Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

一時帰国で感じたこと

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多くの海外移住者同様、

ワタクシも日本に帰るのはとても楽しみな口である。

 

…が、

 

ここ数年、なんだか違和感を感じている。

 

 

もちろん、帰る前には

「あれをしよう」「これをしよう」など

逐一考え、ワクワクしてているのであるが、

実際に帰ってみると3日目あたりから、

少しソワソワと…感じることがある…たとえば…

 

 

「香港に帰りたい」

 

 

などと、。

 

 

5年くらい前のワタクシが聞けば

「そ、そんなはずは・・・!!!」と恐れおののく事と思われるのである。

 

 

キットその頃は、まだまだ香港の街に馴染み適応しなければという気持ちが強かったのかもしれない。

 

 

そのためか

 

「日本だったらこうなのに!」とか

「日本だったらもっといい」とか

そういう反発に近い気持ちが強かったのかもしれない。

 

 

そして、日本に帰れば、

毎回最後の晩餐かのように暴飲暴食をし、

日本でしか買えないと、気が狂ったように買い物し、

豪遊していたのである。

 

 

ところがここ最近、日本て思っていた場所と違ってきたような気がする…

 

という気持ちがどうにも拭えないのである。

 

思っていたほど礼儀正しいとも思わなくなり、
思っていたほどマナーの良い人ばかりではない気がしたり、
食事にしても、若干クオリティーは低くて値段は高いけれど、
香港で食べられないわけではないし…とか、
買い物にしても、同じく香港で入手できない程コアなものが欲しいわけではない…。

 

 

半年に一度程度の顔出しをしている行きつけのバーでも、
「あれ?この人たち仲良くなかったっけ?」という人が犬猿の仲になっていたり、
知らないうちにくっついていたり…そもそも集まる客層が若干変わっていたり…

 

また、普段いないからというのもあるのだろうけど、

 

「実はさっきまでニコニコしてたけど、あの人って…」

 

などと陰口まできかされたり…。

 

全ての人間関係を日本に残し海外へ一人やってきたワタクシとしては、
「何で合わない人と、そこまでしてつるんでいるんだろう」
「この人たちは本当にそれでハッピーなんだろうか…?」

 

と興ざめしてしまったのである。

 

香港人の場合、少なくともワタクシの周りにいる香港人は、
その辺はもう少しストレートな気がする。

 

最終日など、家族に送り出される時は、さすがに少し寂しくもなるのだけれど、
香港の空港についた瞬間、地元に帰ってきた安心感だか「ホッ」としている
ワタクシがいるのである…。

「Welcome back」
「おかえり」

 

香港に来るたびに言われて
「やめてくれ、ワタクシは香港の人間ではないし、ここは地元ではない」
と思っていた言葉も、


いつしか
「あぁよかった、チャントここに居場所がある…」
とワタクシを安心させる言葉の一つになっており、
内なる変化を感じるのであった。

 

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