月の満ち欠けは、人のバイオリズムに関係しているという。
特に前回の満月は夏到と満月が重なり、
色々なところに作用したのだという。
…ワタクシ、その辺は詳しくないのであるが、
その時、そのタイミングで、以前から知っていた人物が、
数名、また連絡を取るようになったのである。
その中の一人が、突然、存在感を増し、
ワタクシの生活に密接に関わるようになった。
…しかし、その人物は、自らの務めを果たしたかの様に
満月まで数日を残した日に、去っていった。
いつも通りのお別れであったのであるが、
その日、言葉にはできない感情が込み上げ、
おそらく、今回現れた目的で会うのはそれが最後で、
そのモードで会ったその人とは、これでサヨナラなんだなぁと感じたのである。
…その翌日、絶妙なタイミングで、後釜の様に
とある人物が浮上。全く別のジャンルの部分のワタクシの課題を
思い起こさせる様なことの運びにシドロモドロになるワタクシ。
そして、また、よりによって満月前である。
もしかすると、その人も役割を終えたら、去っていく人なのかもしれない。
などと、不思議な気持ちで眺めるワタクシ。
以前の部屋は部屋から月を見える様な部屋ではなかったのであるが、
新居で窓から月が見える様になり、
何か妙に月を意識してしまう様になったワタクシ。
先日は、満月が雲の隙間から見え、
その雲には雷の閃光が走ると言う、
静と動、陰と陽、愛と憎を表したような月に
驚かされるのであった。
考えすぎかもしれないのであるが、夜、部屋の電気を消して、
寝室の窓から差し込む満月直前の光に、
すっかり気を取られているワタクシなのであった。