Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

一時帰国

「日本に一時帰国をする」

 

と言う一言を、香港人に伝えるのは、
結構危険な行為である。

 

そんな事をしようものなら、5分もしないうちに、
お使いリストが回ってくるのだ。

 

しかも、どれもこれも香港で入手可能なものや、
それをワザワザ人に頼んでまで買いたいか
というものまで色々である。

 

また、場合によってはネットで最安値の店と値段まで調べ、
更に両替手数料の含まれていない本日のレートを調べ
「HK$○○あげるから買ってきて」という
無茶振りをするのである。

 

今日渡されたからと言って、同じ金額の日本円を
手に入れられるわけも無く、なんなら自分で
日本円に両替してきて、日本円を
渡してもらいたいとすら思う。

 

そんな香港人の同僚にこれまで頼まれたもの。

 

・シェーバー

⇒香港で買いなさい。どうやら日本で買ったものがたまたま気に入ったらしい。

 

・電動ビューラー5台同時購入

⇒輸送中に壊れたらどうしようかと冷や冷や

頼まれた理由は、香港で買うより安いから

 

・雑誌

⇒広東語で読めor日系の本屋に行って買え
 頼まれた理由は、香港で買うより安いから

 

・ぬいぐるみ

⇒年を考えなさい。リラックマ人気です。
 特に限定品でもない。

 

・シャンプーリンスセット

⇒香港で生まれ育った人が、ワザワザ香港で手に入らない
 日用品を買おうとする理由とは…しかも業務用サイズで
 2セットも頼まれたが総量4kgとか…。

 

・基礎化粧品

⇒香港で買え。

 頼まれた理由は、香港で買うより安いから

 

 

・卓上カレンダー

⇒日本の休日が書かれているものなどあなたには不要です。
が、頼むれた理由は日本のカレンダー使ってる感が欲しいから

 

などなど、断りたくなるものが様々である。

 

買い物と言うのは、店に行って、手に取り、
買い物そのものを楽しむのが醍醐味だと思われる。

 

だからして、香港と比べてチョット安いからと言うお得感は、
実際に足を運んだ人間が体感し購入すべきであって、
人の足労を利用してまで手に入れるべきものではない
というのが、ワタクシの考えである。

 

なんならテメーが日本に行く事になったら、
ダンベルだの水だの米だの羽毛布団だの運ばせるぞ!

 

…なーんてことは口が裂けてもいえないが、
頼まれた日本人はまた、律儀に買ってきてしまう。。。

 

…そして、その辺、香港人は、

「あ~ごめん、時間無くて買えなかった」
「見つからなかった」「売ってなかった」

 

など、

 

結構簡単にかわすのである…。

 

 

…もう少し日本人もいい加減になって、
受け流せるくらいの余裕があった方が
いいのであろうか…。

 

まだまだ苦行、荒行は続きます、、。


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