日本の教育と海外の教育
日本人の友人で香港に暮らしているO。
1年半前に香港に引っ越してきて、
最初は日本人学校に入れていたが、
途中からイギリス系の学校へ転校したらしい。
授業にどのような差があるか伺ってみたところ、
日本の学校は正解が決まっていて、それを導き出す過程をしっかり叩き込まれ、
それを習得するまでの反復練習が多いし、◯か✖️かはっきりしていたり、
それで評価をされることが多い。
比べて、イギリス系の学校では、答えは特に重要ではなく、
どのような考え方があるか、グループで勉強しあい、プレゼンしあって
答えへのアプローチを学ぶことが多いのだとか…
⇨その分、回答はカナリ大雑把で日本の子達に比べると
計算能力などは低いのだとか。
…しかし大人になって思う。
正直、ワタクシの人生で、それほど、算数は大きく関わらない。
最低限、足し算、引き算、掛け算、割り算さえできればなんとでもなる上、
計算は計算機が行ってくれる(それはワタクシがダメ人間なだけという噂が…)、
が、しかし、未だにグループで何かするのも苦手だし、
人前で発言するのも苦手。答えもちゃんと決まっていてくれないと、
目指すものがわからなくなったり、自信が持てなくなったりする傾向がる。
少なくとも周りの外国人に比べると。
友人Oは子供をイギリスの学校へ通わせつつ、日系の塾に通わせている
親の立場から「あんな問題ちゃんととけてくれないと、日本の同級生から遅れをとる」と、やきもきしている様子だが、将来、社会に出てからどちらのスキルが欲しかったかと言われると、イギリスの学校での経験が羨ましいなぁ…と思ってしまうのであった。