安室奈美恵さん香港公演(ネタバレなし)
誰にでも忘れられない経験の一つや二つ、あるかと思われる。今回の安室さんの香港公演初日は、ワタクシにとって、永遠に忘れることができない、最高のライブとなった。
いつもなら、予めセットリストを見たり、ファンの人たちが書いている感想を見て、気分を高めるワタクシ。しかし、もう今後「次は何を歌うんだろう」と言うワクワク感を味わえるのはこれで最後なんだと覚悟し、報道されている情報も一切見ないようにして、香港初日に参加。
もう一曲目から大号泣。まさかこの曲で来るとは・・・などと、思いっきりの涙のスタートとなったものの、二曲めから完全にいつものNamie’s Style。コレでもかと言うくらい盛り上げ、ワタクシも悲しむ間も無く盛り上がってしまったのであるが、また、しばらくした頃、思いっきり泣かされ・・・そんなことを繰り返したライブであった。
昔の曲を披露する際、通常「懐かしい歌やるよ〜!」と言うような「過去を振り返る」ような見せ方が主流になっていた曲たちを、今回はまるで「昔に戻った」ような、当時のテンションで披露していたのがとても印象的だった。もう戻らない時間へ戻してくれたような気持ちになったライブ中盤。
新しい曲や、最近の曲を披露した際もそのテンションは変わらず、手拍子をする事すら忘れてしまうほど引きずり込まれる歌も、思わず固唾をのんで見守ってしまう歌も…そして、バラードの最中はそこら中からすすり泣くファン達の音が聞こえてきて…これが本当に最後なんだなと改めて実感。
これまでに彼女のライブへは数十回足を運んだワタクシであるが、あそこまで気分が乗っていたというか、思いっきりライブをしている様子は初めて見た・・・と言うくらい、香港初日の安室さんは調子が良かったように思われる。
それもあってか、一番最後には…、、、。あんな安室さんは生では初めて見たと言う印象的な事件が。。。
一番最後の締めくくりはキットこの曲だろうな…と予想していた曲は見事に外れ、「あ〜彼女らしいな」と言う締めくくりの曲…。
ずーっと定番だった「今日はどうもありがとうございました、また遊びにきてね、バイバーイ」も、もはや「また遊びに来てね」を聞く事は叶わず…本当に素晴らしい幕引きだった。
…とはいえ、ワタクシ、香港2日目も見に行く上、東京でもあと2回程見に行くのであるが…。
思いっ切り余韻に浸り、友人と泣きながら反省会兼打ち上げに向かう道中…会場外で堂々とパチものを売る香港人…それも、一部、ファンが勝手に作ったグッズを売っている人たちがいたり…
また、翌日には(2日目の公演があると言うのに)既にライブの映像がメディアで放送されており、、、しかもその映像が明らかに盗撮しましたと言う雰囲気の低画質、手ブレ、白飛び具合…それも、一番ネタバレしてはいけない部分までバッチリ放送…
・・・本当にぶち壊しである。
楽しみに待っているファンが誤って見てしまわなかったことを祈る所存である。
さてさて、気持ちを切り替え香港公演2日目、香港での最後のライブを楽しむ次第である。