つけ麺
銅鑼湾のTang Lung Streetは、ここ最近で、
すっかりラーメンの激戦区となった様子。
昼時、夕食時に行こうものなら凄い行列する店も多く、
行列嫌いのワタクシには縁の無いストリートであった。
が、
先日の土曜日、香港人の朝は遅く、
午前11時過ぎ頃、その道をたまたま通った際、
どの店も閑古鳥が鳴いており、
この機会を逃したら、永遠に食べる事はなかろうと思い、
意を決し、普段、一際行列の多いことで有名の
某つけ麺屋に入店を試み…
…ようとしたのだが、
「あと数分たたないと空かないよ」と門前払い。
11時を過ぎているのだが…。
でっぱなを若干挫かれ待つが、
レジでスマホを忙しそうにいじる女性、
いつまで経っても開ける気はなさそうで、
せっかちなワタクシ、数分後に
再度「まだ?」と進入を試みると、
タイムカードの時間を面倒くさそうにチェックし、
「仕方ないなぁ~」と言わんばかりに舌打ちを打ち、
電気をつけ、店内に案内された。
メニューを見てまず驚愕。
「A singer serving for single customer」の文字が…。
(訳:独身客のために提供する、とある歌手)
…一体何の店だ。
つけ麺は大・中・小、全て同じ値段で、
小は140g、大は280gと、カナリの開きがあるため、
「ここは大でしょ。喰えなきゃ残せばいいし」と、
一緒に入店したS(香港人)と、迷わず大をオーダー…
…が、
いつまで経っても麺が終わらNe~!!!!!
残り三分の一を残したところでギブ仕掛けたワタクシを目の前に、
ムシャムシャと食べ続けるS。そして店員に一言
「サイドディッシュのとんかつが来ない…」
そんなもん頼んでたんかーい!!
そして食べ切れなかった分をSに渡し、
10分が過ぎたが、とんかつは来ず、
S、再度店員に
「来ないんだけどー」とクレーム。
が、
「そんなはず無いんだけど~?!」と店員、若干の逆ギレ。
…なんだこのやり取り…。
結局オーダーしてから30分来ず、
店員「あと3分で出来るけど」と、
特に謝られる事もなくカジュアルに言われ、
当然キャンセル。
一方S、ワタクシから巻き上げた麺も平らげ、
スープ割を加えてスープも完食…
…おまっ…そんなんだからデv(以下自粛)
会計をすると、当然のようにとんかつが請求されており、
再度、確認を促すと、舌打ちをしながら面倒くさそうに
訂正に行ってくれました…。
親切ですね(皮肉です)
味は日本で食べるのに極めて近い味。
香港だと、このレベルの店は凄く少ないので美味しいと思いつつ、
もし、これが日本だったら、それほど特別な味では無く、
値段(つけ麺1杯1,530円強)とサービスの質と行列を考えると、
まず行くことはないであろうと思った。