Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港人の逆恨み

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最近、香港を訪れる客が減っている。

元も安くなり、反中デモなども行われているし、
香港以外にも魅力的な渡航先があるため・・・と言われている。

headlines.yahoo.co.jp

 

確かに、主要なショッピングモールだの、
観光地になりそうな場所にて、人口密度は減ったと思われるが、

超カオス級混雑⇒混雑

に変わった程度かと思われる。
・・・いや、実際人は少ないのに、1人分の存在感が大き過・・・(以下略)

しかし、実際小売業などの売り上げは下がり始めたらしく、
「あれ?つい最近まであの店・・・ここあったのに」という
消える店や、空きテナントがとても目立つようになってきた。

香港紙では「日増港減(訪日客は増え香港は減少)」と
表現しているとの事。

・・・逆恨みもいいとこだ。

香港は、通貨危機の際や、SARSなどでダメージを受けた際など、
事あるごとに大陸の資本が流れ込むよういち早く手を打ち、
すぐに何とかなってきた。

また、儲かる事はすぐに飛びつき、儲からないものはすぐにやめる
商売人魂は目を見張るものがあると思われるが、
簡単に儲かる風潮に胡坐をかきすぎたように思われる・・・

そういう人は、5年後、10年後を見据えない人が多く、
他力本願だったり・・・もっと言えば、
人のせいにし過ぎる印象がある。

傾いた経済を立て直したのは、その人達の努力ではなく、
大陸の資産である事は、残念ながら疑いようのない事実。

本当のピンチになったとき、どう切り抜けていくか・・・
それを試行錯誤し、創意工夫し、付加価値をつけて
乗り越えていくからこそ産業が発達していくと思われる。

しかし、香港の場合、特に付加価値を加えることなく
「値上げできそうだな」と思えば、
様子を見ながら、ただ値上げを繰り返しただけである。

それで上手く行かなくなると「日本に大陸人が流れたせいだ」だの、
「民主派、本土派が大陸人を迫害するせいだ」などと言い放つのは、
色々的外れかと思われる。その前に色々工夫すべきである。

一方で「中国人は香港に来るな!」と大騒ぎをし、
一方で「中国人が減って売上げが減った!」と大騒ぎし・・・
・・・色々支離滅裂である。

現在は、訪日中国人で賑わっている日本だが、
いずれ終焉の来る中国人の爆買いにあまり過大な期待をせず
その前に新しい切り口を見つけて欲しいなと思う次第である。。。

 

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