Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

恐怖の賃貸契約更新

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ワタクシの様な家を持たない現地採用の人間が恐れていること…

 

 

…それは、

 

 

家賃の値上げである。

 

今の部屋へ引っ越してからもう2年も経ってしまった事に驚愕したのだが、大家の強気な態度にはもっと驚いたワタクシ。

 

ある日突然メールにしてきて

 

「管理費が上がったから4000ドル(約5万6千円)値上げしたい」

 

と言い出したのだ。

 

ワタクシも負けじと
「管理費の値上げのNoticeは張り出しがあったけど、300ドルくらいでしたよね?それにインフレ率を考慮したら1000ドルくらいの値上げが妥当じゃないでしょうか」

 

…もちろんこれが通るとは思ってないけれど、
イニシャルオファーは下げておかないと、

 

 香港人は…

 

・・・価格交渉が大好きなのである。

 

「でも来年MTRが開通するじゃない?
そしたらマーケットプライス的には3000ドルくらいの
値上げは妥当だと思う」

 

と言い出す。

 

「でも、MTRが開通するのって、今回の更新契約の後でしょ?マーケットプライスって、そら新規で契約する人は2年間契約で、その間、値上げは出来ないから来年開通するMTRを考慮に入れるのは普通だと思うけど、今回の契約期間内にMTRは使えませんよね?そして、MTRが開通したらまたあげるんでしょ?」

 

と切り返す。
中々ナイスな切り替えしかと思われる。

 

 ・・・が

 

 

「引っ越すとなるとあなただってお金かかるのよ?!」

 

 

と言われる。

 

 

「デポジットは出る時帰ってくるし、実質の負担は、引越し代と、半月分を仲介業者に払うってだけで、月3000ドル多く払うなら埋めるのにそれほどかからない。それに比べて、このビル、そのオファーよりも安い価格で、既に4ヶ月くらい空き部屋になってるところが4件はあって、しかも、この近辺に新しくオープンした建物は2件、来年オープンももう2件あって、それらの値段もそこまでしないけど…。」

 

ということをやんわり申し上げ

 

「つまり、たとえば4000ドル高い値段で合意した人が3ヵ月後に入った場合、3か月分のブランクを埋めるには○○ヶ月かかりますけどどうでしょう?」

 

 

と、御提案。

 

 

そしたら、
大家、もう手札がなかったんでしょうね。

 

 

「2,500ドル値上げ!それが最終。どうしたいか決めて連絡して」

 

 

と、一方的に会話は終了してしまったのである。

 

 

これって、交渉って言うんだろうか…汗。

 

とはいえ、欠陥住宅の多い香港で、満足の行く部屋を見つけるのは、至難の業。。。

 

おまけに引越し業者の荷物の取り扱い方から、ネットの初期設定の人だの、必要があれば新しい家具の配達だとか…そういったもろもろのものが、とても面倒くさいので、どうしたものかと悩む今日この頃なのである…

 

 

…なんにしろ、この土地狂った不動産の上昇…

 

…そろそろいい加減にして頂きたい…。

 

 

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