自己評価と他人の評価
ワタクシは微妙に癖っ毛である。
普段はドライヤーとヘアーアイロンを駆使して
髪の毛はなるたけまっすぐにしている次第である。
ゆえに
湿気と汗は敵である。
梅雨なんて大嫌いだし、
雨の日は憂鬱になる。
…なのに今、ワタクシが暮らしているのは、
湿気が余裕で100%を超える香港である。
たまになぜここで暮らしているのか本気で疑問になる次第であるが、
あるとき、ハイキングへ行き、思わず本気になったワタクシ。
自分を制御できなくなり、発汗しまくった次第である。
当然髪は濡れ、うねり、ワタクシのテンションはだだ下がりである。
シャワーを浴び、できる範囲で髪の毛を整えやっつけで出てきた際、
同僚N子が
「その髪型のほうがいい」
というので、全く受け入れられず。
しかし、良いと繰り返すので、気になり、
2日ほど連続で癖を生かした髪型で出社したのである。
その後、ストレートに戻し、出社したら、
香港人の同僚にも
「あれ?パーマかけたんじゃなかったの?あっちのほうがよかった」と言われ
複雑な気持ちに。。。
同僚N子は
「自分で良いと思っているものと、他人から見て良いと感じるものは違うものだ」
と説く。
その際に、以前試用期間の間のみ勤務し、クビになった同僚のことを持ち出した。
胴長短足チビデブの坊主頭がサムエルパンツ履いて
ピエロみたいなかっこして、みんなドン引きしてるのに、
そのブランドの自慢を本気で自慢する始末…。
…おそらく彼は本気でそれが最善の自分に似合った
ファッションだと信じたのであろう。
…周りは失笑してたけど。
そんな事態がワタクシの身に起こっているとは思わず、
少し変えてみようかな…
…と、思った矢先、
繕った自分しか見せたくないなと思う相手と遭遇し、
とっさに髪の毛を隠す仕草をしてしまったワタクシ…。
…まだまだ心の制限を外すには時間がかかりそうな次第である。