香港人の商売魂
香港人の商売魂はすごい。
多少強引で大雑把でその上傲慢で、いろいろ顧みないので、押しも強ければ、・・・ひきも・・・いや、引かない。ひたすら押し続けてくる。
ジムの契約が後2年残っているワタクシ。
今年の初めからチェックインするたびに
「もうすぐ契約がきれます」と
更新の案内をしてくるのであるが、
「いや、まだ2年あるから」
と言い続けてセールスを黙らせて来た。
ところが、何度も断り、しばらく勧誘もなかったので、どれくらい時間が経ったか忘れ、先日久しぶりにそんなことを言われたものだから
「いや、まだ先でしょ?」
と言ったら
「来年です」
と言って来たのである。
詳細を調べてもらおうとしたら、別室へ連れて行かれ、まんまとあちらの手に引っかかることになるのである。
担当をした香港人は、びっくりするぐらい英語が全然話せない人で、どれくらいかというと、数字を英語で言うのすら危ういレベルの人である。
そんな彼女だったが、翻訳アプリを駆使し、ものすごく紙にオプションを書き捲り必死に契約更新を勧めてくるのである。
ワタクシも、仕事で英語を話さなくてはならないことは多いが、正直、上手く表現できないことは多いが、そこまでうまく言えないことは飲み込んでしまうこともある。
・・・が、
彼女は、凄まじくつたなすぎる英語で、一生懸命説明し、ワタクシも「つまりこう言うこと?」など、確認をしたり、助け舟を出した次第である。
結局オファーされた料金は今支払っているものの半額くらいになるようで、断る必要も感じなかったので、更新することを承諾したのであるが・・・きっと、最後は今日更新しようと思ったのは、その子が一生懸命だったからだなぁと思う。
…などと、ほっこりしていたら、やはりミスコミュニケーションは生じており…。
・・・蓋を開けてみれば、今現在の契約終了は2年半先で、そこから5年の契約となり、さらに3年分無料というオファーであった・・・
・・・つまり、ワタクシ、この契約を最も有効に活用するには、、、
後10年このジムに通わなくてはならない次第である。
1、ワタクシは10年先も香港で暮らすのであろうか
2、10年先でも運動を続けているのだろうか
などなど、色々不安が付きまとった次第であるが、、、
おそらく10年先も香港に住み、そして運動を続けているのであろうと思われる。
最初は月払いという話だったのに、携帯の契約のように毎月請求が来るわけではなく、どうやらジムからクレジットカードへは一括で請求し、クレジットカード会社で分割払いの手続きをし、それに発生する手数料は、あらかじめ値引きしてくれるというオファーだったので、結局一括で払い、手数料分(ジム使用料に直すと1年分くらい)安くしていただいた。
セールスの彼女は、ワタクシとの契約ができたことが相当嬉しかったらしく、お礼にと、色々なギフトを持たせてくれたのであるが・・・内容が
・プロテインシェーカー
・タオル3枚
・シューズケース
・タイガーバーム
・・・までは分かるが
・赤ワイン3本…。
・・・何故ジムが赤ワインを・・・
それならプロテインとかをギフトにした方が合っているのではないかと・・・
と、とにかく、彼女のガッツを見習い、頑張らなければなぁと思うとともに、、、
ワタクシの香港生活も着々と継続してくのであった、、。