Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

香港の冬

12月も下旬に入り、いい加減に寒くなってきた香港。

 

寒いと言っても20℃以下、15℃前後、
日本で言うと秋と言う感じだろうか。 

冬服を着るチャンスが少ない香港人、
20℃を切ると、待っていたかのように
ダウンのジャケットだのコートだのマフラーだの身につける。

香港のファッショニスタ達は、
チョット汗ばんでいてもお構いなしに
コートを羽織り続けるのであるが…


…少しやりすぎである。

そんな人々を尻目に、観光で来た面持ちの白人達、
本国よりも暖かい香港で心と身体を開放し、
ボディーラインがキッチリ出るタイトめなキャミソールだの
チューブトップだのタンクトップだのと
ハーパン、ミニスカ、ホットパンツだのに
大きな身体をねじ込むのである。

…色々はみ出しすぎである。


香港に引っ越してきて最初の冬の頃は、
外を歩く分には、それほど着込まなくても、
秋服のような装いで足りるのではないかと
思っていたワタクシ。

 

 

…が、しかし…

 

 見落としているものがあった。

 

 

外はそれ程寒くないのだが、
オフィスや店など、
室内が極寒なのである。

 

 

なぜ、涼しいのにクーラーをつけっぱなしにするのか。

 

そんな質問を香港人にしたところ、皆、口をそろえ、
窓が開けられないから、エアコンをつけないと空気が汚れるから
と答えるのである。


クーラーを空気清浄機と間違えとる…。

  

そのため、外から着込んできたまま、
室内でもコートやジャンパーを羽織り、
マフラーを巻いたまま仕事をし続けるのである。

 

更に季節が進み、10℃を切る頃になると、
さすがに寒いので上着やヒートテックも着用するのであるが、
もうひとつ…初めての冬の頃、見落としていたものが…

 

 

…それは、、

 

 

湿気である。

 

 

冬でも湿気が高い香港。
加えて、部屋の中でクーラーをかけないと、
室内と外の温度差から湿気が大量発生し、
油断すると、衣類や革製品などがすぐにカビる

 

 

牛革のバッグを大事に保管していた同僚のY子、
しばらく振りにバッグを取り出してみると湿気にやられ、
象の皮膚のようになっていたのだとか。

 

 

一体どんな仕上がりだ…。

 

 

そういうワタクシも服や靴やバッグなど、
数点をカビでやられ、
速攻、除湿機を買いに走った口である。

 

特に春頃になると湿気が大量発生し、
湿度が100%越え何てことも日常茶飯事になるため、
その時期に海外旅行に行くなどのときには、
湿気とりのパックだの備長炭だの、
部屋中に仕掛けまくり外出するのである。

 

なので、ある種、クーラーをつけっぱなしにするのは
除湿につながるので正しいのかもしれない…が、、、

真冬にクーラーをかけるのは止めて頂きたい…。

 

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