Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

アートメイクに挑戦

いくつになっても初体験と呼ばれるものは残っているものなのだなぁと思う
三十路をこっそり歩んでいるワタクシ。

この度は悩みに悩み続けて4年過ぎたアートメイクに初挑戦した。

なぜ踏み切れなかったかと言うと、
施術直後、習字の筆で書いたような眉毛になると言われ
脅かされていたため、、、また、2回から3回の修正が必要と聞き、
やるなら日本でやりたいが、1週間の滞在では出来ないし…と、
二の足を踏んでいたのである。

 

そこで、今回は相談だけでも、、、と思い、アポを取っており、
根掘り葉掘り嫌って程話を聞こうと思っていたのである。


…が、


実際、その日を迎えてみると、胃腸炎を患ったワタクシ、、、
家を出て、電車の中でドンドン具合が悪くなっていき、
クリニックに着く前にトイレで嘔吐…。

一度はいてしまえば楽になると信じていたワタクシなのであるが、
体調は意に反してドンドン悪くなり、、もう話すのもしんどい状態に…

クリニックにつくと、色々な質問事項の書かれている紙に記入をしていき、
ご担当頂いた方に色々説明を受けた。

一通り説明が終わった後

「では何か質問はありますか?」と聞かれ、

・・・反射的に


「…特にありません」

と答えたワタクシ…。


それには流石にスタッフさんも「…え?」と言う反応。
どうやら、本来ならここから30分から1時間くらいかけて
色々話し合いが行われていく様子であるらしいが、
もはやワタクシ、まな板の魚。煮るなり焼くなり美しくするがいい!
位の感じで横たわる。


何しろ施術時間が長いためか、あるいは緊張をほぐそうと、
色々話しかけてくるのだが、とにかく話が出来るほど元気ではないワタクシ、、

「はぁ、、、」
「そうですねぇ、、、」
「えぇ・・・」

位の反応しか出来ず・・・。

 

最初は麻酔が効いており、
切れ味の悪いカッターで皮膚の表面を
引っかかれている程度に感じていたのだが、
段々麻酔が切れ始め、1かき毎に痛みが増し、
最終的には錆付いた針で表皮を引っかかれている気分に…

 

その間にもドンドン体調は悪くなっていき…
一度大まかに形が出来たとき

「見てください」と鏡を渡され、

「これから仕上げに形を整えていきますが、

今の時点でどこか気になるところはありますか?」と聞かれるも

「こ、、濃いな・・・」と思う程度で、
特にどこをどうして欲しいなどいえる元気も無く

「はい、、、いい感じだと思います」と答えるワタクシ。


…きっと、なんて無気力な人だと思った事だろう…。

結局のところ全部お任せになってしまったのだが、
これが日本のクリニックの安心できるところ…

 

もし、これが香港なら、

  • まず目はつぶらない
  • 鏡をずっと見せてもらう
  • 絶対色々細かく注文してしまう

…くらいにきっと安心は出来ない。

仕上がった感じはそんな気になるほどきつい感じにもならず、
無事終わってよかった…と思ったのだが、変える前に
ワセリンを塗ったくられ一気に違和感が増した…。


とはいえ、色がチャント定着してくれなくても困るし…というのと、
何より、他人の目を気に出来るほどの気力も無く、家路につくのであった…。

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