Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

旧正月に香港・旺角で発砲事件

春節で盛り上がりを見せる香港。

 

香港の中でももっとも人口密度の高い街のひとつ、
旺角にて、警察による発砲事件があった。

headlines.yahoo.co.jp

 

 香港の繁華街、旺角(モンコック)で8日深夜から9日早朝にかけ、屋台の取り締まりに反発した市民に「本土派」と呼ばれる急進的民主派が合流してデモが起き、警官隊と衝突した。警官隊はデモ隊への催涙ガスに加え、空に向けて2発の威嚇発砲を行った。デモ隊にも銃口を向け、騒乱が拡大した。

 

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バイオハザードのよう・・・。

ワタクシは、あまり香港の警察を立派だとは思っていない。

なぜなら、警察官としての責任感や正義感を持たず、
制服を脱いでしまえばモラルもマナーも一般常識も正義もなく、
警察の肩書きに胡座をかいて上から目線で権力を振るっているだけの者が
一部いるためであり、そういう人は1人でもいれば凄く目立つ上、
ワタクシが見た、話した、接した警察が、そんなのばかりだからという
個人的な経験によるためである。偏見である。

*以前、薄着の季節に警察に荷物検査をされ、大人しく協力をしたのに、
3回も身体をあちこち触られ、
4回目、また触ろうとしたので
「まだ検査するのか」といった際に、
Fワードを広東語と英語で浴びせられたのだ。

以前、セントラルを選挙した学生の一部も
複数の警察官に人気のない影に連れ込まれ、
集団リンチにあった人達も報道されている。
完全に不必要な暴行である。

故に、ワタクシには、この国の警察は
正義の味方には見えない。

・・・とはいえ、

この騒動の裏に、どこまで報道されていない背景があるのかは
分かり得ないが、ニュースや香港人の友人の話を聞く限りでは、
春節で人が集まり、金になると睨んだ営業許可を持たない香港人が、
違法だろうが利益を得ようと、屋台を出店し、組合だか民間人に
注意を受けたが逆上し、襲い掛かってきたので、
警察に通報し、警察に取り締まらせたところ、
衝突になったとの事。逆ギレではないか・・・。


更に、そこに、全く事情を知らない数百人の民主派の
市民の加勢が駆けつけ、違法営業者と警察の衝突だったものが、
なぜか民主派と警察の衝突へと変化し、報道された様子…。


しかし、本件でフォーカスされているのは、
警察が暴力を振るうなんて!
見たいな方向に持って行く論調が多い印象、、、

本来違法なものを取り締まった
警察が、逆上した違法行為者に襲撃されたのに、
一方的に悪者になるのは、どうなんだろう・・・。

それより違法で屋台を出店した人達の話は
いったいどこへ行ってしまったのだろう…。

この手の図々しいズルは香港には蔓延しており、
そういう利己主義なこずるさは好きではない。

権利の主張にばかりに目が向き過ぎる傾向が香港人には強い気がする。

もう少し義務も果たさなければ、
違法で営業をすることを撤去する警察と戦う事が、
民主主義の権利と言われても・・・

そんな考えの人間に自由だの民主主義の権利だの与えて、
安全なんだろうか・・・と思われかねないのではないだろうか…。

自由や権利が欲しいなら、義務は果たさないと・・・。

・・・この街で正義とは・・・。

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