Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

中共スパイ、亡命求め命がけの告白

先日、当ブログでも紹介した香港人権民主主義法案、とうとうトランプが署名し公式に可決した。

 

こちらのニュースは早速日本語にも翻訳され紹介されているが、ワタクシが目をつけたのはそちらではない。(というか、当法案については既にこのブログでかいたので完全燃焼・本日感想を付け加えるなら感無量…な程度である)

 

香港で安全に暮らすために情報を収集するには日本語に翻訳されるのを待っていると若干出遅れることが多い。そのため、どんな些細なニュースでも英語で情報収集をするようになったワタクシ。それまで英語のソースなんてあんまり読まなかったのでこの機会に感謝すべきかもしれないが、。

 

その中で元中共のスパイとして香港のデモ隊を煽る司令塔として働き、台湾の選挙活動をかく乱する工作を命じられていた、William Wang(王立強)のニュースが非常に騒がれていることを知るのであるが、、、このニュース、例えば、ヤフーニュースで調べようものなら…該当2件である。

 

この中国人、先日、自分が行ってきたスパイ活動をまとめあげ、自身のことだけではなく、周りの人間、上司、スパイ活動のフロント企業となっている会社の名前など、根こそぎ情報をまとめ、オーストラリアに渡り、亡命を求めたのである。そのWilliam氏がオーストラリアのメディア60 minutesという番組でインタビューに応じ、それがオーストラリア、アメリカ、台湾、そして中国で波紋を呼んでいる。

 

…のに日本語ではこの2件のみである。

 

 

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英語が分かる方はこちらから実際のインタビューをご覧いただくことをお勧めする次第である。


WORLD EXCLUSIVE: Chinese spy spills secrets to expose Communist espionage | 60 Minutes Australia

 

事の発端は、彼が香港の投資会社に就職したことから始まる。そこの上司(インタビュー内では実名公表)が中国の軍の幹部で、その彼にリクルートされたのである。もちろんスパイなどと言われず、国のため、祖国のための名誉ある活動として…である。

 

香港在住の方なら記憶に新しい銅鑼湾書店の店主の拉致。当書店では、中国共産党の悪事、賄賂情報などが事細かに記載されている中共にとって非常に恐ろしい情報がたくさんつまっている本を発売していたのである。


その店員がタイを旅行中に謎の失踪…気づけば中国に拉致られ、拷問をされ、自白のビデオを撮らされ、ようやく開放された事件なのであるが…

 

…彼はそれにも関与しているのである。

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これまで自白をした人間で解放された人間はトラウマ以上の拷問を受けており、もし、釈放後、へんなことを言ったら…どうなるかわかってるだろうな?という圧力を十分に受けているので、いくら世間が「これは中国に拉致されたんだな」と分かっていても、本人はかたくなに口を割らなかった。そして、何より、証拠がなかったのである。

 

が、

 

今回、William氏が、上司からの命令で、書店の店主を拉致する部隊に拉致の指示をしたと暴露。

 

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これをうけ、中国の公安当局は当然、彼は指名手配を受けている有名な詐欺師であると発表。

⇒しかし、彼は正規のルートを通り、香港へ入って工作活動をおこなったり、台湾へ渡ったりしており、今中国が物凄く力を入れているカメラによる顔認証の検問をクリアできるわけがないのである。

 

しかしである、今回亡命を企てるに置いて、カナリの情報を暴露した、William氏の情報は、ASIOと呼ばれるオーストラリアの情報機関が独自に所有している秘密情報とほぼ合致…。

 

また、現在香港で続いているデモでは、中国人の学生を大量にデモ隊の中に送り込み、民主派のデモ隊に扮し、デモ隊メンバーの主要メンバーの個人情報、家族情報を探らせ、ネット上で個人攻撃で行うという工作をしていたことも告白。

 

 

その彼が、オーストラリアに今回亡命を決めた理由は…来年の台湾の選挙に向けた工作活動にある。

 

彼は自分の名前とは全く違う、中国政府が国家ぐるみで発行している偽造のパスポートを所有し台湾へ潜入。彼には奥さんと幼い子供がおり、偽造の名前で活動をすることにより、もう本来の自分に戻れないのではないか、家族も巻き込んでしまうことになるのではないかということを激しく懸念したのである。

 

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彼の台湾でのミッションは、蔡英文総統の妨害である。

彼は台湾にある中国軍のフロント企業の名前も幹部のことも全て暴露。

*ちなみにこのインタビュー後、その幹部も台湾当局により身柄を拘束された。

 

それらの組織と協力し、様々な妨害活動をしたとのこと。

その中でも特に彼が行っていたのは、あまり政治に熱心ではない台湾の学生を大量に雇い、

妨害活動のためのネットのアカウントを20万個作ったとのこと。

 

これにより、蔡英文側の人間が何か発表を行おうとしたら、20万のアカウントがいっせいにアクセスをし、サーバーをダウンさせたり、風評被害に当たるようなSNS上の書き込みを頻繁に行ったりしていたのだという。

 

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他にも様々各国の政治に対し、似たような方法で多くの人間を送り込み、様々な妨害活動を行っていたとのこと。その手はオーストラリアにも及んでいたし(どおりで最近のオーストラリアの政治は中国に影響をモロに受けていたなぁと思うし、中国人の移民が非常に増えすぎて、VISAの取得が難しくなるほど移民を規制しているなぁと思った次第である…)。

 

恐らく日本でもこのようなことはたくさんおきているのだろうと思う。現在中国から大量の金を受け取っている日本の政治家も穏やかではなかろうと思われる。

 

 

前にも記載したが、いろいろな方向から様々なボロが次々に明るみになり始めている中国の悪事。

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これは・・・あるいはクーデターでも起こってしまうのではないかと…眺めている今日この頃なのであった。

 

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