香港人の目は、日本人の目と異なる様子である。
街中で視界に、こちらに向かって歩いてくる人がおり、
隕石と隕石の衝突を計算するコンピューターのように
「この角度、スピードで行けば3秒後に衝突…」
などと警告が入るワタクシ…
ためしに、それを無視したらどうなるのだろうか…
と、たまに試してみたくなるのだが、
思いっきりぶつかられる上、
「きゃあああ!!!」
などと、本気で驚かれる。
相手は正面からぶつかり、ワタクシ、横からぶつかられているので、
本来止まるべきは相手だと思われるが。。。
一転してワタクシが悪者である。
エレベーターに乗っていても、
「いやいやいや、ここに人いますから!!」アピールをしなければ
ならないほど、ズイッと幅寄せを食らうことがある…
割かし広い二人だけの空間でも…である。
そのKYとも呼べる区間感覚のない振る舞いに憤慨をしてみるのだが、
・・・何てことない、、、本当に見えていないのである。
正面のことすらそんな調子なので、
後ろなんて気にするわけがなく、
凄く込んでいる道路でも、
やれ右へ左へ…フラッフラ歩く人だらけである。
そんな人が突然進路を変えぶつかって来て
「ヲウ」
などと口走るのであるが、
一言謝る気は毛頭ないらしい。。。
こんな土地の狭い、人口密度の狭い空間で生まれ育った人間ですら、
いまだに効率よく動く方法を知らないのは何故なのか…
…もはや探究心もわかないミステリーを超えた、謎というか疑問。
せめて壊れ物や荷物を運んでいるときにぶつかってくるのだけは
止めていただきたい…。