Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港の映画館

香港の映画館は全て指定席である。
(今は日本も指定席なのだろうか…もはや日本のことがわからないワタクシ)

なので、我先に入って良い席を確保する必要がないが…
…代わりに…


…映画が始まってから入ってくる愚か者が多い。

また、映画が始まる前に、
「静かにしてください」
「携帯はマナーモードに」
などなどの注意を促すCMが流れるのであるが、
そんなものは効果がない。

一回に一度は、必ずと言って良いほど、
着メロが鳴り響くし、
慌てた様子もなく、携帯を取り出したかと思うと
次の瞬間…

 

ワ〜イ??(注:広東語で「もしもし」)

と、映画の音に負けない地声が聞こえてきて殺意が芽生える次第である。

また、次に多いのが、後ろの席の人が
前の座席を遠慮なく蹴ってくることである。

おそらく、足を組み替えるタイミングで起こると思われるが、
あまりに何度も蹴られるので、振り返って睨むが効果なし。

…あるわけない。

一度、「けるな」と言ったが、
自分が話し掛けられているとすら認識していない様子である。

 



また、逐一リアクションがでかいので、面白いシーンでは
みんな、素直に声を出して笑う。

しかし、

日本映画などを見ていると「いや、ここは明らかに笑う場所ではない」
というところで笑い、むしろ、涙を誘うシーンで笑う人たちを見たとき、
なんて感受性のない人間どもだと思ったものである。


そして、とどめに、エンドロールが流れると、
一斉に立ち上がり、出口を目指し競争が始まる。

…っていうか、エンドロールを見ている人のことなどお構いなしであるうえ、
エンドロール最中に1シーン入ったりすると、突然立ち止まり、
その場で鑑賞を始める。

 

みえねーよ!!!

 

しかも・・・である。
エンドロールが流れると、出て行く人が多い為、
映画は終わっていないのにもかかわらず、
照明が明るくなり、ほとんどの人間が帰ると、
掃除が始まったりするのである…。


…日本と違い、香港の映画館でゴミを持ち帰る人間はいない。
むしろ、ゴミは置いていくものだと信じているに違いない…。


故に、好きな映画であればあるほど、
周りの人間が邪魔になってしまいストレスがたまるのである…。


…結局は家でBlu-rayを見る方が良いのである…。


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