Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

女子バレーボール ワールドグランプリ観戦

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先日…というかもはや先週、
紅磡でバレーボール女子のワールドグランプリが行われた。

 

その日のゲームは、日本VSロシア、中国VSセルビアが行われ、
同じジムに通う香港人の友人Kに誘われ、観戦に行ってきた次第である。

 

同日、朝から台風が来ており、かつワタクシ、若干二日酔い…
のため、いまいち行く気にならず断ろうと思っていたのであるが、
Kとジム以外で会い出歩くのは初めてかつ、ワタクシもプロのスポーツを
生で見るなどと言う経験は中々ないため、出歩いた次第である。

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会場に入ると、既に日本とロシアが試合を開始していた。

 

 

…が、

 

 

どういうことだろうか。
会場に鳴り響くアナウンスを含め、
会場中が日本を応援しているのである。


アナウンスが「ニ~ッポン!!」と掛け声をかけ、
会場が「がばてぇ~!!(注:頑張って)」と叫ぶ、
サーブが決まれば大喜び、点数が入っても大喜び、
ロシアに点が入れば露骨にがっかり。。。


…その場にいる日本人としては凄くうれしかったのだけれども、、、


…若干ロシア人がかわいそうだなと思ってしまったワタクシ。。。


友人Kは「ね?見てごらん。香港人はこんなに日本が大好きなんだよ!」
と言ってくれるのは嬉しかったのであるが…。


例えば日本で、どこかの国VSどこかの国の試合をしていて
これだけ日本人が片方の国を応援することはあるだろうか…

 

などなど考えてみてしまった。


その後、中国とセルビア戦が始まると、
さっきの日本への応援を上回る大歓声が中国に寄せられた。

 

 

…香港人て、、、中国人嫌いって言ってなかっただろうか…


これも香港の七不思議。
大陸は大嫌いだけど、国際戦では中国を全面応援。


応援をするのは構わないのであるが、
ワタクシにはいくつか受け入れられない応援が…


1、相手国が点数とると、わざわざ英語で
Fxxk you, go home b**ches !!!」と叫びだす人達


2、相手国のサーブが失敗すると、
凄まじい大喜び

⇒自分の応援している国に点数が入るのはいいことだけど、
相手のミスを大喜びするのはものすごく品がないと思う。

 

3、ハリセンでワタクシの座席を思いっきりひっぱたく後ろのおばさん
⇒応援は構わないが、人の席たたくな。


これらのことだけはどうにも受け入れられず
思いっきり興醒めしてしまった次第である。


なんにしても相当練習して、頑張って
ここまで勝ち上がってきて来た人たちである。

ワタクシはその時点で敬意を表したいし、
いい試合をしてほしいと思うし、
相手国が勝てばそれを讃えたいと思う。


…だからして、決して相手国の悪口を言う気はないし、
相手国のミスを笑ったり喜んだりする気もないし、
見ているほかの観客を邪魔するような行為は…



…断じて受け入れられず…。


とりあえずは、プロ同士の真剣な戦い。
そこで繰り広げられる緊張感たっぷりの
闘志のぶつかり合いは本当に素晴らしいものだなと
感激したのであった…。

 

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ATMで置き引き

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その日は朝から浮かれていた。
いや、浮かれているだけではなかった。

保険の支払やら、パーソナルトレーナーの支払やら、
税金やら…さまざまな支払いの重なった今回、
どうやりくりをしたものかと頭を抱え、カナリ予算がカツカツになり、
イライラしていた矢先、パートナーが

 

「旅行に行こう」


などと呑気なことを言いだし、
しかし、仕事のスケジュール的に今いかないと、
パートナーはしばらくいけなくなるため、
仕方ない…と予算組。

そんな本日は給料日。
そして、今日は旅行へ出発をする日だったので、

「全て支払いをして…あっちからお金を移して、ああしてこうして…」

などなど、色々なところに気を張り巡らせている傍ら、
旅行の大荷物を持ってATMへ向かったワタクシ。


まずは、支払A分を引き出し、混ざらない様にして支払Bを引き出し…
旅行予算を引き出し…混ざらないように気を遣い…などなどし、
今度は振込用の機械へ向かったワタクシ。

…っていうか、今時ネットバンキングから手配をしないアナログなワタクシ…。
やり方をミスり、セキュリティーディバイスが休止状態になっているため
仕方ないのである。

とにかく支払いを済ませたい。

その一心で、大きな荷物を運び、
振込用の機械へ(っていうか、振込も同じ機械でできろ…汗。)


そして、支払いを終え一安心したワタクシ。
さてと、出社しようと離れた5分後…


…旅行予算を手に持っていなかったことに気付く。


慌てて、ATMに戻ってみるが、
そこにお金が残っているわけもなく…

慌ててパートナー(香港人)に報告。
すると、とりあえずは銀行に電話しろとのこと。


…こんなどうしようもないただのバカな過失を
報告して一体何になるというのだろうともったワタクシ。


とはいえ、何もしないわけにもいかず、電話をするのであった。


状況を位置から説明し、色々個人情報を確認され、
あっけなく

「わかりました、状況を確認し調査に入ります。その後判明したら、
あなたの口座にお金を戻しておきます」と。




…はい?!

 

 

 

置きっぱなにしたのは明らかにワタクシのミスで、
銀行には何の関係もないただの間抜けなワタクシのミス。
こんなこと報告するのすら恥ずかしいと思ったのであるが、

予期しなかった展開に若干呆然とするワタクシ。

 

 

 

 

実はワタクシ、日本で財布を盗まれたことがあり、
その際ATMからキャッシュカードを用いてお金を50万円ほど引き出されたことがあり、
銀行と警察に報告したことがあるのだが、銀行も警察も特に何もしてくれず、
備え付けられているカメラは一体何なのだろうと思った次第なのであるが…


香港人の友人に話しても「置いてある金を持ち去るのは犯罪だから!」と言い、
キット何とかしてくれると励ましてくれるのであるが…


…果たしでどうなることやら…。


とりあえずは旅行でのんびり、
事件のことはできるだけ忘れようと思う次第である。。。


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日本からの友達のアテンド②~旺角~

日本からの観光客にとって、
旺角は絵にかいたような香港のような街並みではないだろうかと思われる。

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住んでしまうとあんな混み合うところ、
絶対週末に何て行きたくないと思う性格なのであるが、
その日は平日で友人が来ていたこともあり、意を決して旺角へ飛び込んだのである。

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看板が出ている通りに若干胸を躍らせながら、
数枚写真を撮るが、基本的にスーッと通り抜ける友人…

 

 

…お、、、おかしい・・・

 

 

そう、ワタクシは既に香港仕様にカスタマイズされていたのである。

 

 

香港人とどこかへ出歩いたり、ましてや観光で海外なんかへ行こうものなら

 

 

「写真撮って」などと頼まれると

 

30枚くらい同じ場所で撮ることになり、
その場で即確認し、気に食わなかったりすると

 

「こういう構図で、この角度で・・・」

 

 

などなど指示をされたりする。

 

 

ところが、日本人の友人、
多くても2~3枚頼まれる程度で
終わってしまうのである。


…た、、、確かにこれが普通だよな…


などと思いつつ、女人街へ…

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友人はバッグが気に入った様子で、
眺めていると、早速電卓をたたきながら店員が寄ってくる

「オリジナルはこの価格だけど大負けしてこの値段!どう?」


と、友人が楽しそうに交渉をしているので、
ほったらかしていたのだが、、、

 

 ・・・内容を聞いたら・・・・

 

 どこからどう見てもパチモノのバッグ、
オリジナルの価格は、なんと強気の2万5千円。
それを2万2千円で売ってやるというのである。

 

 友人の了解も取らず、既にバッグを買い物袋に詰めようとする店員。

 

 

 

ちょ、ちょっとまって…

 

 

「いいけど、日本円で考えて、このバッグ、いくらだったら買う?」

 

 

と慌てて聞くと、ハタと冷静になった友人。


「2500円くらいかな…」


とションボリ言うのである。


そこで恥を忍び、2500円を香港ドルに直した金額を
電卓にたたき、表示すると、

 

無駄なオーバーリアクションで

 

「あいやーーーーーー!!!!!」と叫ぶ店員。

「じゃあ4500円でどうだ?」と続ける店員

 

 

…この時点で2万5千円が、なぜ5分の1になるんだっていう…。


そこで、「あぁ、やすくなったねぇ・・・」という友達を遮り

 

 

「だーめ!2500円で売るか、あきらめるかどっちか!」

とワタクシ。

 

そしたら、まだ「じゃあ4000円」と続けるので、

 

ワタクシ、会話を強制終了

 

 

「じゃーいらなーい、さよならー」

友人の手を引き退店していこうとすると

 

 

「わかったー!!」と2500円にした店員。

…10分の1である。



ワタクシ、この値引き交渉は大の苦手。
安くしろって大騒ぎするのが醜いと思うからである。
なので、自分では絶対に買いにはいかないが、
友人のために戦った次第である。

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皆様も、どうしてもここで買いたかったら、
日本円でいくらなら払ってもいいかなというのを
一つの目安にすることをお勧めする次第である・・・

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日本から来た友人のアテンド

日本から友人が遊びに来た。

 

香港に住んでいて日本から友達が遊びに来てくれるというのは
嬉しいものである。

と、同時に

 

やはり、なぜ自分が香港に魅かれたか、
ここでどんな生活をしているか、
しっかり見てもらって、
好きになってもらえたらいいな~…

…などと思いつつ、

 

一体何を物珍しく感じてもらえるのか、
何に喜んでもらえるのか若干悩みながら
すっさまじく綿密にプランを立てたワタクシ。

 

そして、いざ、集合となった日…

 

…その日は中国から習近平がやってくることになっており、
いたるところで交通規制が…

 

…その影響でワタクシも「入れるけど、どっからも出られないよ」
区域に軟禁され、身動きが取れないこと30分。


大幅に遅れ、香港でネット回線を有さない友人たちと連絡が取れず、
一体どうしようかと焦っていたのだが、、、

 

10分ほど遅れて待ち合わせ場所についたところ、、、

 

 …しっかり風景を楽しんでいた友人達。

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まずは、尖沙咀のStar Ferryで待ち合わせ。
まずは昼間の香港島の景色をササッと確認してもらい、

 

夕食には夜上海。
香港なのに上海料理なの?という突込みに
「上海ってどこにあるか知ってるの?」と聞くと、
答えられない友人を騙しつつ…


次に出向いたのは夜景がばっちり見えるAQUA。
若干テンションが上がりつつレーザー賞も堪能。
ウェイターさん達も外国人が多く、一気に異国情緒を満喫してもらい、、、

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フェリーでセントラルへ。
普段、フェリーなんて乗る機会、なかなかないため、
乗船だけでも随分喜んでいただけた次第である。

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セントラルへ着いたら、バスにてビクトリアピークへ。
霧も出ていないばっちりな天気で、
初香港の100万ドルの夜景を堪能。

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その後はセントラルへ戻り、ランカイフォンへ飲みに…

 

 

 

…そして、ぼんやり記憶をなくしつつ帰宅していくのであった…。

(初日終了)

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Fワードについての考察

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*Delay no moreが広東語のイケないスラングの音に似ており、香港人が見ると、チョット笑ってしまう言葉



ワタクシは全く疎いので日本のアイドルのことは
さっぱりわからないのだが、

 

某アイドルグループの総選挙で、
某アイドルが結婚宣言をしたら、
某アイドルグループの卒業生が、
Fワードの入った帽子で心境を示唆して

 

「Fワードは使っちゃいけない言葉」

 

とか


「下品すぎ。この言葉は控えるべき」

 

とか

 
やたらめったら、史上最悪の悪い言葉として取り扱ってる?
認識してる人たちが大勢いて、

かつ「そんな言葉を使うなんてありえない」

 

って書いてる人たちがいて…
ワタクシは非常に違和感を覚えている次第である。

 

第一に、その言葉がどういう威力を持つ言葉か、
そこまで理解してるひと、そんなに大勢いるのだろうか。

 

第二に、その言葉に対してアレルギー反応の様に
嫌悪感を表すわりに、それに匹敵するくらい酷いなんて
日本語でネット上にあふれかえっているんだけど、
それはスルーっすか?

 

っていう、。


そらね、日本語に該当する言葉がそれほどないだろうから、
直訳したら、下品で卑猥でしょうよ。

 

けど、その言葉が実際存在する文化圏にて、
その言葉が持つニュアンスというのは、
ネットで大騒ぎしている人達の意味合いとは異なると感じる。

 

 

 

 

「そんな言葉絶対言っちゃいけない言葉なんだから~!!」

みたいに言ってる人がいて、
うん、そうだね、親は子供にそうしつけるだろうね…
って思うけど、悪いが、実際その単語は聞かない日がないくらい
日常的に飛び交う言葉である。


…まぁ、それは広東語はそれくらい
下品な言葉がたくさんあるからでもあるだろうと思う。


なので、ものすごくカジュアルに、普通に、日常的に出てくる単語で、
ただの強調語としてすら用いられたりする…


現に、昔の上司はオーストラリア人だったが、
仕事中でも仲間内にはカジュアルに使ってましたね。
頻繁にではないけど、ウケを狙う程度に、和ませる程度にではあるが。

 

…とはいえ、公の場で、キチっとしなければいけない場で言い放つ人は、
ワタクシの周りにはまずいない。


(そんなワタクシも、例えば、アメリカでどうとか、
他の英語圏でどんなニュアンスで使っているのかは、定かではないのだが…)


そういう風に、実際、どんな場で、どんなニュアンスで使われている言葉か
知ったうえでFワードをディスるのであれば、別にかまわないのだが、
決めつけたかのように、決まりごとの様に、あるいは、ただ、
その元アイドルを批判したいがために
大騒ぎしてるだけの人が多い気がして、
非常に滑稽に思えた次第である。


…ちなみに、その方は芸能人なわけだし、
その人のキャラが元々そんなで、しかもSNSなり
その人のキャラを知ったうえで見ているファンなり
友達なりに向けたメッセージなら、
別にどーでもいいんじゃないかと思うワタクシは…

 

…もしかしたら、香港のスラングに
どっぷりつかりすぎているのかもしれない…
(香港の場合、Dから始まる言葉であるが)

…日本で日本語を話すときには、お上品にふるまわなくては…。汗。

 

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満島ひかり / ラビリンス ロケ地 

満島ひかりさんが、MONDO GROSSOに参加したラビリンスという曲の
ミュージックビデオの撮影が香港で行われ、日本好きの香港人の間では
チョットした話題になっている。(あるいはワタクシの周りだけ)

メロディーもキャッチーで浮遊感のある不思議な曲で、
自分達の地元が使われていることに好感を持ったのか
ワタクシのつながりのSNSでは連日ポストが上がっていた次第である。

 

日本のメディアでは「ワンカメラ、ワンカットで…」と報じられていたのだが、、、

 

…撮影場所は海を挟んで三か所…

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…とても5分で踊りながら移動できる距離ではない。

 



先日、友人と佐敦で食事をしており、
「そういえば、この辺、確かロケで使われてたかも…」
という話から見に行くことに…
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ものすごく狭くてゴミゴミしたところなのだが、
ミュージックビデオの世界ではもう少し広めに見える…
さすが、、、プロのワザ…ですな。

ちなみにここはミュージックビデオの中盤あたりのシーン。
佐敦の廟街/南京街


冒頭のシーンは香港好きには結構有名な鰂魚涌の益昌大廈
No.1028 King's Road Quarry Bay

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f:id:bloggenic:20170620111542j:plainPeter Stewart Photography

 
そして、最後のシーンは、深水埗の鴨寮街。

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ですな。


日本で住んでいて、香港に来たことない人にはどんな街に見えるのだろうか…香港。
もはやそんな新鮮味もなくなってしまったが、土地が狭いがゆえにロケをすると、
大体場所がわかり、たまに映像としてみると

「あーこの街に住んでいるんだなぁ~…」と思うのである。

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炭水化物セット

香港のローカルのレストランで
茶餐廳(チャーチャンテーン)と呼ばれるスタイルのレストランがある。

香港人にとっては育ちの味、故郷の味になるかと思われる、
ローカルな大衆食堂である。

 

売りは何と言っても

・速い
・多い
・安い

 

…ことと思われるのであるが、
昨今のインフレにより若干安くはなくなっている気がする茶餐廳。

 

茶餐廳には、セットメニューが存在するのだが、、
炭水化物まみれのセットがよく存在する。

 

 

 

例えばこちら…

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ステーキのセットであるが、
スパゲッティーが添えられているわきで
ちょこんとパンがついてくる…。

 

…なんだかなぁ…

 

と思っていたのだが、

 

「日本だってラーメンライスとか、
うどんにお稲荷さんとかあるじゃん!」

 

と突っ込まれたワタクシ…

 

そうか、、、じゃあ、このスパゲッティーとパンの
コンビネーションも、よもや焼きそばパンの様に…

 

 

…と、思ったら、、、

 

 

パンが…甘い…。

 

 

まだまだ、香港人の味覚には
ついていけないワタクシなのであった…。

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