Nの苦行・荒行 香港生活

30代の視線で香港での苦行荒行を綴って参ります。

日本からの友達のアテンド②~旺角~

日本からの観光客にとって、
旺角は絵にかいたような香港のような街並みではないだろうかと思われる。

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住んでしまうとあんな混み合うところ、
絶対週末に何て行きたくないと思う性格なのであるが、
その日は平日で友人が来ていたこともあり、意を決して旺角へ飛び込んだのである。

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看板が出ている通りに若干胸を躍らせながら、
数枚写真を撮るが、基本的にスーッと通り抜ける友人…

 

 

…お、、、おかしい・・・

 

 

そう、ワタクシは既に香港仕様にカスタマイズされていたのである。

 

 

香港人とどこかへ出歩いたり、ましてや観光で海外なんかへ行こうものなら

 

 

「写真撮って」などと頼まれると

 

30枚くらい同じ場所で撮ることになり、
その場で即確認し、気に食わなかったりすると

 

「こういう構図で、この角度で・・・」

 

 

などなど指示をされたりする。

 

 

ところが、日本人の友人、
多くても2~3枚頼まれる程度で
終わってしまうのである。


…た、、、確かにこれが普通だよな…


などと思いつつ、女人街へ…

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友人はバッグが気に入った様子で、
眺めていると、早速電卓をたたきながら店員が寄ってくる

「オリジナルはこの価格だけど大負けしてこの値段!どう?」


と、友人が楽しそうに交渉をしているので、
ほったらかしていたのだが、、、

 

 ・・・内容を聞いたら・・・・

 

 どこからどう見てもパチモノのバッグ、
オリジナルの価格は、なんと強気の2万5千円。
それを2万2千円で売ってやるというのである。

 

 友人の了解も取らず、既にバッグを買い物袋に詰めようとする店員。

 

 

 

ちょ、ちょっとまって…

 

 

「いいけど、日本円で考えて、このバッグ、いくらだったら買う?」

 

 

と慌てて聞くと、ハタと冷静になった友人。


「2500円くらいかな…」


とションボリ言うのである。


そこで恥を忍び、2500円を香港ドルに直した金額を
電卓にたたき、表示すると、

 

無駄なオーバーリアクションで

 

「あいやーーーーーー!!!!!」と叫ぶ店員。

「じゃあ4500円でどうだ?」と続ける店員

 

 

…この時点で2万5千円が、なぜ5分の1になるんだっていう…。


そこで、「あぁ、やすくなったねぇ・・・」という友達を遮り

 

 

「だーめ!2500円で売るか、あきらめるかどっちか!」

とワタクシ。

 

そしたら、まだ「じゃあ4000円」と続けるので、

 

ワタクシ、会話を強制終了

 

 

「じゃーいらなーい、さよならー」

友人の手を引き退店していこうとすると

 

 

「わかったー!!」と2500円にした店員。

…10分の1である。



ワタクシ、この値引き交渉は大の苦手。
安くしろって大騒ぎするのが醜いと思うからである。
なので、自分では絶対に買いにはいかないが、
友人のために戦った次第である。

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皆様も、どうしてもここで買いたかったら、
日本円でいくらなら払ってもいいかなというのを
一つの目安にすることをお勧めする次第である・・・

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日本から来た友人のアテンド

日本から友人が遊びに来た。

 

香港に住んでいて日本から友達が遊びに来てくれるというのは
嬉しいものである。

と、同時に

 

やはり、なぜ自分が香港に魅かれたか、
ここでどんな生活をしているか、
しっかり見てもらって、
好きになってもらえたらいいな~…

…などと思いつつ、

 

一体何を物珍しく感じてもらえるのか、
何に喜んでもらえるのか若干悩みながら
すっさまじく綿密にプランを立てたワタクシ。

 

そして、いざ、集合となった日…

 

…その日は中国から習近平がやってくることになっており、
いたるところで交通規制が…

 

…その影響でワタクシも「入れるけど、どっからも出られないよ」
区域に軟禁され、身動きが取れないこと30分。


大幅に遅れ、香港でネット回線を有さない友人たちと連絡が取れず、
一体どうしようかと焦っていたのだが、、、

 

10分ほど遅れて待ち合わせ場所についたところ、、、

 

 …しっかり風景を楽しんでいた友人達。

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まずは、尖沙咀のStar Ferryで待ち合わせ。
まずは昼間の香港島の景色をササッと確認してもらい、

 

夕食には夜上海。
香港なのに上海料理なの?という突込みに
「上海ってどこにあるか知ってるの?」と聞くと、
答えられない友人を騙しつつ…


次に出向いたのは夜景がばっちり見えるAQUA。
若干テンションが上がりつつレーザー賞も堪能。
ウェイターさん達も外国人が多く、一気に異国情緒を満喫してもらい、、、

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フェリーでセントラルへ。
普段、フェリーなんて乗る機会、なかなかないため、
乗船だけでも随分喜んでいただけた次第である。

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セントラルへ着いたら、バスにてビクトリアピークへ。
霧も出ていないばっちりな天気で、
初香港の100万ドルの夜景を堪能。

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その後はセントラルへ戻り、ランカイフォンへ飲みに…

 

 

 

…そして、ぼんやり記憶をなくしつつ帰宅していくのであった…。

(初日終了)

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Fワードについての考察

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*Delay no moreが広東語のイケないスラングの音に似ており、香港人が見ると、チョット笑ってしまう言葉



ワタクシは全く疎いので日本のアイドルのことは
さっぱりわからないのだが、

 

某アイドルグループの総選挙で、
某アイドルが結婚宣言をしたら、
某アイドルグループの卒業生が、
Fワードの入った帽子で心境を示唆して

 

「Fワードは使っちゃいけない言葉」

 

とか


「下品すぎ。この言葉は控えるべき」

 

とか

 
やたらめったら、史上最悪の悪い言葉として取り扱ってる?
認識してる人たちが大勢いて、

かつ「そんな言葉を使うなんてありえない」

 

って書いてる人たちがいて…
ワタクシは非常に違和感を覚えている次第である。

 

第一に、その言葉がどういう威力を持つ言葉か、
そこまで理解してるひと、そんなに大勢いるのだろうか。

 

第二に、その言葉に対してアレルギー反応の様に
嫌悪感を表すわりに、それに匹敵するくらい酷いなんて
日本語でネット上にあふれかえっているんだけど、
それはスルーっすか?

 

っていう、。


そらね、日本語に該当する言葉がそれほどないだろうから、
直訳したら、下品で卑猥でしょうよ。

 

けど、その言葉が実際存在する文化圏にて、
その言葉が持つニュアンスというのは、
ネットで大騒ぎしている人達の意味合いとは異なると感じる。

 

 

 

 

「そんな言葉絶対言っちゃいけない言葉なんだから~!!」

みたいに言ってる人がいて、
うん、そうだね、親は子供にそうしつけるだろうね…
って思うけど、悪いが、実際その単語は聞かない日がないくらい
日常的に飛び交う言葉である。


…まぁ、それは広東語はそれくらい
下品な言葉がたくさんあるからでもあるだろうと思う。


なので、ものすごくカジュアルに、普通に、日常的に出てくる単語で、
ただの強調語としてすら用いられたりする…


現に、昔の上司はオーストラリア人だったが、
仕事中でも仲間内にはカジュアルに使ってましたね。
頻繁にではないけど、ウケを狙う程度に、和ませる程度にではあるが。

 

…とはいえ、公の場で、キチっとしなければいけない場で言い放つ人は、
ワタクシの周りにはまずいない。


(そんなワタクシも、例えば、アメリカでどうとか、
他の英語圏でどんなニュアンスで使っているのかは、定かではないのだが…)


そういう風に、実際、どんな場で、どんなニュアンスで使われている言葉か
知ったうえでFワードをディスるのであれば、別にかまわないのだが、
決めつけたかのように、決まりごとの様に、あるいは、ただ、
その元アイドルを批判したいがために
大騒ぎしてるだけの人が多い気がして、
非常に滑稽に思えた次第である。


…ちなみに、その方は芸能人なわけだし、
その人のキャラが元々そんなで、しかもSNSなり
その人のキャラを知ったうえで見ているファンなり
友達なりに向けたメッセージなら、
別にどーでもいいんじゃないかと思うワタクシは…

 

…もしかしたら、香港のスラングに
どっぷりつかりすぎているのかもしれない…
(香港の場合、Dから始まる言葉であるが)

…日本で日本語を話すときには、お上品にふるまわなくては…。汗。

 

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満島ひかり / ラビリンス ロケ地 

満島ひかりさんが、MONDO GROSSOに参加したラビリンスという曲の
ミュージックビデオの撮影が香港で行われ、日本好きの香港人の間では
チョットした話題になっている。(あるいはワタクシの周りだけ)

メロディーもキャッチーで浮遊感のある不思議な曲で、
自分達の地元が使われていることに好感を持ったのか
ワタクシのつながりのSNSでは連日ポストが上がっていた次第である。

 

日本のメディアでは「ワンカメラ、ワンカットで…」と報じられていたのだが、、、

 

…撮影場所は海を挟んで三か所…

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…とても5分で踊りながら移動できる距離ではない。

 



先日、友人と佐敦で食事をしており、
「そういえば、この辺、確かロケで使われてたかも…」
という話から見に行くことに…
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ものすごく狭くてゴミゴミしたところなのだが、
ミュージックビデオの世界ではもう少し広めに見える…
さすが、、、プロのワザ…ですな。

ちなみにここはミュージックビデオの中盤あたりのシーン。
佐敦の廟街/南京街


冒頭のシーンは香港好きには結構有名な鰂魚涌の益昌大廈
No.1028 King's Road Quarry Bay

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f:id:bloggenic:20170620111542j:plainPeter Stewart Photography

 
そして、最後のシーンは、深水埗の鴨寮街。

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ですな。


日本で住んでいて、香港に来たことない人にはどんな街に見えるのだろうか…香港。
もはやそんな新鮮味もなくなってしまったが、土地が狭いがゆえにロケをすると、
大体場所がわかり、たまに映像としてみると

「あーこの街に住んでいるんだなぁ~…」と思うのである。

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炭水化物セット

香港のローカルのレストランで
茶餐廳(チャーチャンテーン)と呼ばれるスタイルのレストランがある。

香港人にとっては育ちの味、故郷の味になるかと思われる、
ローカルな大衆食堂である。

 

売りは何と言っても

・速い
・多い
・安い

 

…ことと思われるのであるが、
昨今のインフレにより若干安くはなくなっている気がする茶餐廳。

 

茶餐廳には、セットメニューが存在するのだが、、
炭水化物まみれのセットがよく存在する。

 

 

 

例えばこちら…

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ステーキのセットであるが、
スパゲッティーが添えられているわきで
ちょこんとパンがついてくる…。

 

…なんだかなぁ…

 

と思っていたのだが、

 

「日本だってラーメンライスとか、
うどんにお稲荷さんとかあるじゃん!」

 

と突っ込まれたワタクシ…

 

そうか、、、じゃあ、このスパゲッティーとパンの
コンビネーションも、よもや焼きそばパンの様に…

 

 

…と、思ったら、、、

 

 

パンが…甘い…。

 

 

まだまだ、香港人の味覚には
ついていけないワタクシなのであった…。

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日本人のマナー

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*注:こちらは香港のバスに乗る香港人



しばらくの間、日本へ遊びに行っていたワタクシ。

 

今回は、運が良かったのか悪かったのか…
日本で少しびっくりする人たちに多く遭遇した…
 


母がコーチを務めるテニス教室での出来事である。


高校時代、 とある地方のテニスの凄く強い高校に通い、
自称キャプテンをやっていたという女性…。
インターハイへは出場できず、、、
そして他の人は出場したらしいのだが…
その経験から「私は上手い」オーラを前面に出すのだという。

 

初級者から上級者まで色々そろうその教室で、
彼女は控えめに言っても中級なのだという。


が、

本人はバリバリ上級者のつもりらしく、
母が、指導をすると

 

 

「私、指導されるの嫌いなんで」

と拒否したとのこと。

 
まぁ、そこまでいうのであれば、
特にいう必要もなかろうと、
母は自由に練習させているのだという。

ある日、外部からテニス連盟の中で会長を務めるお偉いさんが、
ありがたいことにボランティアで教えに来てくれた際、
同じことを会長に言い放ったらしく、

思いっきり逆鱗にタッチ。

母がやばいと思い、事情を話し、
謝りに行くよう促すと、

…逆上したのだという、。

 

また、ある初心者は初心者歴30年。


いつまでたってもうまくならない
ベテランの初心者であるのだが、
試合を控えた上級者に母が個別で指導を始めると

 

「私も指導してください」と割って入ってきたのだという、。


この人たちは試合を控えているから、また今度…

と促すと

 

「じゃ、暇なんで帰ります」


と言い放ったのだという。


他の人たちは普通に練習をし、
空いた人は素振りをしたり、ボールを拾ったり、
プレーを見て勉強するのであるが、
その人は自分が実際に練習をする時間以外は、
「暇」なのである。

 

…どちらの生徒さんも…年の頃50歳以上である、。
もう少し分別があっても良いものである…。

 

 

日本から香港へ帰る帰りの飛行機。
ワタクシの列は運よく、ワタクシ一人だけで、
のんびりすることができたのであるが、
後ろの席には日本人の女性達。

 

はしゃぎ方からして、
「あぁ、旅行で香港に行くんだろうな」って思ったのだが、
夜中12時半ごろ出発の深夜便である。
寝る人も多く、消灯もされるのであるが…

 

 

…いつまで経ってもすっげー大声で騒いでる。

 

 

いつもは広東語だの中国語が聞こえてきて
「うるせーよ!」と思うのであるが、、、
彼女らはまぎれもなく日本人である。

 

また、前の席に人がいないからいいやと思ったのか…

 

 

…足が…生えてきた…

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性差別をする気はないが、この女性は…これでいいのだろうか…。


その後も騒ぎ続け、
正直…マナー悪すぎだろ…と、思ったのであるが、
日本語で騒ぐものだから、
とてもばつが悪かった次第である…。

 

一週間ほど日本でダラッとした後に戻ってきた香港は…
もはや海外の知らない土地ではなく、
どこか、ホッとしている自分がおり…
無意味に一方的に香港人のマナーの悪さを
批判してはいけないなぁ…と反省するのであった…。

 

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土屋アンナ「読んでもわからないから捨てちゃう」の考察

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土屋アンナさんが
「子供の学級だよりや郵便物を「読んでも分からない」と捨てる」
っていうのがニュースになっていたけれど、、、

 

…実はコレ、ワタクシとて、他人事ではない。

 

 
幸い香港は中国語表記だけじゃなく、
英語の書類も一緒に送ってくれる団体が多いのであるが、

まず、中国語だけの表記で何かお知らせがきたとき、
パートナーがいれば「重要か重要でないか」だけ見てもらうが、
一人では判断がつかず、しばらくほったらかす
⇒そのうち忘れるパターンが多い。

 

また、英語でお知らせを送って頂いたところで、
例えば金融系の書類やら、保険やら、、、
そっち系の書類となると恐らく日本語で書かれてても
あんまり読まないだろうなぁ~・・・という規約が
どっさり送られてきたりすると、最初の数行読んだ後…

 

 

…同じ行を2度読んでいたり、行を飛び越してたりする…。

 

 

さらに先日、スーパーで
「これ、、、読みにくいなぁ…知ってる単語あんま出てこない…」

 

 

と、躍起になって読んでた文章は、


どうやらインドネシア語だったり、フランス語だったり…

 

 

…んなことがしばらく続いてくると、
そのうち大きな問題が起こるのではないかと
冷や冷やしている次第である。

 

 

先日、納税の申告書を作成すべくeTaxに申込み、
オンライン上にツラツラ色々な税金関係の文章が
いっぱい出てきたのであるが…

 

…不意に高校時代の長文読解をしてたころの気持ちに陥る…。

 

 

…それならまだよい。答えがあるのだから…
ワタクシが取り組まなければならない書類の・・・
…答えは…


・・・ない。

 

 

とはいえ、これまで何度となくいろんな契約だの書類だの
取りかわし、生きてきたのであるが…

 

 

…よくもまぁ、こんな性格で生き延びたものだなぁ…と思う次第である。



ちなみに、他の国から来ている人で、
英語が苦手な人だって大勢いるだろうなぁ…
…と、思ったのであるが…

 

 

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…。

 

ワタクシの中ではあまりなじみのない
アジアの言語は色々対応があるのに、、、
日本語はこれらの言語よりメジャーではないのだろうか…。

 

 

 

…と、、、とにかく、


この街で生き延びていくのであれば、
チャント書類も面倒くさがらず、ちゃんと読まなければいけないなぁ…
と、思う次第である。


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