Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

慈雲山をナイトハイキング

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香港人の友人Yに突如誘われ、慈雲山の夜間ハイキングへ
参加する事になったワタクシ。

 

参加者は合計20名。全員香港人。リーダー3名。

 

道中、野生のイノシシやらサルやらが出現。
香港に野生のイノシシとかサルとかいる事に驚いたワタクシ。

 

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途中で広場みたいなところにつき、
なぜかゲームを催し始めたリーダー達。

最初は広東語版フルーツバスケット。
その次に目を閉じて自然を感じるゲームだかなんだかをいくつかやり、
良く別けのわからない自然のレクチャーを始めるリーダー達。

裸足になったり、森の音を感じるゲームとか、草木を触るゲームとか…
ある人は芝生の上にねっころがったり、

 

「さ、Nもやって」と言われても、、、
ワタクシ、そこまでは…致しません。

Yはその都度、訳してくれるのだが、
途中、これって怪しい宗教団体の勧誘セミナーとか
そっち系なんだろうか…

・・・と、疑い始めたワタクシ・・・若干身の危険を感じ始めた矢先、

「それじゃ合間からこの暗闇の山道を一人ずつ歩いてもらいます」と。

ライトはつけず、暗闇の中で自然と対話して、
自然を感じて欲しい…と言い出す。

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いつも、なんとなく、もしもの時のことを考えるワタクシ。
もしかしたら、この森の中で拉致られて…などと思い始めた次第である。

一人でズンズン進む事、約10分。
自然の静寂さや森の暗闇より、
主催者にビビリながら進むワタクシであったが、

満月の一日前と言う事で、月が物凄い存在感で、
木の枝の隙間から差し込む光が凄く神々しくて、
優しい気持ちに包まれ、しばらく立ち止まりたい気分に…

 

すると、後ろから来ていたYに追いつかれ、
「立ち止まって何やってるの?」と突っ込むYは、
暗闇が怖かった様で、月を楽しむ余裕は無かった様子。

「月が綺麗で…」と空を指差し、「ホントだねぇ…」と
二人で月を見上げて少々停止。

それ以上立ち止まっていても、次の人が来てしまうので、
怖がるYを促し、前進するワタクシ達。

 

その先にはリーダーが待っており、
今度は小さなキャンプファイヤーが用意されていた。

 

火を囲み、今度は一日の反省会が始まった様子である。
皆、広東語で言うものだから、どれくらいのテンションでどういう内容の事を
言っているかわからず、ワタクシだけ英語で説明したのであるが、
絶対に皆が言ってる事とずれた事を言ってしまったのではないかと気になっていたが、
皆興味を持って聞いてくれたのでよしとする次第である。

 

そのまま一行は無事下山し、リーダー達は特に連絡先を配ったり、
自分達がどんな人間なのか必要以上に説明する事も無く帰っていった。
どうやら、完全なるハイキングが好きなボランティア団体だった様子…。

ネオンライトにまみれた香港の街から少し離れ、
自然の静寂に身を投じるのも、
たまには良い心のデトックスになるものである。

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