Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港で病気になったら

日本の会社で働いていた頃、病欠をするとき、
それはそれは気まずい思いをし、
100kgくらいに感じる受話器を持ち上げ、
報告するだけで病気になりそうなプレッシャーを感じながら
連絡をし、腰を低くし、平謝りをし、
有給休暇を与えてもらえた記憶が有る。

…今考えると、それがブラック企業だったのか、
一般的な日本の会社なのかは定かではない…


香港では、体調が悪くなったとき、
やむを得ず会社を休む際には有休は使用しない。

香港の会社には「Sick Leave」なるものが制度として存在する。

まずは、朝、会社に連絡をし、休む旨を報告。

その次に、病院へ行き、診断をしていただき、
診察結果に基づき、診断書を書いてもらう。

翌日、人事に書類を提出すると、
sick leaveという種類の有休が取れるのである。
これにより本来の有給休暇の数は減ることがない…

 

…故に、、、定期的にsick leaveを取る連中の中には、
偶然か必然か、金曜日やら月曜日に取る輩がいる…。

…なんというか露骨である。

 

ワタクシの行きつけの近所のクリニックは、
先生は非常に親切で優しいが、受付が最悪である。

まず、広東語読みで、日本語の名前を呼んでくるので、
香港へ初めて来た頃、誰のことだかわからず、
飛ばされ、永遠に自分の番は巡ってこなかった…。

また、基本、いろいろな病気にかかっている人が来る場所なので、
気持ちはわかるが、必要最低限の会話しかしない上、
処方箋の小窓は、薬を渡し終えると、質問を受け付けることなく、
小窓をピシャッと締める始末。

…お大事にの一言でも言えないのだろうか…。


ちなみにsick leaveの証明書に記載される病状は
…正直、適当である。

一般的な風邪であれば、ほぼ、インフルエンザと書かれ、
頭痛とかでも風邪っぽかったらインフルエンザ。
一度、腰痛で行ったときは「背後の痛み」だの
下痢の症状があったときは「食中毒」など、
ずいぶん大雑把だが…

 

…インフルエンザの休みが1日で足りるわけがない…。

 

そして、処方される薬。
種類が少ないと客からクレームが来る…
なんてことも多いらしく、とにかく種類が多い。

普通の風邪でも5〜6種類ほど処方され、
そして、日本とは薬事法が異なるので、
非常に強い場合があり、服用直後に眠気を感じ、
そのまま6時間くらい昏睡…

…なんてことも…。

しかし、香港のドクターは海外で勉強をしていた人が多く、
英語が通じるのでイザという時には非常に助かる。

…なので、受付もおまけに何とかして欲しい…。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 香港情報へ
にほんブログ村