今週のお題「方言」
ワタクシが生活をしている香港で使われる言葉は広東語である。
広東語は、中国語の中で言えば方言という扱いである。
しかも、この広東語は、香港、広州、海外でクラス華僑などが
使用しているが、それらもまた、少しずつ方言がある。
・・・それも手伝い、いまいち広東語を学ぶ意欲がわかないワタクシ。
・・・完全なる言い訳である。
ワタクシは東京で標準語を聞き・話し育ったが、
両親はそれぞれ違う日本の東と西の地方出身で、方言を話せる。
子供の頃、夏休みに連れて行ってもらった、
親の実家で、親が標準語から方言に切り替わるのが、凄い衝撃的だった。
種類が全く違う日本語、イントネーションや活用の異なる
言語を話せることが、とても羨ましかったのである。
それ以来、夏休みは1ヶ月、必ず四国の祖母の家に訪れ、
同い年のいとこと遊び、必死に方言を真似したものである。
・・・滑稽だったに違いない。
・・・その情熱は、やがて、外国語へとシフトする。
・・・が、
「英会話不要論」を支持する英語アレルギーの両親の元で、
英会話教室に通わせてもらう事もかなわず、
当時、馬鹿にされていた受験英語で、
根性で英語の習得しようと試みた18歳の夏。
凄い遠回りであった事は否めないが、
英語はそのときに習得したといっても過言ではない。
その後、海外へ赴き、初めて英語が通じたときの感動も今は昔…。
今じゃ、ワタクシもある種方言のようなアジア訛りのある、英語を話し、
生活や仕事をしているので、通じないなんてことがあれば
…逆にトラブルに陥る次第である。
英語で話さなければいけない事を、今では面倒くさいな…
などと思う事もあるが、そして、上手く話せない時に
苛立ったりもするのだが、たまには、あのころの感動と情熱を思い出し、
愛着を持って話さなければいけないなと思う次第である。
…お題と若干ずれたような…。