ドラゴンボートの練習
何を隠そう、ドラゴンボートのチームに所属しているワタクシ。
ドラゴンボートとは、大昔の中国で雨乞いの儀式に使われていたもので、
これまた大昔の中国で、その頃腐敗していた政治に抗議するため、
川へ飛び込み自殺し、その犠牲を語り継ぐために催事となったのが、
ドラゴンボートのレース…らしい。(同僚曰く)
香港にいるからには香港らしい競技も何かしたいなと思った次第である…
…というのは建前で、こういう機会でもなければ、
他人と知り合ったりもしないどころか、家からも出なくなってしまうため
半ば強制的に参加を試みたのである。
実は、昨年の大会にも参加し、練習をしていたので、
今回は2年目になるのだが、寒い冬の間、全く練習はなく、
暖かくなってきたため、練習が再開された次第である。
先日、今年初めての参加してきたのだが、
思ったより体が動かなくなっており若干焦る。
逆に、目の前に座っていた初参加の香港人(23)は
飲み込みが早く、大して先輩面もできないワタクシ。
今回の参加者は8割香港人、
2割外国人…日本人1人の参加であったが、
滞りなく練習が終わり、打ち上げに飲みに流れた一行。
普段は中々自力ではこない赤柱エリアは
リゾートっぽくもなっているので、
練習後の一杯も一つの楽しみになっている。
ありがたいことに、メンバーの中には、
日本に興味を持ってくださる方が多く、
しばしば日本のことで盛り上がる。
初めて練習に参加したメンバーがいたので、
いろいろ聞いてみたら、親が中国人で、
自身はアメリカで生まれ育ったアメリカ人なのだとか。
すっかり打ち解け、色々話をしたが、
中華系外国人の香港での苦悩を色々聞くことができ
興味深かった次第である。
それはまた、別の機会にでもご紹介させていただく所存である。