今週のお題「バレンタインデー」
香港人男性はレディーファーストの扱いにたけている…
…あるいは、香港人女性にレディーファーストを強要されている気がする…。
旧正月もひと段落すると、次のメインイベントは、
バレンタインである。
ロマンチックなバレンタインディナーを演出するため、
男性達は前もってレストランをリサーチし、
予約をし、女性のエスコートをしなければならない喜んでする。
・・・それだけにはとどまらず
もっと、大切なミッションがバレンタインには存在する。
・・・それは、、、
花を、女性の職場に配達する事である。
普段、300ドル(4,500円くらい)程度で買える花束が、
バレンタイン時期になると、ミニマム800ドル(12,000円くらい)からになり、
更に配達料を取る店もあるとかないとか・・・。
バレンタイン当日は、港女も朝からソワソワしている。
一番に花が届いた人は、
本来サプライズであるべきものなのだが、
完全に花が届く事を想定しているのにもかかわらず
「やだーうれしい~!」
などと、回りに見せびらかし、
そこから30分くらいは写真撮影タイムが始まる・・・
…仕事しろ。
そして、配達が遅い子なんかは、
段々イライラし始め、
届いた花が回りより小さいと怒って彼氏に電話する人も・・・
・・・いや、これ本来サプライズじゃないの・・・?!
しかし、この花束攻撃、
本来の「好きな相手へプレゼントしたい」という目的より、
「自分のことを想ってくれている人がいる」アピールを
港女が回りにしたいだけで、男性がそれに付き合わされている
ようにしか見えないのである・・・。
現に「面倒くさい」などと嘆く港男もいないわけではない。。。
また、今年のように日曜日が当日となると、
バレンタインと全く関係ない2月12日(金)など、
一番近い平日に花束が贈られることになる。
あくまでオフィスに届け周りに見せびらかす事が目的であるので、
二人であったときに直接手渡しでは意味がないのである。
新卒や、20代前半でそういうのなら微笑ましいが、
良い年した大人の方までそういうことをしていたりするので、
精神年齢が若いなぁ・・・というか、見栄っ張りだなぁというか・・・
・・・そこに全くロマンスを感じないワタクシ。
*皆が決まりの様にしていることをするより、違う事をするほうが個人的に好きである。
しかし、日本では、なぜか、女性がチョコレートを
男性に贈る日になっているが、バレンタインに、
女性が男性へ一方的に贈り物をするという国は、
日本以外にあるのだろうか・・・。