日本の接客と香港の接客
香港の接客は接客なんかじゃない
・・・と、
香港に来てしばらくして、何となく広東語が分かるようになったころ
憤慨したりしていたワタクシ。
そして、日本に帰ると、貴族扱いでもされているような
錯覚に陥る、あるいは、店員さんが自分に気があるのではという
どうしようもない勘違い系になる事もシバシバ・・・
・・・それはそれで素晴らしいと思っていたのだが、
両者が客にもたらす結果は随分違っている。
香港では店員も客も、ほぼ立ち居地が対等である。
客だが来店してもシカトされる、手を上げて呼んでもこない
なんて事はシバシバあるし、長期の契約になるような客になっても、
「What's up dude」などと言われる事も・・・。
が、そもそも広東語には日本語の様に厳格な丁寧な言葉の使い分け
などと言うものはない。(もちろん丁寧な言い回しはあるのだが)
また、客が横柄な態度を取ろうものなら、店員も
「お前に提供するサービスはない!帰れ!!」
などとなりかねない・・・事もある。特にパートの人だと。
一方、日本。
お客さんは神であるだかなんだか、
自分に言い聞かせている客が多く、
お客さん自身の自分のミスで陥った状況を
店のせいにして、逆ギレすら始める人をたまに見かける。
「普通にしてたのに、勝手にこうなった」などなど・・・
・・・勝手になるわけはない。
都合が悪くなったりすると、「態度が悪い」だなんだ・・・
・・・論点が摩り替わっていたりする事も・・・。
どちらがいいかなど一概に言えないが、
どちらの国も、レベルの高い店へ行けば、
やはり店員さんもお客さんもどちらもレベルが高いなぁ・・・
と思う次第である。
・・・そういうところに属する人間にならなくては・・・
と、
今日もローカルの店を梯子するワタクシであった。