Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

非常識な行動

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*ゴミを持ち帰らない人たちの残骸

日本人にとって、「他人に迷惑をかけない」というのは
常識のトップに来るのではないだろうか。


個人的経験に基づいた意見だが、香港人の感覚の中には、
他人の迷惑より自分の利益を優先させる事の方が重要な人が多い


先日、会社に残り残業をしていたら、
ビルのセキュリティがエレベーターホールに上がってきた。

どうやら、工事があり、業者が入るので、
それの監視に来たようである。


・・・実際は、パイプ椅子を置き、待機しているだけ。監視なんてしてない。


大人しく待機しているのなら、それはそれで構わない。


・・・が、


あろう事か、音量全開で広東語のドラマを再生していた。
うっっっっさい。



エレベーターホールなので、音が響き、
オフィス内にも、その雑音が響き渡ってくるのである。


10分は我慢したのだが、おさまる様子もなく、
このまま永遠に続くと思われたので、
注意する事にした次第である。


「まだ、中で働いてる人がいるので、音量抑えてください。」


凄く嫌な顔をし、こちらを一瞥し、何も言わずに停止。
特に謝りもせず、慌てもせず、何も言わず、
何事もなかったかの様子である。


仕事中にそんなことをしているのを
見られたという罪の意識も、恥じらいも、
テナント、すなわち、彼らからしたら客である
人達の仕事を邪魔してるという感覚も、
会社の社員として働いている気も皆無。




日本で働いているときは、外部の人間と接するときは、
いつでも「会社の代表として見られることを認識しなさい」と、
新入社員の時代に叩き込まれたものである。


・・・そのセキュリティー、見たところ、年の頃55。
もはや社会人の精神論など学ぶ気もなかろう。


香港の社会では、会社よりも個人が大切なのである。
もちろん、ある程度はその考えは必要である。


が、

他人に迷惑をかけないという義務を学ぶべきかと思われる。


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*矢印ガン無視で、扉のど真ん中で電車を待つ人


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