iPhone水没
人口密度の高い香港。
普通に歩いているだけでも人は普通にぶつかってくる。
ワザワザぶつかるために近寄ってきているとすら思えてしまう程、
ここの人たちは、やたら近寄ってくる。
…で は…
自分が道の端で、なるべく人の邪魔にならないように
大人しく立ち止まっていたらどうなるか…
先日、友人と待ち合わせをし、
先に着いたので人の動きを考察していたのだが、
基本的に香港人はぶつかりそうになる時、
必要最低限しか動かない。
ぶつかってくる方も少しズレているが、
大きくはズレず、相手も同じくらいズレてくれることを前提に
動いているので、相手が思ったほどズレないとぶつかる…ようだ。
一方ワタクシ、壁に背をつけ、
精一杯端にいるため、これ以上後退することはできない…
…の だ が、
携帯をいじっていたりすると、
退けられるであろう、手に持った携帯の部分に
ガッツリぶつかってくるのである。
おそらく彼らの中では携帯というのは退けることができる範囲のものらしい。
ぶつかりすぎだろ…と思った次の瞬間、
ゾンビのようにあるく香港人のおばさんが
ワタクシのiPhoneに激突。
…あろうことか、ワタクシのiPhoneは、
ワタクシの手から落ち、水溜りに水没した。
ぶつかってきたおばさんは一瞬振返り、iPhoneとワタクシの顔を見たが、
そのまま無言で立ち去った。
何度か振り返って、ただ黙って見守りながら去り、
また、よそ見しているものだから、別の人にぶつかるという始末。
・・・っていうか謝れ。
慌てて拾い上げ、電源を切り、濡れた部分を拭き
どうなることかと思ったが、何をどうしても電源がつかなくなり、
止む無く修理を依頼することに。
香港にはこの手の修理をしてくれる店は無数にある。
…が、その手の店で修理をした結果、
部品が偽物とすりかえられたり、
症状が悪化したり、
結局壊れたなんてケースも多々聞く。
とりあえずは見積もりだけでもと思い、
いくらかかるか確認したところ、
外国人だと判断した店の店員、強気で
「3000ドル」
と言い放った。
＊Appleショップで交換すると2400ドルである。
「公式の修理というか交換でも2400だけど。。。」
と言ったところ、何が逆鱗に触れたのか、
カナリ憤慨した面持ちで、
「あーいいよいいよ！そんなに嫌なら他で直せ！！」
と言われる始末…。
なんとも素晴らしいサービス…。
この街ではお客は別に偉くもなければ優遇もされない。
仕事や厄介ごとを増やすだけの邪魔者としてしか認識されないらしい。
ちなみに今使っているのはiPhone6。
新品のiPhone6sを購入し7,000ドルチョット払うか…
修理・交換代でiPhone6に2,400ドル払うか…。
とりあえず今はiPhone5を使っているが、
小さいのも割といいなと思うのであった。
…が、おそらく次回は腹いせにPlusのサイズを買うと思われる。
