広東語を話さないワタクシは、
しばしば、香港人により「あきらめ」られる。
たとえばそれは、タクシーに乗ったとき
ものすごい勢いであーだこーだ言うおっさんに、
英語で「広東語わかりません」と言うと、
とつぜん北京語に切り替え話を続ける。
だーかーらー、わからんと英語で言っておろうが
なぜ北京語で返す!!
と、叫んでみたくなる気持ちを若干抑え、
「中国語はわかりません」と再度言うと、
アレだけの情報量を思いっきりたたきつけてきたくせに
「オゥ…」
と言って終わってしまう。
たびたび掛かってくる営業形の迷惑電話。
「Hello?」と電話を出たところで
広東語で、一呼吸にすっさまじい勢いで営業トークを続ける人達
「あの何の件ですか?」と英語でさえぎると
「オゥ、、、中国語話せます?」と言われるのであるが
こっちからしたら、そもそもあんた誰?である。
そんな事言おうものなら
1、OKバイバーイ⇒OKじゃねーよ
2、Sorry間違い電話です⇒営業してんじゃねーかよ
3、・・・はぁ(ため息)からのガチャ切り⇒逆ギレかよ
なのである。
そのため、店に行っていたりしても、
きっとお得な情報を色々逃しているのだろうなぁと思う次第である。
しかし、この諦めはもう少し安全面でも脅かされていた。
我が家のビルは、電子カードがないと、入れないし、
そのカードがないと、自分の階にエレベーターで登ることができない。
また、ワタクシも他のフロアへのアクセスは出来ない様になっている。
・・・一見、セキュリティ的には安全そうに見えるのであるが…
先日、我が家へ遊びに来た香港人の友人T、
レセプションで「○○階のFlat ○の人に会いに来た」と言ったところ、
「わかりました、電話して確認します」と言われたらしいのだが、
「あ、そこの人、日本人だからね…」と言ったところ
「あはは、、わかりました、じゃあどうぞ」
と、建物に入るドアも開き、エレベーターも動かしてくれたのだとか…
じゃあどうぞじゃねーよ
そういえば、以前、居留守をしてるとき、
誰かが勝手にパスワード入力を試み、
我が家に入ってこようとした人がいたような…。
・・・その後、パスワード数を増やしたのは言うまでもない・・・。