Mark Sixで一攫千金
香港人に限らず、恐らく中華圏で割りと広く浸透している
大切な考え方…それは・・・
一攫千金である。
世界のカジノで大金を湯水のように惜しみなく使う中国人。
日本文化で「金儲け」という言葉には、
どこか、卑しさを含む。
汗水たらして働いて、地道にコツコツ積み上げていく・・・
恐らくそれが日本人の美徳ではなかろうかと思われる。
なので、一攫千金だの、突然金を手にする成金は、
あまり好まれない気がする。
が、
香港人にとっては、
手軽に気軽に簡単に、労せず金をとっとと手に入れること、
いわば、一攫千金こそがヒーロー。
金持ちが正義、お金は味方である。
故に、正月の挨拶に
「儲かりますように~!」と挨拶があり、
縁結びよりも金運の神の方が多く祭られ、
どこもかしこも金、銭、商売っ気である。
*あくまで個人的感想である。
ときに、3月1日は、1億ドル(約14.5億円)が掛かった
マークシックスの日であった。
故に、売り場はいつもに増してごった返していた。
風水の良い支店は、よりごった返す。
このマークシックスは、自分の好みの数字6個、あるいは、
機械がランダムで選んだ数字6個を購入し、当選日に
番号を確認するというものである。
ハナッからギャンブル、宝くじ、抽選…その他諸々、
運という運は持ち合わせていないワタクシ、
貧乏くじは良く引くが、当たるくじなど引いたためしはなく、
もちろん購入する気もない。
・・・が、
マカオ在住のマカオ人Sに依頼され
渋々、代理で購入する事に…。
*機械の選ぶランダムな番号を買うか、自分で好きな数字を選ぶかという選択がある。
混み合い、殺気だったガラス張りのカウンターで
広東語が通じる自信もなく、紙に書きましたとも…。
「3月1日金多寶 3張電脳」
(3月1日のくじで、ランダム番号のもの3つ)
カウンターの人に若干、怪訝な顔をされながら、
購入完了。後は、結果を待つだけである。
・・・ハナッから信じていないワタクシであるが、
もし、万が一、1億ドルが当ろうものなら、
1割くらいは別けて頂くつもりである。