Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

交通事故…のようなもの

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先日、広東語と仲直りなんてポストをしたけれど、

 

あんなもの大嘘である。(大袈裟)

 

友人のアテンドもうまく行って、
香港人とも仲良くやって
胸をなでおろした瞬間・・・

 

 ・・・それはやってくる・・・。

 

 

タクシーに乗り、行き先を告げた際、
ものすごい剣幕で
「あぁ、○○へ行けばいいんだろ、それならどーのこーの」
まくし立ててきたので、何なんだろうと思っていたら、
はじめから思いっきり遠回り。

 

「いやいや、どこいってんの?あの道で行ってほしいんだけど」

 

などといったら

 

「お前馬鹿か?あそこの道はすげー混んでるんだよ!

だからこっちの道で行った方がはるかに速いんだ

ぜんぜん知らないくせに大きな口たたきやがって」

 

 

などと、スラングたっぷり混ざった
イヤーな言い方で言われたワタクシ。


ワタクシ、そこへは何度かタクシーで行った事があり、
その曜日のその時間が混むことないことは知っているのである。

そこで問題起こして友人がいやな思いをしても悪いと思い、
黙って聞き過ごしていたのだが、
まもなくタクシーは自ら渋滞した道へと自ら
入り込んで行きワタクシ、かなりイライラ。


「混んでるねー」などという友人を尻目に
歯軋りするしかないワタクシ。 

 

おまけに、頼んでいない場所、
すなわちタクシーが次の客を拾いやすい近くの場所へ連れて行かれ、
長い列に並び始めた。

 

並ばれたところで、そこは別にワタクシ達には全く用のない場所。

 

「もうここでいいからおろして」というと

 
露骨にため息をつき、すごいジェスチャーまでして

 

 「屌你老尾」

と言い放ちやがった。
*意味はこちらを参照
http://bloggenic.hatenadiary.com/entry/2016/01/02/113125

 

 

普通の常識ある大人が見ず知らずの他人に対して
ましてや、お客に対して言う言葉では断じてない
非常に汚い乱暴な言葉で

堪忍バッグの緒がカットされたワタクシ。


「今何つった?」

 

 

と、突っかかってしまったのである。

あぁ、やらかした…。

 

そしたら、もう逆切れ祭りの開始である。
暴言吐きまくり放題になったうえ、
殴りかかってきそうな勢いに。

 

ワタクシ、払ったお金のおつりももらえず、
ののしられ続け、しまいには警察呼ぶだの何だの言い出し、
無線のマイクをつかんだジェスチャーしたくせに呼ばず。

 

 ・・・だって、ワタクシ、悪いことされたけど、してないし。
仮にこの人は警察を呼んで何をレポートする気なんだろうと思ったが。

 

 

ワタクシ、急いだからタクシーを使ったのであって、
こんなつまらないことに時間を使いたくないので

 

「さっさとつりよこせ」といったのであるが、
そっちのけでほえまくるタクシーのオヤジ。

 

そういう人は、大体、タクシーの助手席前に貼ってある
顔写真つきのプロフィールと別人であるので、
レポートのしようもない。

 

 ・・・ちなみに、どんな酷いドライバーに当たり、
コンプレインをしたところで、まともには取り合ってもらえない。
香港にはサービスを向上しようなんて精神はないんだと思われる。

 

中途半端に広東語が拾えるからこんな思いをするんだと
自分を若干呪い、その後数日は、友人を巻き込んでしまった
凄まじい自己嫌悪に陥るのである…。


60ドルほど、おつりをもらうのもあきらめ、
半ばはなしを強制終了してタクシーを出て去ろうとしたら、
友人・・・

 

A「よくわからなかったけど、酷そうだから、俺、思いっきりドア閉めてやった!」

B「・・あたし、腹いせにドア、開けっ放しにしてきた」

 

と言い放つ友人達。汗。
会話の内容はわからないくせに、
凄まじい根性である。

 

しかし、その夜、友人を連れて飲みに行ったバーで、
知らないローカルのグループの人たちとワイワイ話し、
フレンドリーで優しい子達もたくさんいるなと思ったワタクシ、
文字通り「交通事故に遭った」のだなぁと思うことにしたのである。

なんにしても、友人が楽しい気持ちで
日本に帰ってくれるとうれしいなと思う次第である。

 

 

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