香港の疲れるところは、なんと言っても人口密度の高さ。
これだけ人口密度が高いのに、秩序もないので、
ありえない角度で進路変更をしてくる輩や、
突然止まる輩、そして、ぶつかって来る輩など、
街中地雷まみれ、チョット道を踏み外せば木っ端微塵に吹き飛ばされてしまう。
その様な理由から、しばらく外へ出かけない時期もあったワタクシであるが、
たまたま縁あって、このたび九龍城へ出向いた。
ここには昔、九龍城砦という巨大なスラム街があり、
様々な理由から、事実上どこの国の法も及ばない不管理地帯となっていた。
93年から94年に取り壊しが行われ、
今では九龍寨城公園として、跡地はきれいな公園になっている。
話には聞いた事があるし、興味はあったけれど、
何度も近くを素通りする事はあったのに、
全く訪れる機会がなかったのだが、
今回、全く計画せず、気が付けば入り込んでいたと言う形で
当公園へ潜入。
思いがけず、香港とは思えないほどの静けさと、
人口密度の低さ、意外と行き届いた管理に感動し、
隣接した日系スーパーの入ったプラザで、
菓子パンと紅茶を購入し、軽くピクニックをしたワタクシ。
チラホラ、ピクニックを楽しむ人たちも見かけたが、
ノンビリ休日を楽しんでいる人たちばかりで、
とても心地よくなる日曜の午後で、しばらくそこでノンビリし、
満足して帰っていくワタクシであった。
家からもそれ程遠くないので、今度は本とコーヒーでも持って行き、
ゆっくり読書でも楽しむ所存である。