Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港でクリスマス

日本ではすっかり寒くなり、
イルミネーションにクリスマスソング…
街の雰囲気もすっかりクリスマスに彩られ、
さぞ、素敵なクリスマスをお迎えの事と思われる。

 

が、ワタクシがいるのは香港である。

 

湿気が異常に高く、
「お肌が乾燥しなくていい」のレベルなど、とうに越し、
もはや「除湿機かけないと、カビが繁殖する!」レベルである。

 

そんな香港での今年のクリスマスは、
最高気温24度、
湿度80%
不快指数の高いクリスマスとなっている。


クリスマスになると、香港のレストランでは、
客単価の底上げを目的とした
コースディナーを提供する。

…っていうより、コースしか頼めなくなる。

 

しかし、それ程のレベルではない店では、
普段のアラカルトメニューを強制的に
オーダーさせられるというだけの、
切ないコースディナーになるだけなのである。

 

また、ロマンチックなクリスマスのディナーを演出する
というよりも、店にとっては、だだのかきいれどきで、
ただでさえ狭い店内に、追加のテーブルが押し込まれ、
一段と狭くなる印象である。

 

店内の話し声も凄まじく…ロマンスとは程遠く、、、
香港のクリスマスのディナーは…決して良いものではない。


外国人が多いエリアでのイルミネーションなどは、
西洋スタイルのものが多い。

 

しかし、ローカルの中に入り込むと、
クリスマスカラーの赤と緑は、
もはや中華の赤と孔雀の緑、
そこに「聖誕快楽」という漢字が仰々しく詰め込まれ、
クリスマスのデコレーションとなっている。

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初めて見たときは、
中華系の休日でも近いのかと思った次第である。

 

部屋で過ごしていても、どこからともなく
クリスマスソングを大合唱する人々の
雄叫び歌声が聞こえてくる始末…。


ワタクシのサイレントナイトはいずこ…
ホーリーナイトって言うよりholy sh**

 

 



結局、何度かクリスマスを迎え
マカオへ逃亡する事が一番だと感じたワタクシ。

 

マカオは香港より狭いが、人口密度は香港より低い。
また、西洋系のレストランへ行くと、
ウェイターに中華系は少なく、
フィリピン系やインドネシア系など、
皆フレンドリーで優しくオモテナシの気持ちがある。

 

テーブルの間隔も許せるものが多く、
値段は香港と同じくらいかと思われるが、
クオリティーがどうにも高い。
が、もし、行く際には、
帰りのチケットの購入を
前以てしておくことをお忘れなく。


そういう休日にマカオへ行き、
帰りのチケットを買わなかったら、
フェリー乗り場にて、大抵、
「本日のチケットは完売」
と言われるのである。

Stan byの列に並ぶように言われ、
夜8時から並び、
乗れたのは深夜2時である。

 

その間、1人で並ぶワタクシは、
トイレへも行けず、軽食も取れず、
飲み物も無く…薄れ行く意識の中で、
ターミナルに響き渡る
溢れかえった人たちの騒音…

…軽く拷問である。


画して、毎年サイレントナイトにあり着けない
ワタクシの香港生活…今年こそは…!!
と力む事ももはや無くなり、気楽にダラッと
過ごす所存である。。。

 

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