身でもそれを本気で信じるようになったのである。

 
えぇ、抗争の続く香港にはウンザリ、元の平和な香港に戻って欲しいと思ったのは皆の願い。けれどそれは、中共ありきではなく、約束された民主主義の元で…である。
 

ゆえに、結果が出る前に、中国の国営メディアは親中は議員の勝利を記事にし入稿にまわし、結果が出る頃には印刷完了…などというスケジュールで動いていたらしく、

 

 

・・・蓋を開けてみれば親中派による妨害活動の末86%が民主派という未曾有の大惨事。

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どうやら本当に香港人の大半が、もう民主派なんてウンザリしてると思ったらしい。

 

どんなお花畑に住んでるんだか…。

 

 

それでもってこれまで「民主派のデモにウンザリしてる」などの論調を取ってしまったメディアたちは「親中派は市民の声に耳を傾けなかったのが敗因」などという的外れなことを論じるしかなくなったのである。

 

親中派がこんな大惨敗を香港でしたなどと大陸で知れたら一大事であるので、そろそろ可決目前に迫った香港人権民主主義法案を推し進めるアメリカに対しても「こんな汚い方法でアメリカが情報操作をして人々を惑わしてる」などといいつつ、当法案の可決に対し圧力をかけてみたり…。

 

 

最近、中共からのウイグル人を弾圧するよう指示する通達する公式文書が流出し、イギリスが国連へ調査するよう働きかけたり、中共がスパイになるようオファーしたオーストラリア系中国人(そして、それをオーストラリアの機関に報告)の中国人の不審死により警戒するオーストラリア、、また、銅鑼湾書店の店主の拉致・拷問に関わったWilliam Wangの亡命申請と彼の中共の非人道的なスパイ活動の内容のリーク、そしてそれにより警戒を強める台湾…

 

…そして、この香港での民主派の圧勝とアメリカの香港人権民主主義法案による圧力…

 

加えて中国経済の失速と崩壊…

 

なんか、、、そろそろクーデターでも起こるのではなかろうかという状況になってきた気がするワタクシ…。

 

この状況でキャリーラムは民主派の勝利を認めつつ、謙虚に市民の声を聞く…フリだけして受け流し、親中派の政治家をサポートしていくとことを発表。*御幣あり。

 

 

本日から香港島と九龍サイドを結ぶ中央のトンネルも再開し、一見落ち着きを取り戻したかのように見える香港だが…ワタクシにはこれが嵐の前の静けさに思えてならない次第である…。

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打倒中国・香港人権民主主義法案

*当ポストの内容は、表現の自由が認められているワタクシの権利に基づき、人権を迫害する政権に対し、若干過激な意見を記載しているので、気になる方はここでお帰りいただくことを予めお断り申し上げておく所存である。

 

アメリカの議会にて、上院・下院ともに圧倒的多数の賛成の基、香港人権・民主主義法案が可決した。

 

その法案がトランプの元へ提出されたが、この法案はもはや可決も同然の見通しが立った。

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あとはトランプがサインをするだけなのだが、ここでトランプが大統領権限を利用し、サインをしない…なんてことがあっても、この案は議会に戻されるだけで、そこで多数決になるだけなのだ。

 

そもそもこの法案、Democratic派、Republican派あわせ、賛成417対反対1という圧倒的な勝利を収めている。再度多数決をした際、3分の2が賛成したら、そもそもトランプの署名などなしで、この法案は可決する。

 

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…ということも知らずに、中国はアメリカを批判。その批判の矛先はアメリカの議会であって、トランプ政権ではなく…この期に及んで…

 

「トランプがサインをしないで、チャント中国との協力体制を築いていくことを期待する」などと発言。

 

 

…中国さん、全く民主主義を理解していない様子。

 

賛成多数に対し、大統領の一存でなし…なんてできるのは共産主義・独裁国家の体制であって、民主主義の社会ではない。もはやトランプの意に反そうが反さまいが、可決は必至である。

 

それをうけ、マーケットではもはやドル売りが開始。少し前に意図的に不正行為でリスク承知で元の切り下げを行った中国の人民元はもはや…価値がなくなるんじゃないだろうか。

 

また、これを受けて、恐らく米中貿易交渉も木っ端微塵。

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恐らく12月に予定されてた第四段の重い重い関税がドッサリ中国に降りかかることになる見込みである。

 

 

既にこれだけ明らかに民主を脅かしている中国がアメリカの当法案に引っかからないわけなく、何を恐れ始めたか中国、「われわれ中国は香港の民主を脅かすようなことはしてない。法に基づいて、秩序を守ろうとしている」などともっともらしいことをいい始めたけれど…そは…アメリカが決めることです。

 

時を同じくして、元イギリス大使館で働いており、中国で不当に拘束されたサイモン氏が各メディアでインタビューを受ける。その際に明確に拷問を受けたこと、更に、香港のデモに参加していた人達が多く拷問に受けていることを発表。

 

…もちろんイギリス激怒。

 

即刻イギリスにある中国大使館の大使に対し、お咎めを入れるイギリス政府。こちらも本格的に制裁に動きそうな気配がある。

 

 

もし、

 

 

もし、万が一、中国が香港の民主を脅かし続ければ、アメリカが香港にオファーしている特別優遇政策は撤廃。アメリカとの間にある約370億ドル分の輸入品が影響を受けるであろうし、各国もそれに続くと思われる。

 

 

…これはもはや、天安門虐殺時の世界の対応と同じ。

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とはいえ、あの時は世界の批判を受けながら日本が助けたのだけれど。

日本は誠心誠意向き合って、信頼関係を結んでいけば、将来素晴らしいパートナーになれると期待して、ODA等により莫大な金額を中国に貢いできた。

 

 

…が、

 

 

結果は皆さん知っての通りである。

 

日本人は5年後10年後を見据えてビジネスをはじめるが、中国は目先のことしか考えない。そういうフィルターで日本を見るので、とっとと取るものだけとって消える人達ばかりである。おまけに天安門虐殺の矛先・ガス抜きのために、日本は突然、南京フェイク事件にて批判を受け始めることになる。

 

…天安門事件30年前の事件で「死亡者数はよく分からない」と、曖昧なことを言う傍らで、80年以上前に20万人しか住んでいない街で30万人が殺されたと平気でうそをつく連中である。どうして30年前の記録が残っていないのに、80年前のことがそんなに明確なのか、なんで数億年前の恐竜の骨が出てくるのに、南京事件の犠牲者の骨が全然出てこないのか…

 

…そういうことを平気でやる連中である。

 

 

ただ、中国が傾きかけたら一部の日本の政治家は助けようとするんだろうなぁ・・・などとも思われるが、もはや日本の資産など、焼け石にウォーターである。これだけ負債をひたかくし続けた中国を助けられるほどの資金は日本にないし、助けていたら文字通り共倒れすると思われる。

 

 

…ただし、香港在住者としての懸念は、ここで大人しく中国が香港の民主主義から手を引かず、アメリカが本当に重い制裁を加え始めたら、香港の経済は間違えなく破滅するし、それに伴い、香港ドルのドルペッグは解消され、香港ドルなどというものはただの紙切れになるかと思われる。

 

…そんなワタクシ、生活資金のたくわえは香港ドルであるが、資産は全て米ドルにしてある。

チャントマーケットを見ている人ももはや香港ドルで持っている人はおらず…

 

しかし、意外と事の重大さに気がついていない中国人は多い様子。

そんな中国は必ずや報復するなどといっているけれど…

 

 

…なんで協力するとか、信頼を構築するということに対して全く努力をできないのか…

 

再教育が必要なのは間違いなく中国のほうである。

 

この国際社会がそっぽを向き始めたどころか、制裁に踏み出そうというタイミングで中共の密告者と思しき者から、ウイグル人弾圧の情報が出たり、(今まで絶対に制限されていたような)中国経済の実態を暴露するような教授の記事が(おそらくある政府グループの後ろ盾の元)発表されたり…恐らく習近平の失脚を望むものが中国内でも増え始めているんだろうなぁ…という兆しを見せている。

 

 

…まさに四面楚歌。

 

 

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とにもかくにも全世界で中国の脅威により人権を迫害・弾圧されている人達が一日も早く平和な暮らしに戻れることを願って病まない今日この頃である。

 

*ウイグルにて何が起こっているか知らない方はこちらをご参照いただきたい:
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67838

 

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横暴なテロ国家の暴挙

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11月11日から明らかに警察の雰囲気が変わった香港。

前日、前々日にデモでオフィシャルに初めて人が亡くなったということが公になった直後である。本来であれば、そのようなことが起こらないよう通達が流れてもおかしくないものである。

 

・・・が、

 

その朝、警察はもはや躊躇いもなく実弾を3発発砲。

二発は人に当たり、重症となった。

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その日の午後、外国人も多く働く香港の金融街、セントラルで、ランチタイムに出かけた人が大勢いる街中で、無差別にあらゆる人を狙った催涙弾を警察が発射。逃げまとう人々にほくそ笑む警察。

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ワタクシも近くに居合わせており、悲鳴が聞こえて慌てて走り去った次第である。

 

結果、会社から帰宅するように促されるも、交通手段が麻痺してしまい帰宅難民になり、会社経費でタクシーで帰宅。

 

翌日から一週間、在宅勤務が始まったのである。人と会わないことがこんなにストレスになるかと思うほど、部屋にいればいるほど不安は募っていく。

 

同じ頃、香港中文大学で勉強をしているワタクシの友人Sは渦中になった大学のグランド脇の寮から、警察が進入してきたのを目撃していた。

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警察の言い分では、近くに通る高速道路へここの大学生が何かを投げ入れ、混乱を招いた。調査のために大学内へ入ると、グランドで大規模なデモ活動をしており、抵抗してきたので「仕方なく」催涙弾「等」で応対せざるをえなかった…という。

 

ところが、後に大学の職員がフェイスブックにも投稿していたし、友人Sも証言をしていたのだが、高速道路へ何かを投げ入れたなんて事件はまず、警察のでっち上げ。その日は普段どおり、大学で授業が行われており、グランドでデモ活動をしている人なんて誰もいなかった。ところが、警察が大学側の許可を取らずに勝手に押し入ってきて、無差別にそこらじゅうにいた生徒達に催涙ガスを放ち始めたという。

 

…警察の狙いは恐らく当大学にある香港の99%を占めるインターネットのサーバーで、それを横取りするために難癖をつけて押し寄せてきたのだという。

 

ちなみに13年前くらい、ワタクシもこの大学で夏季の講習を受けたことがある、思い入れの深い大学である。

 

結局その日、5ヶ月間続いたデモ活動弾圧のために使用された催涙弾の総量よりも多い数の催涙弾が1日の間で使われ、大学および周辺地区は完全に汚染がされ、小鳥などの小動物や川を泳ぐ魚などの死骸が多数目撃されたという。

 

ちなみに友人Sは日本人留学生とルームメイトだったというが、その子がどうなったかはわからない。とにかく着の身着のまま逃げ出し、兄弟が運転する車に飛び乗り逃げたのだという。

 

その日、上空では人民解放軍のヘリが常駐していた。

 

催涙ガスをただ、目潰しに使えるガスと思ったら大間違いで、今、香港ではクリニックや病院で、湿疹、肌のかぶれを訴える医者が大勢いる。ワタクシも身体中に湿疹ができ、痛くもかゆくもないが、とにかくただれ、皮がむけ、ブツブツができ、恐ろしい思いをした被害者の一人である。

 

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ちなみにワタクシは、デモは常に避けるし、なるたけ近寄らない。考えられるのは浮遊・残留する催涙ガスを吸った可能性があるということ。老人子供など、免疫力の弱い人が吸うと致命的になる可能性すらあり、参加していない人も軒並み巻き込まれている惨事である。

 

1週間、誰にも会えず、情報交換もできず、ただただネガティブなニュースが舞い込み、外からはサイレンの音と悲鳴が聞こえてきて、日本からは家族や友人が心配のメッセージを送ってくる。

 

 

・・・精神的に大丈夫なわけがない。

 

 

ワタクシは一体こんなところで何をやっているのだろうと繰り返し考えることになるのだった。

 

そして、舞台は香港理工大学へと移る。ここはワタクシがこの6年間くらい、毎朝・毎晩、通勤・帰宅時に通り過ぎた大学で、ここが渦中になり、もちろん通行止めになった。

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あらゆるニュースを調べてみたが、これはもはや現代版・香港版の天安門大虐殺である。警察の攻撃はもはや逮捕・鎮圧を目的としておらず、デモ隊の殺害が目的となった攻撃を続けているのである。

 

怪我をしている市民がいても、救助隊を妨害、妨害どころか逮捕。救急車で運ばれていても、機動隊が道をふさぎ、乗り込み患者を逮捕。逮捕し、無抵抗になったデモ隊を複数で血だるまにし、治療を受けさせずにそのまま拘束。

 

さらに、

 

つい先日、その日は中国へと続く電車が一般客向けには停止になっていたのであるが、拘束されたデモ隊が次々と中国へ向かう電車に乗せられている映像が流出した。

 

そもそもことの発端は逃亡犯引渡し条例の撤回にあり、このふざけた条例は、多くの犠牲を出した後、公式に撤回されたのであるが、まさについ先日、逮捕されたデモ隊が、起訴、裁判をする前にすでに大勢中国へと送られて行ったのである。

 

これをうけ、アメリカでは事実調査を本格化させ、香港人権民主主義法案の可決を最終段階へと持ち込んだ。あとはトランプがサインすれば可決である。

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時を同じくし、イギリス、オーストラリア、カナダでも同様に中国への圧力をかけるための動きを進めている。

 

ちなみにこの香港人権民主主義法案であるが、これは、香港の民主主義を脅かすものを個人レベルで識別し、

  • アメリカへの入国拒否
  • アメリカで所有している資産の凍結
  • 香港へ提供している特別優遇政策の停止

などから始まり、、、

 

・・・やがては、国際社会において金融システムから中国を締め出すところまで想定に入れているらしい。

 

 

現在、中国の経済の崩壊は昨年くらいから本格的に始まり、今現在は中共が必死にひた隠している状態である。このような状態で上記のような法案はとどめになりかねない、引き金になりかねないとても強烈な一手となるのである…

 

 

…が、

 

 

正義より自分の面子が何より大事な、核を保有している中国が、ただ、黙って降参するとは考えられず、。ワタクシは恐らく「アメリカによる宣戦布告だ」だの何だの言い出し、武力行使に踏み込みかねないのではないかと思っている。

 

…もはやまともに話の通じる国家ではない。

 

現代社会の武力が正面から全力でぶつかれば、文字通り世界は木っ端微塵に吹っ飛ぶくらいの威力があるだろうと思われる。

 

不意に、その昔、アインシュタインが「第二次世界大戦では原子爆弾が兵器として利用されましたが、第三次世界大戦が起こったら、どのような兵器が使われると思いますか?」というインタビューにて「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次大戦ならわかります。石と棍棒でしょう。」と答えたのを思い出したワタクシ。

 

…あるいはそんな未来も遠くないのではないかと思い始めた今日この頃なのである。

 

なんにしてもこれだけ虐げられた人間達が、完全に体制が変わったからといって、憎悪を拭い去れるはずもなく、鎮圧されたところで長期にわたり、中国・共産党を憎む人達というのが一定数香港にい続けることになるんだろうなと思う。

 

加えてこの催涙ガスによって汚染された土壌と海の水…。
もうワタクシが好きだった香港の街は戻ってこないとただただ確信したのであった。

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一時帰国の楽しみの落とし穴…。

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最近デモ関係の暗いトピックが多かったので、たまには雰囲気を変えて…

 

 

先日、一瞬の隙を突き、日本へ一時帰国してきたワタクシ。

日本に帰るときは大抵、

・どこへ行くか

・何を買うか

・何を食べるか

・誰と会うか

 

…それは、限られた時間の中でのとても重要な選択である。

 

特に食がとても大切なワタクシ。

日本に帰ろうものなら思い出の味の1つや2つ食べたいのであるが…

 

…無駄に張り切るのが母親である。

 

これを期に思いっきり手料理を振舞おうと待機しているのであるが、

ワタクシの母は、いささか的外れなのである。

 

例えばワタクシが○○のお肉屋さんであげてくれるコロッケが食べたい!

 

と、リクエストする。

 

それは別にコロッケならばなんでも言い訳ではなく、そこで売られているコロッケが食べたいのであるが、

 

「そこのスーパーで売ってたから買って来た!!」

 

とか、

 

「こういう感じのサラダが食べたい!」

 

と、リクエストすると

 

「チョット涼しいから野菜炒めにした」

 

とか、

 

「お好み焼きが食べたい」

 

とリクエストしたら

 

「冷凍のたこ焼きがあったから油で揚げた!美味しいのよ~!」

「あと、これだといもたれするかな~と思って…そこのお店で売ってる海鮮丼、凄くおいしいの!」

 

⇒それなら駅前のたこ焼き屋さんで買うっつーの!

⇒母、ワタクシは子供の頃から魚介類が苦手なの知ってるだろーが!!

 

「ロースのカツ丼が食べたい!」

 

というと

 

「ヒレのほうがヘルシーで、カラッとあがったからとんかつにした!」

 

 

・・・。

 

 

・・・外食にすればよかった・・・

 

と、度々思うのである。

 

しかし、決して悪気があってしているわけではなく、彼女の中での最善を提供したところ、別にワタクシが欲しくないものに変わったというだけなのである。1週間もすると段々イライラは募り、どうせ、ワタクシのリクエストに答えないなら聞かなければよかろーが・・・などと思ったりするのであるが、まぁ、、、ある種の親孝行ということで…

 

そして、あまり外食しない母をつれ「駅前にあるイタリアンに行きたいんだけど…一緒にどう?」といったところ、良いところができたから…と、

 

…車を走らせて…

 

 

・・・サイゼリアに連れて行かれるのであった…

 

 

っていうか、サイゼリア、香港にあるから!!!!!!!

 

 

・・・次回こそは絶対に自分の食べたいものを優先しよう・・・と毎回思い、毎回失敗する、ワタクシなのであった…。

 

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香港人権法可決

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香港人権法が可決。

 

当然中国では猛反発が起こるのであるが…

 

…ネットを見ていると、

 

そもそもどういう内容で、どういう圧力が、どういう人に、どのようにかかるのか、

 

全く分かっていないで大騒ぎしている人が多くて非常に驚いた。

 

内政干渉っていうか、これは、アメリカが自国の民主主義を守るためのアメリカ国内での法律で…内政干渉でもなんでもないのだが、どんな拡大解釈なんだろうか。

 

この法案は、物凄く簡単に言うと、一国二制度のもと、民主主義が約束されている香港の民主主義を脅かすようなことをする人に対し、アメリカ側がその個人を特定し、アメリカ入国を拒否し、その人間がアメリカに持つ資産を凍結するというもの。

 

中国および香港が国内で守れない民主主義の約束を、海外で守れるはずはないし、そういったものを脅かす人間に対し、アメリカが自国の民主を守るために入国を拒否したり、民主主義を脅かす活動資金に使われかねない資産を凍結するのは、ごく自然な当たり前の権利だと思われる。

 

その上、この手の法案は旧ソ連に対してもイギリスやアメリカが行ったものである。

 

今回の法案が可決したことを内政干渉だと大騒ぎする中国。

それであれば、言論の自由が守られている国の「1個人」であるNBAの選手に対し、「中国政府」が表現の自由を弾圧することや、South Parkというアニメを強制削除、批判する事は、非常に暴力的な内政干渉にならないだろうか。

 

アメリカとは別にイギリスでも同様、何らかの方法で香港の民主主義を守るための議論が行われている。

また、ドイツではウイグルで中国政府が行っているウイグル人に対する人権弾圧、強制収用による大規模な拷問に対しての批判を強め、そこで弾圧・拷問されているイスラム教徒がもっと明るみになれば、イスラム教からも批判は集まるだろうし、チベット仏教への弾圧、また、中国国内で爆発的に広まったキリスト教に対する弾圧に対する反発も免れない。

フィリピン、ベトナムはそれぞれに領土侵略に対する抗議を強め、日本、アメリカ、オーストラリア、インドは同盟を結び、名指しこそしてないけれど、中国の海域侵略の警戒を強めている。


もちろん香港人、台湾人は言うまでもなく大半が中国に対して嫌悪感を有する。


まさに四面楚歌。

こんな状況で中国を指示する国なんてあるんだろうか。

これまでは経済力の強かった中国は金で物を言わせてきたが、そんな中国のフェイク経済成長率の快進撃ももう末期。

加えて急速に迫り狂う超少子高齢化にチャイナ7の中ですら水面下で強まる派閥争い…。

 

終焉は近い…といわれ、もはや十数年…
100年以上存続したことがない中国ももう70年…。

 

何をするときも勢いのある中国であるが、問題を勃発させたり、没落していく規模も物凄い勢いになりそうなものである。

 

…間違いなく世界中大きな影響を受けることになるだろうけれど、それを見越したかのように多くの外国企業は既に中国本土から撤退。


…こういうときに動きが非常に遅いのが日本企業…。

もう少し真剣に考えてみても良いのではないかと思われる…。

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警察に絡まれた

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友人と待ち合わせをして飲みに行くことになっていた夜、「この辺で待ってるねー」メールを送るべく、道の写真を撮って友人に送った。

すると、すぐさま警察5人組が近寄ってきて、物凄く厳しい口調で「何をやってる?」「お前はなにじんだ?」「何で写真を撮った?」と詰め掛けてきた。

 

えぇ、市民に平気で暴力を振るう警察たちが5人で取り囲んでいるわけです。

 

武装とは程遠い、熱帯夜にピッタリな露出度の服装でデモに参加するとでも思ったのだろうか。

 

とはいえ、警察も人間。恐らく、もはや市民に物凄く恨まれていることも知っていて、まぁ…ある種市民が敵に見えているでしょうね。辞職した警察も物凄くたくさんいるし。

 

逐一、「どこに住んでる?」だの「誰と暮らしてる?」だのなんだの結構プライベートな事まで聞いて来て、荷物検査、IDチェック、身体検査までされ、凄く失礼な口調を続ける警察。

 

…今なら機嫌を損ねることを言ったら、簡単にしょっ引かれるのだろうなぁ…という恐怖から、なるたけ平静を繕いニコヤカに応答したワタクシ。

 

 

その時、大陸人のビールっ腹のオッサン2人が通りかかり、北京語で「無礼なデモ隊を逮捕してくれてありがとう~!!」と叫び通り過ぎていった。

 

 

・・・・ウッッッッッザ・・・・

 

 

「仕事は何をしている?」

 

 

と言われ、

思わず

 

 

「外国系のメディアで働いてる…ジャーナリストとして

 

 

と、思わず口からでまかせを。

 

 

「だから、ネタになるようなことしたら、ドッサリ書くよ」

 

くらいのプレッシャーを与えようとしたんだろうか。イミフなワタクシ。

 

 

ところが、その後は無駄な尋問は止め、若干声のトーンも明るくなり

 

「いい夜を」

 

と言い去っていった。

 

 

 

市民を守るための警察に、全く守られていない感しか感じてない香港市民とワタクシ。

香港のショッピングモールには「安全対策のため、警察の入店を禁止」という張り紙が貼られているところもある。

 

 

その週末、デモ隊はまた大きく衝突。

身柄を拘束された上でたたきつけられ、傷口に催涙スプレーを塗りこむ警察の様子や、

ただただ暴力を振るい続ける姿を世界中に晒して、それを本当に正義だと信じているんだろうか。

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デモももはや100日を越え、自体は悪化の一途を辿るのみ。

 

事態収束に向けて対話の機会を設けない行政長官も、ただただ市民の安全を脅かすだけの警察も

民主主義の街ではてこ入れされるべき悪しき組織に他ならない。

 

一刻も早く、残り4つの要求が認められることを切に願う次第である。

 

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