恐怖の賃貸契約更新
ワタクシの様な家を持たない現地採用の人間が恐れていること…
…それは、
家賃の値上げである。
今の部屋へ引っ越してからもう2年も経ってしまった事に驚愕したのだが、大家の強気な態度にはもっと驚いたワタクシ。
ある日突然メールにしてきて
「管理費が上がったから4000ドル(約5万6千円)値上げしたい」
と言い出したのだ。
ワタクシも負けじと
「管理費の値上げのNoticeは張り出しがあったけど、300ドルくらいでしたよね?それにインフレ率を考慮したら1000ドルくらいの値上げが妥当じゃないでしょうか」
…もちろんこれが通るとは思ってないけれど、
イニシャルオファーは下げておかないと、
香港人は…
・・・価格交渉が大好きなのである。
「でも来年MTRが開通するじゃない?
そしたらマーケットプライス的には3000ドルくらいの
値上げは妥当だと思う」
と言い出す。
「でも、MTRが開通するのって、今回の更新契約の後でしょ?マーケットプライスって、そら新規で契約する人は2年間契約で、その間、値上げは出来ないから来年開通するMTRを考慮に入れるのは普通だと思うけど、今回の契約期間内にMTRは使えませんよね?そして、MTRが開通したらまたあげるんでしょ?」
と切り返す。
中々ナイスな切り替えしかと思われる。
・・・が
「引っ越すとなるとあなただってお金かかるのよ?!」
と言われる。
「デポジットは出る時帰ってくるし、実質の負担は、引越し代と、半月分を仲介業者に払うってだけで、月3000ドル多く払うなら埋めるのにそれほどかからない。それに比べて、このビル、そのオファーよりも安い価格で、既に4ヶ月くらい空き部屋になってるところが4件はあって、しかも、この近辺に新しくオープンした建物は2件、来年オープンももう2件あって、それらの値段もそこまでしないけど…。」
ということをやんわり申し上げ
「つまり、たとえば4000ドル高い値段で合意した人が3ヵ月後に入った場合、3か月分のブランクを埋めるには○○ヶ月かかりますけどどうでしょう?」
と、御提案。
そしたら、
大家、もう手札がなかったんでしょうね。
「2,500ドル値上げ!それが最終。どうしたいか決めて連絡して」
と、一方的に会話は終了してしまったのである。
これって、交渉って言うんだろうか…汗。
とはいえ、欠陥住宅の多い香港で、満足の行く部屋を見つけるのは、至難の業。。。
おまけに引越し業者の荷物の取り扱い方から、ネットの初期設定の人だの、必要があれば新しい家具の配達だとか…そういったもろもろのものが、とても面倒くさいので、どうしたものかと悩む今日この頃なのである…
…なんにしろ、この土地狂った不動産の上昇…
…そろそろいい加減にして頂きたい…。