香港ではスーパーで買い物をすると、
袋詰めの作業は全てレジの人がやってくれる。
たとえ、マイバッグを持っていっても、
レジの人に渡せば綺麗に整頓して入れてくれる。
…ゆえに、日本に帰った時に、スーパーで買い物した時に
すっかり忘れており、「え?!入れてくれないの??」
くらいの感じになっているワタクシ…。
しかも、袋を有料で買い忘れたりなどすると、
その辺に転がってるダンボールを組み立て、
自分で詰め込み持ち帰る必要があることに
軽い逆カルチャーショックを受けることもしばしば。
香港のレジのおばさん、手際が凄まじくよく、
結構高確率で、うまく入れてくれる人が多い。
あまり丁寧じゃなさそうであるが、
実際きっちり入っていて感心する次第である。
…が、
その日、たまたまレジをしたのは割と若目の少年。
炭酸水の缶4個が1パックになっているボックスを2つと
キッチンペーパーを買ったのだが、その際に袋をお願いしたところ、
先にキッチンペーパーを詰め込み、場所がなく、その上に、
すごく気まずそうに、苦笑いをしながら、コッソリと
炭酸水を乗せてみるのである…
…それを見て
「あ、キッチンペーパーは持ち手があるから、入れなくていいよ…」
と、ワタクシ。
それを聞き、安心したかの様に
「ごめんなさい、、ごめんなさい」と苦笑いをしながら取り出し
手渡してきたのだが、
…香港人でバツが悪そうに苦笑いなんてしながら
謝られたのなんて久し振り過ぎて、なんだか微笑ましかった次第である。