香港人と金儲け
香港人は金が好きだ。
その意味には金儲けが好きだの意味も含まれている。
日本人だって、誰だって金は好きだと思うけど、
少なくとも日本語の概念には「金儲け」と言う部分に
卑しさや汚いイメージが含まれている…と思うし、
足並みがそろっていない、突出した収入の人というのは、
概して嫉まれる物ではないだろうか…
少なくともそういった概念の違いが見受けられる香港では、
金儲けの話について話題が挙がることは多々ある。
そんな話に人一倍疎いワタクシ。
度々マカオに赴くが、ほぼカジノなんざ素通り。
かけても1年に1回くらい、1,000円くらいのもの。
500円でも儲かればそこで辞める小心者である。
そんなワタクシに連絡をしてきた香港人の友人K。
ある日突然ペニンシュラホテルに呼び出され、
アフタヌーンティーでもするのかと思ったら…
連れて行かれたのは、タイの建設中のマンションの物件の内見会。
完成するのは、2018年6月予定で、それを買うか買わぬか吟味しに行ったのである。
案内をしてくれたのはタイからこの内見会のために来たタイ人のスタッフさん。
全員の共通言語は英語なので、英語で話すも、実はチョットばかりタイ語を嗜むワタクシ。
タイ人のスタッフさんとチョットばかし香港の印象についてお話をば。
どうやらそのマンション、すでに70%くらいは売れているらしいのだが、
その殆どを香港人が買い漁っているのだとか、。
建物が完成と、税金が発生するようになるため、値段が上がり、
建物が完成する前までに売り払おうと皆思っているらしいのだが…
…そんな都合よく皆売れるものなのだろうか、。
「どう思う??興味ある??」などと突然聞いてくるKに
返す返事もなく…
ただ、普段、香港の不動産をよく見ているワタクシからすると、
破格で素晴らしい物件が新築で…
…住む国を間違えたかな…と思った次第である、、、。