*車道のど真ん中を堂々と走行する自転車
基本的に香港人は、想像力の乏しい人が多いと思う。
(多いと思うのはワタクシの主観であるので、10人に1人だから多いのか、100人に1人だから多いのかなど、その辺は明確に出来ないのではあるが)
故に、「何でそういう動きをするの?!」とか、
「いやいや、そこで突っ込んできたら駄目でしょ」とかしょっちゅうある。
そのため、
赤信号に向かって全速力でアクセルを踏み込むバスのドライバーも珍しくないし、
買い物終わりにカートを片付けずに去っていく人もワタクシの感覚からすれば多い。
目も口も半開きにし、スマホをいじってゾンビのように徘徊する人たちの何の思考力のない人たちを見て、
この人たちに自分の考えはあるのだろうかと疑問に思う次第である。
(歩きスマホは世界中で多いのだろうけれど、。)
先日のカスタマーサポートとのバトル。
アレから、何度リマインダーを送っても連絡は来ず、ホームページ上の電話番号は、永遠にテクニカルなトラブルを経験し続け、電話は一方的に切られ、かかってきた電話番号へ折り返しても、永遠に営業時間外、おまけにアイテムを送り返す際に教えられた工場の電話番号も、結局は電話会議用のフェイク番号…。
・・・なんて会社だ・・・。
唯一つながる、全く関係ない購入前のサポートセンターの人に話をするしかなく、散々吠えてあきれられた挙句にようやく連絡が来たのである。
修理品を送ったのは3週間前。
そこから「確認します」といったきり、毎日リマインダーを送っても無視を続け、ようやく電話があったと思えば
「どうしてこのようなことが起こったか調査しており云々かんぬん…」
明らかにスクリプトを読んでいたので
「チョット待って、なんでワタクシが送った荷物を受け取らないかじゃなくて、何でこんな報告をするだけのために3週間もかかったのか聞いているんですけど」
といっても、
「Sorry,,, but(原稿に戻る)」
「それについては改善を勤めます(そして原稿に戻る)」
結局何度止め、そこを指摘しても、何にも言葉が浮かび上がってこないのである。
「いやいや、なんで3週間かかったのか聞いてるんだけど?」
と、手を変え品を変え、怒りを伝えても
「工場側からフィードバックがないから」
とか、その程度のことしか言えず、
「じゃあさ、工場に電話したの?5分で確認できるでしょ?リマインダー毎日送ったけど、何でそれに対して『今確認中です』の一言も言えないのか」
と、言ったところで、それが問題だと毛頭思っておらず、「対応すりゃいいんでしょ?」「対応するって連絡してるんだからもういいじゃん」というのりであるのがアリアリと伝わってくるのである。
なので、何度その手のシンプルな質問をしても
「工場が~…」
「今調査中で云々」
「フィードバックがないから連絡することがなかった」
…基本的にホウ・レン・ソウの文化はないようである。だ、ものだから、基本的にそういう電話があっても
「返金担当の部署から後で連絡があります」と、。
・・・いやいや、後でっていつなの?また3週間後とかありえないんですけど
(*ちなみに一番最初に連絡をしたのは2ヶ月弱前である)
「いや、だから後で…」
「じゃあ、それがいつになるのか確認しようか」
「ですから、Laterです」
…話にならない。
言葉が通じる人がコミュニケーションをとれる人とは全くもって限らないことを痛感させられるのである。
最後に
「じゃあ、連絡がない場合はどこに電話したらいいの?」と聞いても、あの永遠にテクニカルトラブルのある電話番号しか教えてもらえず、何度あれがワークしていないか伝えても結局変わらず…
「いい?あの電話番号は絶対に人にはつながらない仕様になってるから」と言っても、何一つイレギュラーの対応は提案がなく。いくらリクエストしても、通常の方法を案内され続け、どんなにそれが機能していなくてそれのせいで2ヶ月経っているか、ドラマチックに説明したところで、何の意味もないのである。
・・・案の定「24時間以内に連絡させる」といった72時間経過しても連絡はなく、リマインダーを送ろうが、電話をしようが状況は何にも変わらず、つながることはないのであった。
この人たちがイレギュラーのための想像力を働かせるのはものを売る時だけであって、それ以外の時には、教科書に書かれた事以外のことは対応できない人が本当に多いなぁと身にしみて思うのであった、。
ちなみに、香港は吠えれば何とかなることも多いが、裏を返せば、吠えなければどうにもならない世知辛い街でもあるのである…。